松田美優さんのレビュー一覧

赤い呪縛 小説

松田美優  奈良千春 

兄の執着と弟の依存

密かに弟を想い続けていた兄がある日爆発し、その波紋は恋人や家族にまで及んでゆく・・・

王道な展開なのに飽きさせずに読ませるのは、キャラクターの魅力でしょうか。
イマドキ男子高校生な弟・日向とガテン系の兄・龍昇が、めちゃくちゃ色っぽい!
奈良さんの絵と相まって、龍昇、雄のフェロモン垂れ流しすぎ・・・
喧嘩をすると容赦なく日向のこと殴ったりするのに、えっちの時は愛おしさを隠さないんですね。…

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赤い呪縛 小説

松田美優  奈良千春 

ちょっとイラつく近親もの

兄×弟ですが正確には次男×三男。
日向には2人の兄がいます。長男の龍慶(日向と10歳差)と次男の龍昇(日向と6歳差)。そして三男が日向。
3人とも母は一緒ですが、日向だけ父が違います。なので逞しく男らしい兄2人に比べ、色白で見たも華奢な日向。
父はいなく、長男の龍慶は社員寮に入っていてめったに家に帰ってこないので、家には日向と龍昇と母だけ。
そんなある日、日向は龍昇に「俺はもうお前を、弟と…

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夜空に煌めく星の下 小説

松田美優  奈良千春 

妙にリアルなセリフや行動にむしろ照れてしまいました(苦笑)

金子秋成(運送業 昔はかなり悪さをしていた)×雨宮智鶴(高校生 秋成の妹と付き合っている)

高校生の智鶴は悪ガキグループの一人でそこそこモテるタイプなのですが、男友達といる方が楽しいと彼女を持つ友人をバカにしていました。ところが後輩の金子沙綾が告白してきた際、友人のひやかしなどにも煽られ付き合う事になってしまいます。沙綾から家に誘われた智鶴は、そこで沙綾の兄・秋成とはち合わせしてしまうのです…

3

巧みな狙撃手 小説

松田美優  奈良千春 

短編集

松田先生ご自身のHP時代のものを加筆修正した短編集です。

ある物語の一部分を、先生が書きたい所(=Hシーン)だけ抜き取ったような内容で、オチが無いもの、恋の成就ほぼ不可能なカップルも出てくる為か評判が良くありませんが、私には大変満足出来る一冊でした。

オチが不明瞭、短編で物語を深く掘り下げておらず表面的な部分だけ描写したようなものが多いので、逆に私たち読者に今後の展開を勝手に解釈出来る自由を…

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