松岡なつきさんのレビュー一覧

凍えたハート 小説

松岡なつき  森永あい 

衝撃の事実発覚!!

亀の歩みのごとく、のろのろですが。
達彦と薫の恋は進展して行く中、衝撃の事実が発覚。
薫が『不潔恐怖症』になった本当の原因が分かるのです。
その事実はなんと、二人の恋にも大きな亀裂を入れてしまいました。

薫との恋が終ってしまうと凹む達彦に、強烈な助っ人が登場。
策士・智が達彦に「恋のお百度参り計画」を授けます(笑)
薫とこれっきりになりたくないと、自分に出来ることは何でもやろうとす…

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星の森をくぐって 小説

松岡なつき  森永あい 

嫉妬と忍耐

前作で薫に恋心を打ち明けた達彦。
薫も達彦と同じ気持ちまではいかなくとも、
達彦に友情以上のものを感じはじめていました。

そんな二人の前に立ちはだかるのが、薫の「不潔恐怖症」。
好きな人には触れたい、キスをしたい達彦ですが。
相手が薫では、それは叶いません。

多少、イラつくこともあるけれど。
いつか薫が自分の手を唇を自然に受け止めてくれることを待ち、
彼の「不潔恐怖症」を根…

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ラクーンなぼく 小説

松岡なつき  森永あい 

不潔恐怖症

外国ものや派手なハリウッド的物語を得意とし、
ボーイズよりもメンズラブをこよなく愛する
松岡なつきさんの「ほのぼの学園もの」です。
当時この本を手に取った時は、
「どうしちゃったの?松岡さん?」と思いました(笑)

主人公は「不潔恐怖症」の高校生・薫。
彼は他人に触られると吐き気を催し(酷いときは気絶)、
他人が作ったものは口に出来ない(給食・外食も無理)という潔癖症。

そん…

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SWEET SAVAGE 小説

松岡なつき  奥貫亘 

うーん萌えない…

私、外国人カップルというものが、苦手なのかもしれないなーと思いました。
あと、翻訳調の気障なセリフの応酬にも馴染めず…。
たった一日や二日で、「永遠の恋を手に入れた」みたいな結論になっちゃうストーリー展開にも違和感がありました。

ポーカーランに魂をかけて挑む野性的な男ロジャー(攻め)と、失恋したてホヤホヤで永遠の恋がしたいと願ってる男トレイス(受け)の恋です。
出会ってその日にセックスして、激し…

1

声にならないカデンツァ 小説

松岡なつき  ビリー高橋 

ゴージャスなんですが…松岡なつきさんは私には合わないのかな…

まだ数冊しか読んでないので判断は保留中なんですが、松岡なつき作品は私には合わないかもしれないなァと思いながら読みました。次は有名な人気作品を読んでみようかな。
文章も上手だし、プロットはしっかりしてるし、いい作品だとは思うので、これは趣味の問題なのカシラ。

本作は、外国のセレブな社交界や音楽界を舞台にした、独特のムードのあるゴージャスな作品です。
でも、どうにも世界観に入り込めなかったです。
主…

1

甘い毒 小説

松岡なつき  円陣闇丸 

プラントハンター×調香師

強引な社長のせいで特殊な蘭の花をもとめてボルネオの奥地へと赴く事になってしまったクールビューティな天才調香師、神崎。
そんな彼のため案内人としてプラントハンターの一人の男が呼ばれた。
『蘭を抱く男』なんていうあだ名を持つ野性的な男、渡名嬉。
出逢ってすぐに口説いてくる渡名嬉に辟易しながらも、いつしかその強さに惹かれていく神崎だったが……

攻のプラントハンターっていう設定がおもしろかった…

0

旅行鞄をしまえる日 小説

松岡なつき  史堂櫂 

無人島サバイバル?

読むたびに南の島に行きたくなる本です。

上級客室乗務員と乗客として、豪華客船で出会った福地と敬太。
優秀でハンサムな福地を敬太は何故か初対面から気に入らず、
上客という立場を利用して、福地に我まま放題です。
しかしどんな無理難題でも、にこやかに対応する福地に、
敬太はますますイライラ。

そんな中、アクシデントで福地と敬太は無人島へ。
船のエンジントラブルから救命ボートに飛び乗…

3

FLESH&BLOOD(11) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

色々と辛い展開でした

「無機質な数字で認識されるだけだった人々は今や名を持ち、表情豊かな顔を持っている」
海斗はビセンテ達を知ることによって、スペイン側の苦難に思い至るようになります。
未来の歴史書で見た「スペイン人の死者約2万人」という数字の中に、
スペインで出会った人々が含まれている。
今までただの数字だったものが、ずっしりと海斗に重くのしかかって来るのです。

戦争には絶対的な正義と悪は存在しません。…

5

FLESH&BLOOD(12) (限定版) 小説

松岡なつき   

スペイン男の愛を見せていただきました

待ちに待った12巻。
今回からイラストレーターさんが代わりましたが。
新しい海斗達も作品の雰囲気にピッタリで、私は大満足でした。

ジェフリー達の海斗救出作戦に立ちはだかるビセンテ。
海斗は無事にスペインを脱出できるのか?!
緊迫感溢れる見せ場の連続で、読者は息つく暇もありません。

そして今回の白眉はビセンテでしょう!
彼の海斗への本気の恋心には、心を打たれました。
素晴らし…

8

流沙の記憶 小説

松岡なつき  波津彬子 

BL版「王家の紋章」

1960年。発掘作業に勤しむ考古学者・アレンがタイムスリップ。
彼が時空を越えて辿り着いたのは、紀元前のエジプト。
そこでファラオの弟・ネフェルと出会う。

アレンが考古学者という設定なので、
歴史に詳しく古代エジプト語にも精通しています。
タイムスリップ先でも会話等には苦労しません。
大航海時代マニアの少年という設定を活かした『FLESH&BLOOD』同様、
この辺りは上…

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