小林典雅さんのレビュー一覧

なぜあの方に恋したのかと聞かれたら… 小説

小林典雅  山本小鉄子 

敷居の低い西洋物

ネタバレなしで書きます。

小林典雅さん大好きです!
この作品は『美男の達人』のサブキャラである箭内と碧海の前世の話だとか。
このふたりは当時から気になる存在でしたので、すごーく楽しみにしていました。

受けのアルブレヒト(アル)は片田舎の領主の息子でキラキラした金髪の可愛らしい容姿でありながら、畑を耕し領民と気軽に話し、素朴で純粋な清童。
しかも15人目、末子の17歳。

攻め…

4

執事と画学生、ときどき令嬢 小説

小林典雅  金ひかる 

ちょっと残念

作家買いしている大好きな小林さんの作品。
大正浪漫風のお話で、小林さんの変態お笑い風味は薄めです。
小林さんの作品の中ではかなりパンチの弱いものだと思います。
うーん、残念。

受けの来智は画学生。
元気な粗雑、一般人代表って感じです。
大学教授の叔父夫婦に可愛がられており、この時も叔父にタカリ(笑)にやってきた。

攻めは男爵家の執事、竹之内。
来智へお嬢様教育をほどこし、な…

3

恋襲ね 小説

小林典雅  円陣闇丸 

受けが女子みたいで…

大好きな小林典雅さんの初・花丸black作品ですが…うーん、微妙でした。
時代物は一般小説で読んでいるので、違和感がちょっと…
リアルにいけないのであれば、もっとハチャメチャ設定でも良かったかな。

攻めは受けへ閨指南をする側用人の直方。
それから藩主の至時。
あと受けの幼馴染である冬野。

受けは主人公で、突然藩主の寵童になることを命じられた鮎之介。
そして、藩主の寵愛を受け長…

2

藍苺畑でつかまえて 小説

小林典雅  夏目イサク 

素晴らしきカタコト

小林典雅さん、大好きです。
が、最初は「うーん、カタコトの外国人受けかあ…」と躊躇して、しまい込んでありました。
しかし、最近は食わず嫌いが当たり作品だった!なんてことが多かったので出してきましたよ。
攻め受け、両視点です。

実家が農家の攻め信は、綾織村でも屈指の(?)カッコマン。
村は嫁不足であえいでいますが、信自身はまだまだ結婚なんて考えていない25歳。

受けの夏雨は中国在…

4

嘘と誤解は恋のせい 小説

小林典雅  小椋ムク 

破天荒ってこのことなのね

わたしの初・小林作品です。
小林さんの作品導入にはもってこいかもしれません。
小林さんの書かれる世界観がわかりやすい形で描かれています。

わたしは攻め視点が好きなもので、こちらの作品は攻めと受けともの視点で読めますし、何よりHもしっかりあるのに笑える!のが二度美味しい。

受けの結哉はお隣さんの仁に片想い中のゲイなのですが、とても性格が良いのです。
わたしだったら先輩(受けの協力者…

11

美男の達人 小説

小林典雅  高峰顕 

BLで笑えるなんて

小林さんの本はすべて既読です。
その中でも、かなり好きな作品です。
ただ、受けが攻めへ片想いして通い出す美男塾セミナーの内容にひじょーーにページを割いている為、読み返すのはキツイですが…(苦

攻めの上遠野の片想いがページのラスト辺りまで続く、珍しい作品かなと思います。
大抵はもう少しはやく両想いになったりしますよね。
受けの美男塾講師の夏秋が、外見や対外的な社会人としてのイメージを覆…

2

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皆さんそれなりにお幸せなようで

記念誌的番外編詰め合わせ本のお約束通り、どの作品もその後のふたりの甘あま生活のお話です。
収録されているのは、結構以前に発行されたものから、割と最近発行の物まで15編。
そのうち既読の作品は6本でした。
既読作品でも、結構古めの物が多い感じ。
っていうか、
「あれ?この本ってそんなに以前にでたんだっけ?」
的な、
なんだか、月日の経つのが早いなぁってしみじみしちゃう。
既読作品だと…

3

小説ディアプラス創刊50号記念「書き下ろしプチ文庫」 グッズ

結ばれてもなお、心配は尽きない

一穂ミチさんのみ既読でしたので、大変申し訳ございませんが
『シュガーギルド』番外編のみのレビューとさせていただきます。
(お目当てだったものでw)


『sugar and spice』
達生の部屋で寛ぎながら、何気なく車買おうかな、と和がもらした一言で
思わぬ冷戦状態になる二人。
自分の車ってやっぱりいいなと言う和に対して
「原油は上がってるし、維持費もかかる。寮には駐車場…

5

藍苺畑でつかまえて 小説

小林典雅  夏目イサク 

片言な日本語に萌え!

典雅さん、わりと私の中ではとんでも設定というイメージでしたが(すみません)
この度はブルーベリー農家の過疎化問題、嫁不足、
そこで中国の女性をターゲットにする等リアルな設定でした。
(中国の若者の厳しい就活も含め)
中国と日本、どちら側からの見方や先入観、
そういったものを信の従兄弟・一郎へ語らせる事で
「おお、そういうものなのか…」と勉強させていただきましたw
かなり納得出来た部分…

4

恋襲ね 小説

小林典雅  円陣闇丸 

百合百合しい…

考えてみたら、BLで時代モノってそう数は多くないと思います。
で、コレは閨(ねや)小姓モノ。
閨小姓というのが存在したかどうかはこの際、どうでもよろしいのでありまして、
色気したたる絶世の小姓・鮎之介が、殿様付のお小姓になるわけですが、
まず、お殿様に差し出す前に、エロエロしいお床の教育を受けるのであります。
これがなんともエロティック!
さらに、現・殿さまの愛人である先輩小姓となんと…

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