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6/8(合計:78件)
小野塚カホリ 団鬼六
飴玉
すごく衝撃的でした。 心理描写が複雑で、読み終わった後すぐまた読みこみました。 でも内容がヘビーすぎてもうしばらくは読みたいとは思いません。 ちょっと読み終わった後数日は頭の片隅に残ってしうほど暗く深い内容でした。 菊雄に救いが全くありません。 「私」と菊雄は関係を持ちながらも、結局のところ「私」は菊雄を愛してはいない。 だからラストで菊雄をあんな目に遭わせることができるし、菊雄も…
小野塚カホリ
茶鬼
ネタバレ
この本、一本だけ強姦シーンがありますが、登場する主人公達に関してはエチやエロは一切ありません(多少、妄想はしたりはするが) 表題が、明るいお茶目な大人が主人公のせいか、彼の雰囲気をそのまままとった一冊になっているかと思います。 どれも、恋未満?恋に至る過程?そんな物語なのですが、意外にもハートをガッツリ掴まれて、すごくラストの雰囲気がどれもいいのです。 その後に想いを馳せてワクワクさせてくれ…
センシティブな青年や少年達が独得な雰囲気を醸し出す小野塚作品の雰囲気は、精一杯突っ張っていたかつてを思い出させるものがあります。 一見切なく、悲しく、やりきれない想いがこみあげてくるのだけれど、全力でその時を生きている彼等は、一見硝子のような神経を持っているように見えて、そのひび割れさえものともせずまだ窓にはまっているような強化ガラスの強さを持っている。 それが、バッドエンドに終わらせない救い…
団鬼六氏の「鬼ゆり峠」を小野塚カホリさんが、その設定を土台にBLに仕立てた作品。 原作では親の仇討に出る剣士姉弟が、その仇に囚われて凌辱の限りをつくされるお話でありますが、 それを弟と、食客の剣士を登場させて絡ませることによりBL要素満載の作品に仕立て上げた小野塚さんの力には、頭が下がります。 江戸時代設定のため、言葉遣いなど言いまわしが独特ですが、それも世界観の一つでありますので、時代物と…
緊縛の美学の神様ともいえる団鬼六氏の私小説ともいえる本を、比較的忠実にマンガ化した、すぐれた作品に仕上がっています。 昭和の香りの漂う世界を、小野塚さんの現代風の、かつノスタルジックを感じさせる絵で表現されている部分は、とても作品に溶け込み易い雰囲気をだしていて成功していると思います。 ジャズバンドに熱中している「私」が出会った美少年、菊雄。 彼の女性よりも女性らしい、その魅力のとりこに…
むつこ
独特の空気感の作品。 こういうチリチリと切ないような退廃的な空気感を作れる作家さん、好きです。 もし私がもうちょい若かったら、めちゃくちゃハマっただろうなと思う。 『欲望は立ったまま眠っている』 ニヤケるラストでした。 ここで終わらせるの、上手いな最高だなって思いました。 『僕はひた走る』 受験を「僕には分からない幸福な重圧」って表現するの、すごいな。 受験のプレッシャーから逃げるように抱いて…
だむ
短編集です。 特に「セルロイド・パラダイス」が印象的でした。 夏、目的のない旅、15歳。 刹那的な愛が、一点に留まらない男の欲望とかけ合わさって描かれています。そしてその性的な欲望は生と死をも意味しています。 「15歳 抱かれて 花粉吹き散らす」という冒頭の詩が、この作品を象徴しています。主人公の最終ページの言葉が忘れられないのです。未だに。 そして「かみのけ」が来ます。最後に。…
この作家さんの作品は皆10台後半から20前後くらいが主人公ですが、何だか、この若さでこの生き方してたら、長生きできなさそう(涙) その一瞬が全力っていうのもあるけれど、余りに若いのに刹那的すぎるよ。 それが、この作家さんの特徴でもあり、いいところなんですが、丸々一冊はちょっと重たい。 気分がいい時に読まないと、ダメージ受けそうな感じ。 かといって、バッドエンドっていうわけではないんですけど…
葡萄瓜
普通に小野塚さんの作品が好ましいと思う方なら 併録作を褒めるでしょう。 表題作は小野塚さんの持ち味がしっかり詰まった 一編でありますがそれ故に胃にもたれ易いかと 評者は愚考します。 カバー下のワンカットこそが表題作の行き着く処で ある筈です。ただ形通りの縁よりは。
たぬき
ふたなりモノってどんなんだろうと思って、何の予備知識もなくポチったです。 絵はね、嫌いじゃないんです。むしろ好みだと思います。たれ目とかクイっと上がった口角とか、大昔のくらもちふさこっぽいなー・・・って思って懐かしんだくらい。 独特のテンポもちょっとじれったいけど「まぁ、好みのモンダイかなぁ」・・・って感じで・・・ だけど・・・だ け ど っ!! 表題作終盤の痛いシーン、状況を理解…