松岡なつきさんのレビュー一覧

Noと言えなくて 小説

松岡なつき  果桃なばこ 

キュートな調教もの?

簡単に言えば、やり手の自動車ディーラー保科が、
自分の店にやってきた超好みのタイプ・緋呂人を
あの手、この手で攻略していくお話なのです。

そして作者曰く「キュートな調教もの」だそうです。
調教ものでキュートって?と思いましたが、確かにキュートでした。
攻の保科は強引ですが、無理強いはしない。
ちゃんと緋呂人をその気にさせるんですよね。

恋の最終決定権も緋呂人が持っており(本人…

1

FLESH&BLOOD(12) (限定版) 小説

松岡なつき   

心配なんです。早く13巻を!

海斗奪還作戦が動き出しました。

今回印象に残ったのは、まず、海斗の体は大丈夫なのか?という点。
体調不良と様々な不安を抱きながらも、気丈に振舞う海斗が痛々しくて仕方ありませんでした。
ジェフリーに会いたい気持ちと、ビセンテに後ろ髪を引かれる気持ち、そこへ様々な問題がさらに降りかかってきて、対策を考えないわけにもいかないし・・・
ジェフリーやナイジェルと合流できてもいまひとつ覇気がなく「…

5

アンダルスの獅子 小説

松岡なつき  亜樹良のりかず 

真面目なアラブもの

キリスト教とイスラム教の戦いを軸に、恋と陰謀が描かれる物語。
宗教関連の物語を読むたびに、
キリスト教は結構狭量だなぁと思ってしまいます。

傲慢な攻様が、鼻っ柱の強い美人受を力でねじ伏せる。
プライドをボロボロにされた受が、攻に完全に落ちるのか否か。
ストーリー展開はハーレクイン的な超王道だと思います。

そして舞台はジャンルとしても人気がある「アラブ」。
アラブものというと奇…

2

WILD WIND 小説

松岡なつき  雪舟薫 

葛藤系

ちょっと偏屈でお金持ちの叔父の発案で突然温泉開発にかかわることになる春央。
両親を早くに亡くした彼は人生の半分以上をアメリカですごした帰国子女。
地中深くに眠る水脈まで掘るため、彼はアメリカのプロ掘削チームに仕事を依頼します。
そしてやってくる男たちがまた魅力的なんだなー。
ふとした瞬間にみえる彼らの過去や背景や、リーダーへの尊敬にどきっとしてしまう。
人数多い割に捨てキャラがいないのは…

2

FLESH&BLOOD(12) (限定版) 小説

松岡なつき   

どうなるの!?

F&Bシリーズも12作目です。
決してBL色が強い作品ではありませんが、お話がよく作られているのでとても楽しめる作品だと思います。
海賊、タイムスリップなどお好きな方には良いのではないでしょうか?
ただ、12作も出ているので読み応えはあると思います。

舞台はイギリスからスペインへと移り、フランスのお話もちらほらと出てきたりしてドキドキさせてくれます。特にこの時代の船上での生活に…

3

FLESH&BLOOD(10) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

恐怖の異端審問

海斗を亡き者にしようと暗躍する輩たち。
絶体絶命の海斗をビセンテが全身全霊で守ることを誓います。
自分を拉致し、愛するジェフリーと引き離した憎い敵だと思っていたビセンテが、
忠節を誓う騎士の如く自分を支えてくれる姿に、海斗の心も揺らぎます。

すぐに人に頼る自分を「甘ちゃん」だと恥じる海斗ですが。
海斗は現代人としては、ごく普通ですよね。
彼が「甘い」と感じる部分は、読者である私にも…

3

FLESH&BLOOD(9) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

スペイン宮廷編

ビセンテに拉致された海斗は、とうとうスペインに上陸。
手強そうなフェリペ二世。「朽ちた十字架」サンタ・クルズ侯爵。
女性的な美貌の神父ラウル。
スペインのアイドル・アロンソ・デ・レイバ。

スペイン側も個性的な人物が揃っていて、かなり魅力的に描かれています。
イングランドチームを応援している私も少し、
スペイン側に気持ちが揺れてしまって、困りました。

そして作者がラテンラヴァー…

1

FLESH&BLOOD(7) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

とうとう……

「プリマスに戻ったら、初めての一夜を共にする」
海斗がついに、ジェフリーの寝台へ!
7巻にして初めての一夜です。長かった、焦らされました…

遊び人のジェフリーが、よくここまで耐えました。
それだけ海斗に「本気」ということなんですね。
二人のあまあまな雰囲気は私ごときのレビューでは表現できません。
ぜひ読んでください(笑)

しかし海斗とジェフリーが幸せになると、
葛藤に苦しむ…

4

FLESH&BLOOD(8) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

スペイン編の開幕

とうとう海斗の拉致を成功させてしまったビセンテ。
やっと恋人として甘い雰囲気を楽しめるようになったのも束の間、
ジェフリーと海斗は離れ離れに!!

「時間がたっぷりとある」と思っていた二人の突然の別離。
7巻でのジェフリーと海斗が幸せすぎたので、この展開は辛すぎます。
人生はいつ何が起こるか判りません。一寸先は闇です。
一瞬一瞬を後悔がないよう、大切に生きていかなくてはいけないと感じ…

3

FLESH&BLOOD(6) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

やっぱり海はいい!

ロンドンの宮廷から、舞台は海へ。
貴族の陰謀策略も面白かったですが、やはり主役は海賊たち。
大海原が舞台となるとイキイキし、読んでいても気持ちがいいです。

フランス国王の使者・アルトヴィッチがお茶目で好きです。
甲板で変色したロープに「これでもか」と水をかけていた場面が、笑えてしまって。
緊迫した場面だったんですけど、何だか和みました~(笑)

そしてイングランドチームのトライアングルも、切なさ…

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