松前侑里さんのレビュー一覧

雨の結び目をほどいて 小説

松前侑里  あとり硅子 

優しい家族。

年の差&義兄弟ものですね。さらに、先生と生徒ものでもあります。

円(受)の母が再婚してできた新しい家族は、周(攻)をはじめ、円以外全員が大阪人なので大阪弁です。
私は、関西弁のキャラクターの出る作品ってあんまり好きじゃないんですが(関西人だから変にリアルを感じてしまうからかも)、これはよかったです。でもやっぱり関西弁は痒かった。

他の人はどうだか知りませんが、私はフィクションはフィク…

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月とハニーベア 小説

松前侑里  二宮悦巳 

このシリーズは・・・

『空にはちみつムーン』の続編というか、同じ劇団を舞台にした別CPのストーリーです。前作よりはまだこちらの方がよかったですね。

ただ、やっぱり(設定上)劇団の仕事の話がかなり入るんですが、それが余計というかとにかくうるさいと感じてしまいました。そこがいいという人もいると思いますが、私はダメだったんです。結局この設定自体が合わなかったってことなんでしょうね。

キャラクターはですね、和月(受…

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空にはちみつムーン 小説

松前侑里  二宮悦巳 

なんでこういう・・・

この設定自体は『ありえない』とは思わないけど、私の好みとは言えないです。あ、『便利屋のような劇団』がどうこうというよりも、特に環(受)との関わりですね。エピソードの一つ一つが、いちいち気分悪かったです。

冒頭、環がターゲットになるシーンから、相手方に乗り込んで騙されて(?)のあたりはなんとも不快でした。この作品のトーンに合ってなかったですね。ただただ卑怯で後味悪いとしか感じなかったです。あえ…

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もう一度ストロベリー 小説

松前侑里  小川安積 

うーん、可愛い。

記憶喪失ものです。まあ、『王道』設定の1つだと思いますが、目新しい点があるとすれば、最後まで記憶が戻らないままなんですよね

でも、『目新しいから(斬新だから?)』好きなんじゃないです。それはあまり関係ないですね。

私にとっては、『記憶喪失もの』と同時に『年の差もの』なんですよ。正直、記憶をなくしてすぐの貴俊(攻)は、好きなタイプとは言えなかったです。まあ直後は、その状態の貴俊にとっては…

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ピュア1/2 小説

松前侑里  あとり硅子 

ピュア・・・?

唯(受)のキャラクターをどうとらえるかによって、ガラッと評価が変わる作品だと思います。『ワガママ』『幼稚』としか思えなかったらダメなんでしょうね。私は好きなんですが。

私の大好きな『年の差もの』の楽しみがいっぱいでよかったです。喬(攻)が大学生なのに、すごく大人びてたから、実年齢よりも年の差を感じたんですね。

ストーリーは、実際にはちっとも『ピュア』じゃないんですよ。唯は従兄の喬が好き…

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月が空のどこにいても 小説

松前侑里  碧也ぴんく 

少年の成長

とても好きな作品です。

葵(受)は、確かにちょっと幼い部分はありますが、年齢からして当然だと思うから気になりませんでした。これで悟りきった可愛くない子だったら、年の差の楽しみがないですし。それに、葵がストーリーを追うごとに見違えるほどに成長して行く様子が、本当にうまく表現されてましたから。

それより私は、貴之(攻)の、キャラクターはまあいいんですが、葵に対する姿勢(というより、『婚約者…

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ラブバードを探して 小説

松前侑里  亀井高秀 

フ、フクザツ・・・

これってなんていうんだろう・・・三角・・・いや四角関係?正直ちょっと膠着状態を引っ張りすぎで疲れちゃいました。

俊也(攻)と夕貴(受)。知り合ったのは、俊也が夕貴の高校に教育実習に訪れたときです。教師×生徒かつ年の差ものかな。

夕貴はもともと俊也と付き合って同棲もしてたんですが、ちょっとした喧嘩がもとで別れてしまいます。その後、仲良くなった大学の同級生の智人(受)と隣同士に住むようにな…

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水色ステディ 小説

松前侑里  テクノサマタ 

なんとも言えない感じが・・・

三角関係ですね。私は、三角そのものはあまり好みじゃないんですが。

キャラクターはそれほど好きじゃないです。嫌いってほどでもないんだけど。でも作品としては結構好きなんですよ、なぜか。

皆実(受)がフラフラ揺れすぎだよな~というのがまず来ますね。成行(攻・その1?)はホントにわけわからんキャラクターですし。でも誠一(攻・その2?)とどっちが?と言われれば、私は(ちょっと悩んで)成行なんです…

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センチメンタルなビスケット 小説

松前侑里  RURU 

淡々と・・・

もし、希望(受)の相手が最初に登場した広之のままだったら、きっと私は耐えられなかったと思います。それだけは確かですね。『不思議』なキャラクター自体には拒否感ないんですが(松前さんの作品には、結構いるような・・・というか、あとがきで拝見する限り、松前さんもちょっと不思議入ってる?)、この広之の『不思議さ』は完全にダメでしたね。まさに宇宙人・別の星の住人だと思いました。登場人物の1人としてなら、スパイ…

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水色ステディ 小説

松前侑里  テクノサマタ 

あっちへふらふらこっちへふらふら

テクノサマタさんが好きなので、思わず表紙買いしてしまいました。
中盤までは結構おもしろく読めたのですが、受けのフラフラ具合が半端じゃなく
「こいつめんどくせえええ('A`)」となりつつも一応全部読みました。
しかしやっぱり釈然としないこのモヤモヤはどうしたもんか。
少女マンガでよくある「2人の男に言い寄られてフラフラする主人公」って感じでしょうか。
女々しくてめんどくさい主人公…

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