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2/7(合計:64件)
松田美優 奈良千春
しろたん9610
ネタバレ
理想的な兄✕弟。兄弟スキーは、必読の本と言っていいのではないかと思う。 兄は力で弟を我が物にして、さんざんいいように弄ぶ。その挙げ句、弟が本気になったら、つき合っていた彼女と同棲しようと家を出ていこうとする。まるで弟から逃げるかのように。 もう、本当にひどい兄貴。クズと言ってもいい。しょっちゅう殴るし。 日向もいい子とは言い難い。やんちゃだし、そのへんの女の子とやったりするし。 このお…
松田美優 実相寺紫子
fandesu
とりあえず現時点で読むことの出来る松田さん小説を読み尽くしました。 で、これが一番最後に読んだものなんですね。 「……困ったなぁ、最後がこれかよ」というのが正直な感想。 というのもこの作品、タイトル通り本当に『不道徳』なんですね。 母に疎まれ、家庭では『いないもの』として扱われているため、家庭以外でも自分から他者との関わりを拒絶し続けている美貌の高校生を、教科担任の悪い男が喰って(それ…
松田美優 あじみね朔生
「癒されたい、癒されたい」と念仏の様に唱えている毎日なのに、癒やしとは真逆の松田さん作品を読んでしまいました……ズーン……重い気持ちになりましたよ、毎度の如くなんですが。 でも、松田さんの書く世界に魅力を感じてしまうのです。 『暴力で無理矢理』って好きじゃないはずなのになぁ、どうしてなのか自分でもよく解りません。 松田さんの本の主人公は『一線を越えちゃう』ディーンエイジャーがよく出て…
私が松田美優さんの本を始めて読んだのは、松田さんが原作をした『かなしいどうぶつ』の連載終了後。 松田さんの作品って、原作も含めて全部で6冊だけなんですよね。 この作品も既に10年前のもの。なので、背中に風神雷神の彫り物を背負っている前科持ちの秋成も、慰謝料をふんだくるためガン付けられてわざと殴られるやんちゃな高校生の智鶴も、微妙に古い。 でもねぇ……何故か惹かれるんですよ、松田さんの小説に。…
pink
私が初めて読んだ兄弟もの 兄弟ものは執着感が半端ないので大好きです。人間関係や血縁関係などすべてのドロドロ要素がギュッと詰まっている感じがするんですよねぇ~逃げられない感じがしてドキドキしちゃいます。イラストも奈良さんの絵でとても素敵!兄の攻め様がどうして弟の受けにこれほど執着するのかがもっと深堀して描かれていたら神レベルですね。兄弟愛からいつ愛に変わったのかよく分からないし、弟も流された感があり…
電子書籍で読了。挿絵なし。 短編集です。収録されているのは8編。 甘くないです。全ての作品が痛くて苦い。 『痛い』作品は多々ありますが、どこかに恋の甘さが漂っているように感じるんですね。「堪え忍んだ後に幸せがやってくる」的な。 でも、そういうものは一切感じられない。『せつない』んじゃなくて『苦しい』んです。登場人物が誰一人幸せになると思えない。 やっていることはエロいんですが、エ…
さぼ
電子書籍版を購入。 挿し絵なし、あとがきなし。 短編集です。 一言で言えば、松田作品ダイジェスト。 短いながら、すべて、松田テイストが色濃く表現された8作品が収録されています。 次はどんな話だろう? どんな手で私たち読者を唸らせるのか? ワクワクします。 ページをめくる手が止まりません。 これが、短編集の醍醐味なのでしょう。 このワクワク感に「神」評価をつけました。 …
電子書籍版を購入。 挿し絵なし、あとがきなし。 あらすじの笹川の鬼畜っぷりに驚いて、思わず購入してしまいました。 BLにありがちな、鬼畜に見えるけど実は……なんて展開はありません。 救いようのない、天晴れな鬼畜。 正真正銘の鬼畜を求めている人には、自信をもってオススメします。 こんな人が教師なんて恐ろしい……そんな常識的な感覚は横に置いておいてください。 深く考えたらダメ。 …
さもさ
紙の本の挿絵が気になるなー……の、電子書籍。Kindleアンリミテッドはどうも気のせいか兄弟モノを読むことが多くて、食傷気味な中での異色作。萌というのは違う気がするので神。長兄に言いつける場面が好き。もはや告白。ああ、あっさり信じるんだ。末っ子の性格からして長兄にばらされるのは予測してただろうに普通に会わせちゃうし、殴られてる最中も薄ら笑ってる真ん中。それを他人事みたいにみてる末っ子。なんだこの横…
bonny
評価が分かれる作品みたいですね〜。面白いなぁ。わたしは好きでした。湖水きよ先生が松田先生による原作をコミカライズした作品が結構好きな感じだったので、コミックだと少々物足りなく感じられた部分が小説だったらどう描かれているんだろうと思い、先生の作品に興味を持ちました。残念ながらその作品自体は小説版の刊行はされていないようですけど…。 異父兄弟もので舞台はほぼ二人の自宅っていう…。ドラマだったら超…