松岡なつきさんのレビュー一覧

FLESH&BLOOD(14) 小説

松岡なつき   

苦労人ジェフリー

前巻までで、カイトは肺病を病み、海の男たちは陸に上がり、この先どうなっていくのだろうと心配になっていましたが、そこはそれなりに展開してくれました。

栄養と安静を取るしか手立てのないカイトをどうにか救おうと、ジェフリーやリリーを始めとする周囲の人々はあれこれ努力するのですが、あの冷静なナイジェルが取り乱すわ、ウォルシンガムの追っ手はやって来るわで、おちおち寝ても居られないカイトなのです。

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FLESH&BLOOD(14) 小説

松岡なつき   

いろいろな愛のかたち

待ちに待った最新刊には、
いろいろな愛の形が詰まった一冊でした。

歪んだ関係のラウルとヤン。
個人的には今後が非常に気になる二人です。
しかし松岡さんの描く歪んだ鬼畜(ラウル)はパンパないと思いました。
これで不細工だったら読者から毛虫のように嫌われるはず(笑)
あの顔で腐った性根というのが、また魅力的なのですね。
私は非常に好みで萌えました。

病状が悪化して行く海斗を前に…

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FLESH&BLOOD(14) 小説

松岡なつき   

4回泣いた

この1冊で4回泣いてしまいました。
ナイジェルと海斗の会話で泣き、「自分は皆に支えられ、皆の愛で生かされているんだ」と感謝を噛みしめる海斗に泣き、ペンを走らせながら自分自身を見つめるジェフリーの心情に泣き、怒涛のラストでのジェフリーの行動に嗚咽…。
まさに急転直下、そして大きな折り返し地点の14巻でした。

執着しながらも、最後の最後では海斗を手離したビセンテの潔い愛。
僅かな可能性に望…

4

FLESH&BLOOD(14) 小説

松岡なつき   

ジェフリーーーーー!!!!!

うわぁぁぁぁーーーー!!(TДT)ジェフリーーーー!!こんな所で「続く」とか酷すぎる!!また1年近く待たなきゃいけないの!?ジェフリーーーー!!(;□;)!!無事でいてーーー!!

もうもうもう!!ビセンテ派だった私が今回の巻ですっかりジェフリーに心奪われてしまいましたよ!!なんて愛だよ!ナイジェルの愛し方もそうだけど、なんて深い愛なんだ!(´Д`)なのに…くそっ!ウォルシンガムの犬め!

3

FLESH&BLOOD(14) 小説

松岡なつき   

挿絵の最後の一枚の威力

作者の松岡さんもあとがきで触れてらっしゃいましたが
非常に心つかまれました。せ、せつない…!

CD→原作のほうがより一層楽しめると思っているのですが
いつ出るかわからないCDを待っていられず
結局原作は毎度発売日にゲットですよ。

そして読了した途端に
「つ、続きを…!続きを今すぐプリーズ!!」と…。
このシリーズはほんと毎回ひきが上手い。
ていうか、上手すぎて辛抱堪らんです…

4

FLESH&BLOOD(14) 小説

松岡なつき   

やっと!やっと・・・!

出てくれました、14巻!
発売延期も重なって焦れてじれまくっていた方も多いんじゃないでしょうか。
かく云う私もその一人です。

前巻までは、死に近づいている海斗が気丈にも踏ん張っているところが切なくて悲しくて、やり切れない想いで胸がいっぱいになりましたが、今回も今回で胸がいっぱいです!いっぱいすぎます!!


F&Bにはこれでもか!と潔い男がごろごろいるわけですが、この巻は『ジェフリ…

3

やさしく殺して 小説

松岡なつき  藤井咲耶 

外国の空気感

観光地でボートのクルーをして生計を立てているトレイスは行きずりばかりの関係に疲れ果てていた。
そんな彼が出逢ったのは青い瞳が印象的な色男ロジャー。
急速に彼にひかれていくトレイスだったが、ロジャーの正体はなんとギャンブル界のキング?!
もう流れ者には恋をしないそう誓ったばかりのトレイスだったが……?

松岡さん特有の外人らしい恥ずかしいセリフの応酬(注:褒め言葉)を堪能しました。
お話…

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FLESH&BLOOD(13) 小説

松岡なつき   

やっと読みました、CD注文しないと。

やっとジェフリーたちとイギリスへ帰ることになった海斗ですが、自分の病気を彼らに移すわけにいかないので、行動がぎこちなくなります。
この時代に結核に罹患したら、治る可能性のほうが低いことがわかっている海斗ですから、どれだけ不安なことでしょう。

伝染性の無い病気なら、仲間に甘えることも遠慮なくできただろうに、なまじどんな病気か知っているものだから、自分に我慢を強いなければならないのです。
自…

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天鵞絨(ビロード)の仮面 小説

松岡なつき  櫻井しゅしゅしゅ 

時代考証が素晴らしい!

愛の技を習得し、男を誘惑せよという任務を受けるアルノー。二人の男に愛されるアルノーが凛々しく勇敢で好きでした。

物語の舞台はフランス。ルイ13世の時代です。時代考証がしっかりと行われており、素晴らしい作品でした。

アルノーは枢機卿に弱みを握られており、銃士隊に間諜として所属しています。間諜ではありますが、アルノーの心は銃士隊にあり、仲間を裏切っているという罪悪感が彼を苦しめます。

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FLESH&BLOOD(13) 小説

松岡なつき   

そこで終わるかっ!!?

ついにジェフリー達に病気のことを知られてしまった海斗。
同じく未来からきた人間であるリリーに助けを求めるけれど、この時代の医学では海斗の病気、結核を治すことは難しい。
しかも時々夢でみる、親友の和哉はなんとか海斗の元に来ようと必死になっている。

ここからどうなるのか読めないわ、すごい所でよく終わるわ、このシリーズはほんと読者泣かせです。
早く続きを!!がんばって作者!!!
しかも後書…

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