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38/39(合計:382件)
新田祐克
ともふみ
ネタバレ
最初は1巻と13巻だけのレビューのつもりだったのですが、同時収録されている前世編「冬の蝉」を語りたいがためにこの巻もチョイス。 とにかく、現世編が甘いだけに切ないの一言。 そして岩城さんと香藤の出演映画としても味わえるお得な番外編でもありす。 儚く散る花ほど美しいもの。激動の時代に飲み込まれた、二人の許されざる薄命の悲恋が、鮮やかに力強く描かれています。 維新に揺れる動乱時代が舞台にな…
萌萌萌。(MAX:萌萌萌:めちゃオススメ) キャラについては1巻レビューでしつこく書いたので、次はこのシリーズのストーリー上の魅力をしつこく書いていきます! やはり一番の見所は、攻め受けの枠だけにとらわれない岩城さんと香籐の関係性です。 恋人という域を超えた「人生を共にしていく伴侶」というスタンスなのです。 そう!夫婦なのです!(鼻息) 公私にわたって、互いに支え支えられの二人!!(…
ひちわゆか 新田祐克
abridange
カリスマであり続けねばならないが故の高見の孤独。縋りつくことすら許さない結城。 一見、終わってしまったかに見えたふたりの関係だが…。 1巻では捉えどころのなかった結城という男の、愛するがゆえの葛藤をラストのわずか 3ページで語ってみせるその手腕の冴えはお見事。 書き下ろしに綴られるふたりの出会い、短かった休暇でのひとコマ、そして“その後”。 余韻の残るエンディングに胸が熱くなる。 そう…
“契約”という名の下において躰を重ねる ―― その方が快楽に溺れるには都合がいい。 だが、そこに“愛情”を見つけてしまった時、恐怖にも似た揺らぎが生じる。 結城という男の、目的のためには手段を選ばない冷酷非情振りが描かれ、その真意を計り知れないところにやや物足りなさも感じるが、グイグイと読ませてくれる筆力は、さすがにひちわさん。 こういうビターなBLを読みたかったんだと再認識。 大幅な加筆…
榎田尤利 新田祐克
satoki
新破壊防止法。個人の思想までも制限する法律が成立して数年。 蔵持楓は次席検事の父を持つエリートだ。 思想部の宝石と呼ばれるほどの美貌と頭脳を持ち、順風満帆な人生を歩んでいるように見える彼には人に言えないものがたくさんあった。行動を制限する持病。父の手駒として男に抱かれていること。そして最近始まった謎の脅迫…… ただ一人頑なに耐えようとする楓の前に取り調べ対象として現れた大学教授、陣内。彼は楓…
乱菊
互いの気持ちも通じ合い、結局ふたりの連名で家まで建てちゃった第3巻。 世間でもその関係はおおっぴらに認められ、順風満帆かと思いきや、母親が亡くなったことをきっかけに、家族関係の亀裂が次第にあらわになってゆく岩城家。 地元でも名家らしく、こんなお堅い家柄の息子がAV男優なんてやっていたら、そりゃあ絶縁もされるだろうよと思ったが、本当は長男と岩城との意地の張り合いが疎遠の原因だった。 そこへ自分…
むつこ
一巻を読んだあと、「このラスト最高。続編ないほうがむしろいいんじゃないかなァ」と思ったんですが、二巻を読んで考えが変わりました。 こういうのは珍しいです。話が薄くなってしまった続編でガックリさせられることって多くないですか?私はよくあるもんで。 前作でトップアーティストに登りつめた高見と、その所属会社社長の結城。ふたりは契約による主従関係です。エロエロSMシーンが満載でした。 二巻ではアルコール依…
長谷川忍 新田祐克
M
美貌のソムリエ・薫は、フランスで行方不明になってしまった同僚の天才シェフ・静香の足取りを追って、フランスを旅していた。そんな時、同じく行方不明の兄を探している潔い美しさを持った年下の学生で静香の弟・和音と出会う。 男同士でありながら、二人は恋に落ち、求め合うままに和音は薫を抱く。しかし、翌朝、和音が目覚めると、薫は何の痕跡も残さずに消えていた。 実は薫は、両親を亡くした後、兄妹ともど…
ゾクッとするような終わり方でした。 真相が分かるのは二巻なんだろうけど、ここで終わってもいいかもと思えるような、余韻のある、背筋がヒヤリとなる一巻の結末でした。 主人公はトップスターの高見。 高見は所属会社社長の結城と過去のある因縁により、カラダの関係ありで契約している。 セックスはSMです。エロくて萌えました。 ただ、尿道に百合の花を刺しこんだシーンだけは思わず笑ってしまった、ごめんなさいw 結…
内容が内容だとは言え、映画のオーディションで男同士の本番を要求されるなんて、これは面白い設定だなあと思った。 そしてそこからふたりの全てが始まる。 本当はもっと前から始まっていたんだけど、まあ今はそれは横に置いといて。 先に惚れたのは香藤の方。 でも溺れたのは岩城が先かもしれない。 当初はただ気が強く荒っぽいだけかと思ってた岩城だが、それは自分にも他人にも厳しい、彼のクソ真面目な性格の一…