小路龍流さんのレビュー一覧

獣欲 ―花嫁は狼に奪われる― 小説

あさひ木葉  小路龍流 

マニアック要素が多い一冊

主人公が両性具有というお話ですので、大丈夫な方しか手に取られないと思うのですが、それに加えて3Pもの、モフモフ系、陵辱監禁とマニアックな要素が詰まっています。
モフモフといっても可愛い癒されるかんじでなく、だいぶリアルな獣でした。

人狼である主人公の和彦は、自分が両性具有であることを受け入れられず隠しているのですが、それが一族にバレてしまい、子供を産む道具として無理矢理監禁、陵辱されるとい…

2

恋のついでに御曹司 小説

名倉和希  小路龍流 

元気になれるハッピーラブコメです

甘くて幸せいっぱいな作風が大好きで、作家買いしてます。
今作も作者さんの持ち味が生きる、優しくて可愛いお話でした。

母親と二人で暮らしていた19才の受けが、大金持ちの父親に引き取られるというシンデレラストーリーなのですが、そこは名倉作品。
受けを邪魔者扱いする親戚だったり、意地悪な使用人なんかは出てきません。父親は受けを目に入れても痛くないほど溺愛しており、使用人は皆好意的。とにかく出て…

17

伯爵と囚われの華 小説

小中大豆  小路龍流 

切なさ最高潮

受けは攻めの養い子で、しかも攻めが想っていたのは受けの亡き父……というあらすじを読んで、倒錯的すぎて生理的な嫌悪感を感じるのではと心配しましたが、そんなことはありませんでした。
状況に翻弄されて、それでも健気にがんばる受けが可愛い。
その素直さと純粋さ、でも馬鹿ではないところがグッときました。

攻めも、色々と浮き名を流す人物ではあるのに、クズさを感じさせない。
攻めの数いる恋人の一人さ…

4

伯爵と囚われの華 小説

小中大豆  小路龍流 

銀髪ロング美形伯爵様×黒髪やんちゃ目美人侯爵様 歳の差20歳!

当作好きだわー。神でもいいかもと思いつつ出し惜しみ、萌2.
じわじわじわって後から嬉しさと切なさがこみあげてきますです。

国王がいて、歴然たる貴族階級がある設定。架空の国かな。移動が馬車 や
女子が大学教育を受けられるなんて話が出てくるんだけど 
18世紀ぐらいを想定すればよいのか?
貴族がサロンでお茶話で貿易の調整したりする世界での、貴族同士の
攻防戦も少々あります。

登場…

2

白夜月の褥 小説

ゆりの菜櫻  小路龍流 

色々てんこ盛りの小説

戦時中の日本に似た架空の国のお話です。 戦時中なのに人前プレーや3Pなどとんでも設定ですが、先が気になって一気読みをしてしまいました。攻めが二人いる様で、途中までどちらが本命なのかわからなくて、最後は鳴沢が可哀想でした。色々とんでも設定だけど、正宗と綾瀬がやっと気持ちが通じ合えた頃には、戦争で引き裂かれてしまうというせつない要素もあります。 二人の最後はちょっと曖昧だけど、絵葉書が届いた時点で生き…

10

秘蜜の褥 小説

あさひ木葉  小路龍流 

平安時代の3Pモノ

平安時代の話で3Pモノ。
なかなか珍しい設定ですが、中身はいつものあさひ木葉さん作品という感じです。

あらすじ:
主上(攻め1)の寵姫・美舟(受け)は、主上の命令で彼の異母弟・嵯峨野宮(攻め2)を誘惑。失脚させ出家に追い込む。
身をもって主上に仕える美舟だが、昔と変わらず自分を慕ってくる嵯峨野宮のことも無下にはできず…

物語冒頭、嵯峨野宮が初めて美舟と関係を持つシーンあり(主上も…

5

指先の記憶 小説

chi-co  小路龍流 

脇カップルな二人に★1つ

前作「指先の魔法」とは別レーベルから刊行された続編です。イラストも引き続き小路龍流さんで、幸せな作品だなぁと思ってほっこりしました。

前作で、ヤクザの海藤と相思相愛の恋人同士になった真琴。同棲生活も順調な二人が、海藤の叔父であり組織の大物である菱沼や、海藤の父親と交流する様子が書かれています。様々な登場人物がいて、色んなことがあるにはあるのですが、基本的には一事が万事、海藤(と真琴)に有利に…

0

指先の魔法 小説

chi-co  小路龍流 

「運命の出会い」以外の理由がほしかったような

切れ者のヤクザ×ピザ屋でバイトをしている大学生。接点のなさそうな二人がどうやって相思相愛の恋人になるんだろう?とワクワクしながら読み進めましたが、本当の本当に偶然「ピザの配達に行って出会ったから」以外の理由がない展開で、そこだけ最後までモヤモヤしました。

同居を始めて、やがて同棲になってラブラブな関係になった後の雰囲気はとっても良いのですが…うーん、その分、あんな出会いで恋に落ちるところが妙…

0

官能心中 小説

いとう由貴  小路龍流 

芸術への探求心って、そんな何してもOKな訳?

いとう先生の複数Pものは、自分的にあんまり萌えないってわかっててGET。
案の定、あんまり。
ただ片っぽの攻めさん(絵描きの方)が割合好みだったので萌。
(ちょっとシャイ、ちょっと寡黙めに感じた。善人ぽい)

攻めさん(金持ちの方)は正直、理解できず。
私は凡人なんで。。。彼は病んでる としか思えなかった。
こういう奴に巻き込まれた&逃げようとしなかった受けさんは
結局同類。

1

信じるままに愛したい 小説

清白ミユキ  小路龍流 

俺を好きになれよぉ〜(泣)!

大人の男が恋に溺れる様が読みたくて、お薦めいただいた作品です。リーマンのオフィスラブ。恋愛の部分と仕事の部分が平行して描かれて進んでいくのですが、読みやすくて面白かった。

同じ建設会社で部署が異なる菊池と成田は同期。入社式の段階で、非常に印象の悪い出会いを果たしてしまったのが運の尽き。猛烈に嫌っていた者同士が急接近するきっかけが、なんと、気にくわない相手を落とせるかどうかの「賭け」だった…?…

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