松岡なつきさんのレビュー一覧

FLESH&BLOOD外伝 王と夜啼鳥 小説

松岡なつき   

好きになんかなりたくなかったのに…

 歴史小説を読んでいるときに誰もが感ずるだろうジレンマがあると思う。
 それは、どんなに前半楽しく読んでいても、最後、主人公たちがどうなるか歴史的事実を知っていると、後半に行くにしたがってどんどん読むのが辛くなるということだ…

 司馬遼太郎の有名な『竜馬が行く』『燃えよ剣』など、私は後半、何度挫折したかわからない。登場人物に感情移入すればするほどラストの展開に向き合うことがキツクなってしま…

7

Chara Collection EXTRA 2012 グッズ

手に入れてよかったです。

大きさもあり、厚さもありで読みやすく凄く満足です。
まだ、本編を読んでいないものが多々ございますので、読みたかったのもだけ3本。
これが読みたかったので応募しました!
まずは樋口美沙緒先生『狗神の花嫁』。
本編のあとの日常のひとこまを藤目線で書いたお話です。過保護になりすぎた狗神がつまらないことで比呂と喧嘩するのですが、犬も食わない夫婦喧嘩に付き合わされる藤です。相変わらず仲の良い2人が読…

5

FLESH&BLOOD外伝 王と夜啼鳥 小説

松岡なつき   

お値段がお高い…イラストがもっと欲しかった

もともと松岡なつき先生は長編でこそ力を発揮される方と思い、1冊完結にはさほど期待値は高くなかったこともあり(し、失礼かな?)、お話に文句はあんまりないです。
 海斗がフェリペ王に語り聞かせる、女官の失踪事件(ジェフュリー達が追うのですが)、えらいあっさり解決したなあ~とか、差別され舞踏を練習させてもらえないレオを海斗とアロンソが手助けして練習した結果、結局どうなったのかをできればスッキリさせてほ…

5

FLESH&BLOOD外伝 王と夜啼鳥 小説

松岡なつき   

じんわり涙が。

迷いましたが神で。内容はもちろんのこと、いつもながら文章と挿画の融合の素晴らしさにも深い敬意を表して。いつまでも見飽きない美しい表紙はそのまま拡大して飾っておきたいほどですが、本作の挿画もまた素晴らしいです。カラー口絵1枚(これはイングランド組3人。ただし海斗じゃなくキットで)、挿絵4枚(うち1枚は見開き。うち1枚はジェフリー&海斗)。フェリペ2世が、いかにもフェリペ2世です。そうそう、肖像画だと…

8

銀の眠り、金の目醒め 小説

松岡なつき  みずかねりょう 

MLです。

 ニューヨークに新しくオープンするフレンチレストランに破格の条件で引き抜かれた若きソムリエ・渡会玲一。
 彼は自分のソムリエという資格に圧倒的な自信を持っていた。
 そして、そんな彼をスカウトしたのは、レストラン界の「ミダス王」と呼ばれるラウール。
 ラウールは、仕事ぶり、人間性、すべてにおいて洗練された一流の男だった。
 優雅で官能的なラウールにいつしか惹かれていく玲一だったが、ある日事…

1

Chara collection EXTRA 2010 グッズ

2/14だけご紹介=DEADLOCK & 幸村殿

コミックから10編、小説から4編の番外編が納められている。
きっと、一つくらいはお好きな作品があるのでは?思うが、
私の好みで(笑)、2つご紹介…というより、それが目当てで入手しました。


★「Wonderful Camp!」~「DEADLOCK」by 英田サキ

ディック&ユウト、ロブ&ヨシュアの4人で週末に出かけたキャンプ地での話。
ロブはヨシュアとは喧嘩中、と言ってもヨシュ…

2

FLESH&BLOOD(19) 小説

松岡なつき   

最高の表紙

やっと、やっと、待ちに待った瞬間を迎えることができた本巻。
それまでの陰謀埋めく策略ターンのハラハラがふっとんでしまう位の感動です。
ジェフリーの言葉に涙が止まりません。
読み終えた後、表紙を見直して、号泣です。

本編的には、ジェフリー奪還に平行して、アルマダへの伏線やら準備やらが進められているといった感じです。
次巻で遂に20巻。まだまだ目が離せません。

3

WILD WIND 小説

松岡なつき  雪舟薫 

心情の描写が丁寧でした

せつない片思いのお話を読みたくて、ここで検索で見つけた作品です。
この作家さんは初めて読みました。

年の差、体格差、主人公が2人とも過去にあった不幸な出来事に少なからず影響を受けていること、他人との深い係わり合いを避ける傾向があること等、個人的には好きな要素が高かった作品です。
2人の視点から感情が描かれているのですが、描写がとても丁寧でした。
1冊の作品としては長い方だと思うのですが…

1

FLESH&BLOOD(13) 小説

松岡なつき   

悶々とします

ようやくジェフリー&ナイジェルのもとに戻れたのにも関わらず、病気を隠さなければならないカイトが不憫です。

ジェフリーに触れたいのに、病気をうつしてしまわないか不安で、触れる事が出来ない…あんなにも会いたいと願っていたジェフリーが近くにいるにも関わらず、距離をおかなければならない姿に胸が苦しくなります。

…しかも、ジェフリーにビセンテとの仲をちょぴり疑われてます!!…そんな暇があったらカ…

1

FLESH&BLOOD(12) (限定版) 小説

松岡なつき   

心が痛みます

ついにカイトがジェフリーとナイジェルのもとへ!!

カイトがビセンテにさらわれた時から今日(?)という日をどれだけ待っていたことか……!!

なのに、なのに……
あんなにも待っていたのにも関わらず、嬉しい反面、ビセンテを思って涙、涙、涙です。

カイトにビセンテが「ロックフォードのところへ行け」と言ったシーン…辛いです。カイトにはもちろんジェフリーと幸せになって欲しいです。でも、心の底からカイトを…

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