松岡なつきさんのレビュー一覧

FLESH&BLOOD(9) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

スペイン宮廷編

ビセンテに拉致された海斗は、とうとうスペインに上陸。
手強そうなフェリペ二世。「朽ちた十字架」サンタ・クルズ侯爵。
女性的な美貌の神父ラウル。
スペインのアイドル・アロンソ・デ・レイバ。

スペイン側も個性的な人物が揃っていて、かなり魅力的に描かれています。
イングランドチームを応援している私も少し、
スペイン側に気持ちが揺れてしまって、困りました。

そして作者がラテンラヴァー…

1

FLESH&BLOOD(7) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

とうとう……

「プリマスに戻ったら、初めての一夜を共にする」
海斗がついに、ジェフリーの寝台へ!
7巻にして初めての一夜です。長かった、焦らされました…

遊び人のジェフリーが、よくここまで耐えました。
それだけ海斗に「本気」ということなんですね。
二人のあまあまな雰囲気は私ごときのレビューでは表現できません。
ぜひ読んでください(笑)

しかし海斗とジェフリーが幸せになると、
葛藤に苦しむ…

4

FLESH&BLOOD(8) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

スペイン編の開幕

とうとう海斗の拉致を成功させてしまったビセンテ。
やっと恋人として甘い雰囲気を楽しめるようになったのも束の間、
ジェフリーと海斗は離れ離れに!!

「時間がたっぷりとある」と思っていた二人の突然の別離。
7巻でのジェフリーと海斗が幸せすぎたので、この展開は辛すぎます。
人生はいつ何が起こるか判りません。一寸先は闇です。
一瞬一瞬を後悔がないよう、大切に生きていかなくてはいけないと感じ…

3

FLESH&BLOOD(6) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

やっぱり海はいい!

ロンドンの宮廷から、舞台は海へ。
貴族の陰謀策略も面白かったですが、やはり主役は海賊たち。
大海原が舞台となるとイキイキし、読んでいても気持ちがいいです。

フランス国王の使者・アルトヴィッチがお茶目で好きです。
甲板で変色したロープに「これでもか」と水をかけていた場面が、笑えてしまって。
緊迫した場面だったんですけど、何だか和みました~(笑)

そしてイングランドチームのトライアングルも、切なさ…

2

FLESH&BLOOD(5) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

海斗、牢獄へ

エリザベス女王の晩餐の席で、
マニング主教毒殺の嫌疑をかけられた海斗。
女王陛下のお気に入りから一気に牢獄送りです!!
この怒涛のような展開にハラハラ。
牢獄で行われた海斗への仕打ちは、痛くて辛くて(泣)
そして意外な裏切り者の存在が…

海斗の無実を証明するために奮闘するジェフリーとナイジェル。
ナイジェルは海斗がジェフリーを好きなことを知っています。
それでも海斗を愛すること…

2

FLESH&BLOOD(4) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

花のロンドン宮廷編

長い航海を終え、母港プリマスに着いたジェフリーと海斗達。
そんな彼らを待ち構えていたのは、間諜組織の元締めウォルシンガム長官。
女王陛下の召喚命令の元、海斗はジェフリーと一緒に王宮へ赴くことになりました。
策略と陰謀の渦巻くロンドン宮廷編の幕開けです。

華麗な貴族たちのスリリングな駆け引き。
海千山千の侮れないウォルシンガムに、海斗達がどう立ち向かっていくか。
そしてエリザベス女王…

1

FLESH&BLOOD(3) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

片思いのはじまり

カナリア諸島を航海中、敵国スペインの商船を拿捕したジェフリー達。
捕虜として『グローリア号』に連れて来られた敵船長と話す海斗は、
自分が学んできた歴史と現在の状況に、微妙な食い違いがあるのに気が付きます。

ドレイクの指揮下で無敵戦艦を撃退した船長達の中で、
ジェフリーの名前が歴史に残っていないのはなぜか?
少しずつ歴史が変わっていっているのか?
海斗と共に読者も先行きに不安な影を少…

3

赤と黒 小説

松岡なつき  佳嶋 

装いも新たに再登場

1996年・ワニブックスより発売された作品の新装版。
エロティック・ロマンスコレクション第3弾として、
2007年宙出版より発売されました。

掲載内容は96年版を修正・改稿のみで、
新たな書下ろしはありませんが。
96年版をお持ちの方は、新装版と読み比べてみて、
どのあたりが修正されているのか、チェックするのも楽しいと思います。

そして今回、初めて『赤と黒』を読まれる方は、

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赤と黒 小説

松岡なつき  名香智子 

カジノで燃えた恋

時代は20世紀初頭。
官費留学生の篠崎和樹が、とある小国の高級カジノで
若き大公・イリヤと出会うところがら、物語が始まります。

ルーレットで勝負し、負けた人間が勝者にものになり、身体を差し出す。
そこから始まる二人の恋………
ありがちというか、王道の設定ですね。

しかし綿密な時代考証に、登場人物達のエスプリの効いた会話。
松岡さんの豪奢な文章によって、作品中に退廃的でセレブな…

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センターコート(3) 小説

松岡なつき  須賀邦彦 

ついに完結です

智之に惹かれながらも、死んだ恋人を忘れられないブライアン。
自分の愛に応えられない彼を理解し、例え愛されなくても、
ブライアンを好きでいたいと願う智之。
二人とも不器用すぎて、切ないです。
そんな揺れ動く二人を、とある醜聞が襲います。

最終舞台はウィンブルドン。
恋する二人の葛藤とテニスに賭ける情熱。
臨場感あふれる試合シーンが怒涛のように絡み合い、
読者を一気に感動のラストへ…

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