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松幸かほ 藤井咲耶
パーシモンの住民
ネタバレ
正直な感想としてそう思ってしまいました。もちろん、攻め様のカッコよさとかそういったものはこれでもかといった感じであるのでそこは評価するのですよ。問題は、どことなくなぜヴァルター(攻め様)から身を引こうとするのかということをめぐる政治的な問題(当時のドイツ刑法175条によって同性愛が処罰の対象になっていた)や同性愛をめぐる認識と妄想にしっかり付き合いきれていないのかなというところで薄いものを感じてし…
松幸かほ 佐々木久美子
雀影
会話のテンポとか、ノリがよく、ちょっとひねりも効いていて、読んでいて楽しかった。 まず、 主人公の瑞樹の性格が良い、そして、竜崎もイイ性格してる 瑞樹は、高校が一緒だった青山が、やくざになっても、普通に友達付き合い(っていうか、瑞樹が完全に青山を牛耳っちゃってる)ヤクザの事務所だろうが、臆せず平気で パンを届けにいったりする。 そこをたまたま、若頭・竜崎に見初められてしまう。 …
松幸かほ 高野優美
える5
古い因習が取り巻く離れ小島での話。 幼いころに生き神様と呼ばれる攻を籠絡している受(笑)が、過去のことを全く忘れて再び攻の前に現れる。攻のことはすっかり忘れているから、受にはなにもかもがわからないことだらけ。 しかも、島で受を見る人の目がなにかおかしい。 なんてところから始まる話は、まさに和物の花嫁もの。 過去のことを忘れているから、騙されるように花嫁の神事に巻き込まれるが、閉鎖的な空間で…
松幸かほ 榎本
あけみ
不破コンツェルンの御曹司として、躾は厳しく、でも家族に愛され優しく育てられた純粋培養の真史と、父親の借金による一家離散、自分だけの力で苦労を重ね生きてきた元ホストの直哉。 そんな育ちの対照的な二人が出会ったんですが、真史はともかくも、直哉は嫌っていたんですね、真史を、甘ったれのお坊っちゃまだと思いこんで。 それが罪悪感から真史に付き合ううち、どんどんと人となりに触れ、愛しさが募っていくんで…
松幸かほ 史堂櫂
愉しいアラブものだった。 最近になかったアラブの王道の展開がてんこ盛り(笑)だが、それに少しだけ変化がきいていてヨカッタ! 話は日本で汚職疑惑が持ち上がり自殺してしまった父親を持つ受視点で語られる。 政治家になる前に外資系につとめていた父親の関係で、少年時代フランスで暮らしていた受はそこの学校で攻と出会う。親友になり、攻がアラブの国に戻っても頻繁に遊びに行くほどの仲だったが、とあることで仲違…
松幸かほ 高階佑
高坂ミキ
アルルノベルズより、松幸かほさんの「華は洋館に囚われる」です。 絵師買いの一番の利点はやはり、普段読まない作家さんを開拓できることでしょうか。この本の作者様である松幸さんもまたそのひとりです。 大正時代、華族だとか成り上がり貴族だとか…好きですこういう設定。 受けの皐月の袴姿がまた良い!o(≧∀≦)o 攻めの小田切のへたれ具合ももうたまりません。莫迦で~こいつ(←失礼・・・)と…