小野塚カホリさんのレビュー一覧

燃ゆる頬 コミック

小野塚カホリ 

久々の耽美の極み

原作付きなので完全オリジナルではないけれど、小野塚先生の新作を読んだのって何年ぶりだろう。
こういう、寄宿舎とか、脊椎カリエスとか、もう古い小説の中にしかないような設定が、小野塚先生の絵で形にされると、それは時代や流行を超越した、一周回って最先端的な斬新さを感じる。
今では忘れられてしまった、本棚の片隅にひっそりと隠されていたような「思春期」の高揚感と残酷さ。
BLが、まだBLという名前を獲…

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LOGOS コミック

小野塚カホリ 

世代はここな筈なんですが。

私はBLという名前が出る前にこっちの世界(笑)に来たので、ちょうど若い頃にこれを読めた世代なんですが、今読むと無理でした。
この作家さん自体が合わないのかも。
絵柄も懐かしいのですが何故かBLだけは古い感じが不得手で、登場人物の行動は理解出来ないし、何となく響きませんでした。
多分、十代、二十代が読まないと分からないのだろうなあ。
らしゃめんは比較的好きですが、最後はああじゃなくてもよかっ…

1
非BL作品

蜜柑 非BL 小説

花衣沙久羅  小野塚カホリ 

非BLではありません

ちるちるでは非BLと表示されていて、何度も情報修正かけたり、ちるちるにお問い合わせしても一向に改善されないのですが、本作「蜜柑」は非BLではなくBL作品です。

時は明治。川鍋暁斎(幕末から明治にかけて実在した浮世絵師)の弟子である天才浮世絵師・千秋遠文と版元である雨宮紫朗は情人(こいびと)同士。愛を交わした夜、気を失ったはずの遠文が起きて絵を描きだします。まるで何かに乗り移られたかのように、…

1

美少年(オールカラー版) コミック

団鬼六  小野塚カホリ 

モノクロの方をオススメします!!

この方の作品は本当に痛いなぁ。
読むのを止められないけれど。
でも何故あえてオールカラーを出したのかは解らない…

モノクロ版も買ってるんだけど、オールカラーも何となく購入。
山田たちに菊雄が捕まった時に「助けてやれ」と、どれほど思ったことか!!
後々に「私」が知る事実として、それらは「私」がいなくなった後も続いてたって事。

もうね、これ読むたびに感じる、「私」に対しての苛立ちと…

3

美少年(オールカラー版) コミック

団鬼六  小野塚カホリ 

涙が出る。…癒されたい。

この感覚は山藍先生の『長恨歌』を読んだ時に似ている。
ものすごく辛い。

一人の才能ある若者を皆で嬲り殺したんだと見えた私は、団鬼六先生の世界を理解していないのだろう。

SMというのは身体を痛めつけるという行為よりも、もっと精神的なものの方が大きいのか。
精神をどれだけ痛めつけられるのかというその手段として、肉体を痛めつけたり、これでもかという恥辱を与え貶めたりという方法を取るのか。…

3

少年縄化粧 コミック

小野塚カホリ 

作品を味わいたいなら単独単行本をおすすめします

旧版の「美少年」と「美剣士」を同時に収録した文庫版です。
本編レビューはそれぞれの作品に入れてあるのであまり触れないかもしれません。

まず本としてですが、それぞれの単行本の時は大きさもあり、その作品のインパクトがとても強烈で自分はそれぞれに「神」評価をしました。
全く同じ作品ですから本来なら「神」と同じ評価をしたいところですが、文庫となってうれしいとか、そういったものはやはりないのです。…

6

雨月物語 コミック

小野塚カホリ 

霊の哀しさに焦点をあてた繊細な怪談物

江戸の怪奇小説『雨月物語』から、四つの怪談をマンガ化。

原作のような、人間から見た幽霊のたたずまいとか不気味さはあまりなく。
霊の恐ろしさではなく、そうなってしまった過程や、霊への同情的視点が強い感じ。

怪談としては弱いけど、文学的な要素のあるマンガとしては一つの幻想的な世界観を作っていて完成度は高いかと。
台詞のリズムと人物の表情がシンクロしていて読みやすく、小野塚作品の独特の魅…

3

ラグランスリーブ コミック

小野塚カホリ 

明るめ

小野塚カホリさんの独特の話は好きだし絵柄も好きなんですが、パッと見で人物の判別がしにくいのが苦手だったりします。
あと、小野塚作品ならもっとダークな話のほうが好きだなとも思いました。
この短編集は全体的に明るいです。

『ラグランスリープ』
なんかよく分からなかったです。
好きな相手のシャツを手に入れた弁護士がちょっとキモくて好きになれないなと思いました。

『蘭虫』
川原の太陽みたいな性格と、主…

1

生日快楽 コミック

小野塚カホリ 

うーん。

全体的に、どうも煮え切らないな。(。-`ω-)
絵柄的にも、ストーリー的にも、非常に独特で、
そこが、いいところでも、あるのでしょうけが
私的には、合わない系統でした。

どのキャラクターも、みんな、タレ目で
気持ち悪く感じてしまいました。

経験不足なのかもしれないが、
何を伝えたいのかが読んでても伝わって来ない、
行動、言動に、靄がかかっている感じで非常に曖昧な描写が多い。…

2

深夜少年 コミック

小野塚カホリ 

一番好きな作品

面白かったです。
表紙もおしゃれで好みだし、もしかしたら小野塚先生の本の中で一番好きな作品かもしれません。

『欲望は立ったまま眠っている』
片思いの相手の中で、実は自分はけっこう順位が高いと嬉しいですよね。
わざわざ誕生日まで調べてくれたって事は、両想いになる日も近いのではないかとニヤニヤしてしまいました。

『僕はひた走る』
恋人が学校(自分)の中でヒーローであることにプレッシ…

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