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8/13(合計:129件)
松前侑里 小川安積
クレタコ
ネタバレ
帯『優しかった日々が、全部なくなるなんて信じない。』 記憶喪失モノなんですが、ここまで可愛い話になっているとは思いませんでした。 美潮〔受〕は同じ職場の貴俊〔攻〕と恋人同士で同居もしている仲。 しかしそんな折、貴俊が事故に会い美潮と出会い恋におちた部分の期間の記憶を綺麗さっぱり無くしてしまいます。 10歳も年下の恋人がいると聞かされても納得出来ない貴俊。 そんな事もあって、同居生活を…
松前侑里 高城たくみ
雀影
恋人が、偽装結婚して子育てするのを、15年以上見守りつつ関係を続けるお話。 揺るぎない愛過ぎて、むしろどん引き。 なんというか、いくら何でも、ファンタジーが過ぎる感じ? とりあえず、冒頭から、一人称のモノローグと地の文とが混ざって、どれが誰だかつまづいて、なんだか状況を把握できないまま、場面はいきなり15年後へ。 景人と、偽装結婚の相手・美帆、この二人の息子として育てられた潤、そし…
松前侑里 麻々原絵里依
帯『ふたりで探す、叶うはずのない恋の解決法。』 松前さんは文庫本が多いので手が出しやすく、レベルも比較的平均してるので自分内では安全パイな作家さんの一人。 学長の息子であり英語教師でもあり、将来的に跡継ぎな身でもあるので通称「若先生」と呼ばれている忍〔受〕 彼はゲイで妻子ある相手と付き合っていたんですが、それが父親にバレて、知らない内に突然、父親名義で借りて住んでいた住居から追い出さ…
松前侑里 木下けい子
松前さんらしくゆっくり静かに時間が流れて行く様な、そんな作品。 舞台は主に大学で、真樹〔受〕は川に落ちそうになった指輪を拾おうとしていた所を自殺しようとしてたと間違えられ、祐介〔攻〕と知り合います。 それ以前にもお互いに馴染みの定食屋の常連で名前だけは知っていた仲。 祐介は大学で演劇科講師を務めているんですが、真樹は己の父親が劇団主催者で家庭を顧みない男だったのに反感を抱いていて、そ…
M
BLには珍しく元々付き合ってる恋人同士の話。 少し世間離れしたところのある彫刻家の倉沢景人と役者の麻生直正は高校時代からの恋人同士。 美大在学中に、未婚のまま子供を産もうとしていた二人を巡り逢わせてくれた先輩・美帆を放っておけなかった景人は、美帆と契約結婚をすることを思いつく。 もちろん、直正は反対だったけれど、景人が言い出したら聞かないのを知っていたため、生まれてくる子供が事実…
咲夜
松前先生の作品は今作で三冊目なのですが…今回は本当に軽く、予想外でした。 少しネタバレ…? いきなり記憶喪失(攻め)になるのですが、普通は何らかの拍子に記憶って戻るじゃないですか。最後まで戻らないんですよ。 お約束通り、受けのことだけさっぱりと抜けて居るんですけど。もう可哀想すぎて…。これから同棲!って時に…。 最終的には二人は恋人同士になるんですけど…。 やっぱり記憶を失くした後と…
松前侑里 山田睦月
金魚
皆人は結構ポジティブなキャラクターだと思う,必ずしも話せばわかるというわけじゃないからね。 他人同士が分かり合うのは至難の業で,その殆どが分かり合えたと思い込んでいるだけなのではないだろうか。 とはいえ最後にはお互いの誤解やわだかまりも解けたのだからそれが無力では無いのはなんとなくわかる。 皆人は子供の頃の経験から好きな仕事に就くのを諦めているので,実力も条件も揃っているのに何もしない善貴を…
松前侑里 宝井理人
dolceluna
確かにエッチシーンとかテンポが速いストーリを求めている方には物足りない作品かもしれません。ですが私は代えってこのおっとりとしたペースがすっごく作品(ストーリ?)の雰囲気にあっていると思えました。 カップルの二人はなんとなく自然に好きになっていく感じで、その光景を一緒に楽しめた感じがしてよかったな。ソフトで料理とかとても女の子っぽいものを取り入れてるのに、どっちのキャラも女々しく感じないのが新…
松前侑里 あとり硅子
むつこ
なんかもう色々と地雷でした。 主人公が他人の恋愛沙汰にガンガン首を突っ込んでお節介するのが地雷。 他人の恋愛沙汰や夫婦関係にここまで土足で踏み込んでいくのって、たとえ動機が「仲直りさせたい」という善意であっても、それが過去のトラウマのせいであったとしても、非常に不愉快です。 「うわ~、こういうお節介オバサンいるよな~。ウゼー!」って思ってしまいました。 もちろん介入もやり方次第で、上手いやり方な…
意表をつかれたお話で、面白かったです。 主役カップルは約15年付き合ってるけど、片方は偽装結婚してます。 偽装結婚という言葉の響きから感じるあやしさは全然なくて、登場人物みんながそれをナチュラルに受け入れている(息子を除いては)。 こういう家族の形態もアリだなと思わされました。 息子にカミングアウトする時期を迎えて悩む大人たちが妙に可愛い。 「いい人だらけ」の小説って意外と難しいと思う。一歩間違う…