松下キックさんのレビュー一覧

最初で最後のきみに コミック

松下キック 

つまんなかったです

なんかエキセントリックな雰囲気の作品でした。
この雰囲気が好きな人には面白いのかも。でも私はまったく面白くなかったです。謎の雰囲気についていけなかった。
書きたいことは何となく伝わってくるんですが、どうにもモニョる。
双子の近親相姦やら妻が妊娠中のセックス話を、禁忌感を出さず爽やか~に描かれてもなぁ…という感じ。その爽やかさに不快さが募りました。
双子は三十路らしいけど、こんな社会性なさそうな三十…

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夕闇、初恋、掌に青 コミック

松下キック 

独特で不思議な世界観。

 独特な世界観と人物設定ですよね。
 1冊を読んで思ったのは、彼らの気持ちやその後がどうなるのかは、読者に託す的な雰囲気。

  見 せ る と い う よ り 、 魅 せ る 。

 という印象。絵より、言葉の言い回しに心を打たれた。
 Hは結構あって、細かく描かれてはいると思うが、そんなにエロさは感じませんでした。
 
 表題作は暗い雰囲気だけど、健気に生きる二人がせつなかった…

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最初で最後のきみに コミック

松下キック 

カバーデザインが素敵

こう、
見てると、
私って
ホントに
背景いらない派だな。

人物はしゅっとした絵で、
画面の省略も効いてて、
フリーハンドでざっと書かれた背景も雰囲気が合っていて、
絵は結構好み。

しかし、如何せん、あの双子がどうにも受け付けない。
「お願いは聞いてやる」貫クンはかっこいいんだけどねぇ、、

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夕闇、初恋、掌に青 コミック

松下キック 

短編集

松下キックさん初読みです。
かわいらしい短編集でした('∀'*もゅ
表紙から女装っこもの?なんて思ってたんですがそうでもなかったw
□夕闇、初恋、掌に青
つれてこられたのは古い洋館
そこには自分と年恰好が同じくらいの少年がいて
そこにいる間、自分たちは人形として扱われる。
自分の意思をもたない人形
そのうちに、自分が人間であることを忘れてしまうのではないかという…

2

僕らの部屋から花咲く世界 コミック

松下キック 

恋未満の友情より特別な存在

この本の登場人物には、キスもなければエチもなく、色気のイの字も出てきません。
だけど、特別なんです。
自分にとっての特別な存在であり、相手にとっての特別な存在。
それは、一生彼等の間には、彼女とか女の子とか介在しないで、このままツルンでいってほしいと願いたいほどの、特別な何かが見えるからです。
また、それが胸をキュンと締め付けてやまないのですよね。
この彼等の恋未満の友情が、いつまでも続…

4

最初で最後のきみに コミック

松下キック 

三十路男の自立物語・・・かな?

前回の単行本が07年、これは08~09年の作品が収録されていますが、その絵の変化に注目してしまいました。
今回は短編集でなく表題『最初で最後のきみに』が割とがっつり4編に渡って続いているので、その世界観がわかりやすく、不思議ではあるんだけど、やっぱり好きな作家さんだな~って実感させてくれました。

貫が生まれる前、母親を助けた義理があると突然家に居候に来た三十路の椿という男が恋人の振りをして…

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ものがたりのこれから コミック

松下キック 

ほんわかとなにげない優しさ

この作家さんの描く空気感が好きです。
それに合わせるかのように、絵も白っぽくてふんわりと、でも決して甘いだけじゃない。
それなのに、何故だか温かくって、柔らかい。

どれもその中に激しい愛とか、難しいやりとりとか、が込められているわけでもないし、軽くトラウマのような部分を抱えている者もあるが、それでも悲壮感はなく、それは前向きに明るく相手によって包み込まれていく安心感がある。
表題は、も…

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夕闇、初恋、掌に青 コミック

松下キック 

切り取る

強いて言えばこの一冊の中で描かれているのは
衝動の言語化なのかも知れません。
受攻が一応割り振られているにしてもそれは多分
結果論でしかなく、欲を一瞬感じたと言う点で
きっと彼らは共犯者なのでしょう。
その共犯の責任をどう扱おうかと言う惑いが、
個々の作品の結末を導く鍵なのやも知れません。

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夕闇、初恋、掌に青 コミック

松下キック 

不思議な空間と空気感

松下キックさんの短編集は、ご自身の好きなドールだったり、サッカーだったりをモチーフにした作品がいくつか入っています。
余計な解説めいたモノローグや具体的な動きがなく、いきなり場面が転換したりして、空気を読んでください的な雰囲気系ストーリーで構成されているような気がします。

表題は、何の記憶もなくいきなり主人の元に”人形”として仕えることになった少年のお話。
人形といっても、本当に着せ替え…

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ものがたりのこれから コミック

松下キック 

余白たっぷり

絵にも、ストーリーにも、余白たっぷりの、
マンガだからこそ成立している作品。
嫌いじゃないです、
って言うか、
こういう、生気のない、乾いた感じのがりがりの外見が、結構萌なんですけど。

ストーリーは全部短編なので、あるような、ないような
受け攻めも、あるような、ないような、っていうか、
えっ、こっちが受けてるの?的な。

こういう、曖昧なストーリーも、結構萌だったりします。

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