total review:280944today:3
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
8/8(合計:73件)
小野塚カホリ 団鬼六
葡萄瓜
美と言うものの艶やかさ、酷薄さ、そして残酷さを 静かに描き出した佳品。 美の一筋を見出さず溺れ貪る者と美を感じ陶酔し 殉じる者、その彼岸と此岸の距離感は、近い様で 相当遠い。 明治維新を廻る人間模様の深みもさる事ながら、 ボーイズラブにあらざる原作を換骨奪胎して元から ボーイズラブであったかの様に違和感無く再構成 している「小野塚カホリ」と言う人の恐ろしさを再認識 できると言…
短編小説である原作を非常に忠実に描いて なおかつ情念を浮き彫りにしている点に先ず 舌を巻きます。 激しい情念の世界が描かれながらも漂うのは 生臭い体液の香りではなく、時には強く時には 弱く香る菊花の薫り。 耽美は、きちんとここにあります。
小野塚カホリ
メロウ
いろいろなジャンルを描きますよね。 追い詰められてどこにも行き場所がない。切羽詰まったシチュエーションがいい!