上田規代さんのレビュー一覧

泣き虫なサディスティック コミック

上田規代 

大切なのは愛

「いじわるなハニートラップ」のスピンオフと、「運命の人」という中編の2作品です。
どちらもとてもキレイにまとまっていて、読み応えのある作品でした。

「泣き虫なサディスティック」
上司の美人弁護士・花村先生を崇拝し、いつしか恋愛感情を持ってしまった真面目な弁護士・大久保くん。独立する花村先生を追いかけ熱烈にアプローチするも、「僕、ドMなんだ」と宣言されてー・・・。

個人的には「いじわ…

5

王子様の受難 コミック

上田規代 

猪突猛進王子 in 田舎

続編ですが、冒頭で将太がお伽話風にあらすじを説明してくれているので、この本だけでも楽しめます。

将太の相変わらず空気が読めないっぷりが初めから炸裂してます。
1話目は前作のあらすじ紹介と、2人のキャラ紹介といったところ。
本筋は2話目からになります。

夏休みは実家の農業を手伝うからずっと帰省、と事もなげに言う将太にやきもきする絢人王子。
思い立って突撃をかます行動力はさすが絢人で…

2

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番外編ショート16作品

ショートなんですが、後日談ということで甘い話ばかりでした。

尾上セイラ「ジンの鍵と三つの願い」 (「千の夜とジンの鍵」より)
「三つの願い事」を考える仁の話。そして、ただ一つの願い事を叶えるユクセルの話。

さとむら緑「恋のない国」(「魔法のない国の王子」より)
イリアがヨアヒムに心を許していく様と、静とヨアヒムの山桃かけヨーグルトの話。

「vital signs」凪良ゆう(「…

0

恋に落ちる5秒前 コミック

上田規代 

なんていい子なんだろう…。

【恋におちる5秒前】
高校生同士の恋。
松嶋は家計を支えるべくバイトに明け暮れていて、そこにやってくる同級生、辻本に一年前から恋をしている。

松嶋がとてもいい子で六人兄弟の長男として弟妹達の面倒を見ているのですが、そこにつけ込んでいるとしか思えない母親の存在が残念で仕方ありません。
松嶋自身「母は恋多き女性」と述べているように過去3回結婚し(一人は死に別れ)計六人、子供を産んでいます。…

0

王子様の受難 コミック

上田規代 

苦学生×お坊ちゃん・続編

既刊『職員室の秘めごと』に収録されていた、ニューハーフバーのボーイをしている貧乏大学生×女装お坊ちゃんというカプの続編になります。
一冊まるまる同じカプの話です。前作のあらすじをキャラクターがうまく説明しているので、前作が未読でも問題なく読めると思います。

前作で攻めに片想いして、ニューハーフバーで働く攻めに近づくために女装してバーで働いていた受け。すでに結ばれている今回もその健気さは健在…

3

王子様の受難 コミック

上田規代 

続編

丸ごと一冊がひとつのストーリー。

「職員室の秘めごと」の後半に入っている
【モテ期の受難、初恋王子の苦難】の続編。

相変わらず受けの絢人くんはツンデレでかわいいです。
そして攻めの将太くんは、とにかく純粋。
色々と策を練って・・・と頑張る人々も好きですが
何のゆがんだところもない将太くんを見ていると
素直~~~~に楽しめます。

時々出てくる「変態ちっくなプレイ」も笑えて…

1

皇太子の結婚 小説

石原ひな子  上田規代 

厚みが足りない

BLにリアリティなんて求めませんが、現代モノである以上背景に多少なりとも説得力がほしいところです。少なくとも読み終わるまでは。
話の都合上だとか必要性だとか細かい設定の矛盾などを安易にルエノア王国に押し付けているがために、すごく王国の人たちが薄っぺらくてバカっぽい仕様になっております。
受けと攻めの2つの国を取り囲んでいる周りの国もそうです
まだファンタジーっぽくふわっとすれば可愛げがあるも…

1

つみびとの花 小説

佐田三季  上田規代 

暗いけど、じんわりあたたかい

基本的に自分は、一度読んだ小説は、気に入ったシーンのみを繰り返し読むことはあっても、最初から通しで読み直すことはしないのですが、この小説は最初から最後まで通して読むということを何度もしています。
内容もさることながら、何より文章が好きです。
ぱっとした派手さはないですし、全体通して仄暗い雰囲気が常に漂う話なのですが、じんわりと胸にくるものがあります。
前半は攻め視点、後半は受け視点、2編ある…

1

聖夜 コミック

上田規代 

ケーキと義兄弟と・・・

2カップルのお話が収録されています。
「聖夜」の方はケーキがつなぐお話です。受け様があまりにも美味しそうにケーキを食べるので、なんだか無性にケーキが食べたくなりました。
ほのぼのした優しく甘いお話でした。

コミックスの大部分を占めているのが、「ブラザーコンプレックス」です。カバー下にも描き下ろし漫画があります。
私としては、激しい萌えを感じたのはこの「ブラザーコンプレックス」でした。

2

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人の生活に慣れても

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特典小冊子で三作の番外編を収録しています。

『獣の理Ⅱ』番外編
グレンを訊ねて元部下がやってくるお話です。

聖明の恋人・グレンは
異世界からやってきた狼族の騎士です。

グレンは最初こそ
生活環境の違いに戸惑いますが
今ではすっかり慣れて外出も
一人でできるようになりました。

グレンの元部下で魔法使いである
リュドヴィ…

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