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3/8(合計:73件)
小野塚カホリ 団鬼六
ラムレーズン
ネタバレ
まずコミックのサイズが少し大きめです。A5(A4の半分の方がわかりやすいでしょうか) カバーの美しさに惹かれて購入してみましたが… 胸糞注意作品でした。残念。 この作品の柱になっている日本舞踊の世界と併せもってみれば耽美ーーーなのかもしれませんが耽美が薄れさるほどの鬼畜の所業。 決して苦手なストーリーではないのですが絵柄が美しい分、生々しくて吐き気を覚えるレベル。 二度とページを開くことは…
小野塚カホリ
Leg
あとがきで、先生がおっしゃっているよう 「惚れたもん負け」 その一言に尽きます。 小野塚カホリさんのBLということで 本作もハッピーエンドとは言い難いお話となっています。甘々であったり、そういったBLが好きな方には重い内容であるかもしれません。 内容ですが、幕末から明治時代あたりでしょうか。 ある雪の日、雪の中生き倒れていた少年を、結核持ちの坂田(僕)が拾うところから…
フランク
表紙も見るからに不穏な気配が漂っていますが、中身もやりきれない作品が多いです。 表題作の【花】戦争末期、軍人一家に育った息子と住み込みで働くドイツ人ハーフとの話でして、ようやく双方の気持ちが通じつつあると思ったら、ハーフという事で日本人になりきれない負い目を背負っていた受けがまさかの特攻志願をし、死に別れるという死ネタです。 【夏が来れば思い出す】は心臓が弱い漫画家が主人公でして、これまた…
【らしゃめん】洋妾(らしゃめん)となった青年と西洋人とのSMを絡めた愛憎を描いている。 【ココナッツアイズ】ガチ兄弟:片割れが事故で記憶障害を起こしている双子の話。 【ソレは至極当然のコト】親友のことが死ぬほど好きな男の話。親友には少々イかれた彼女がいて別れを勧めるも聞く耳もたずの親友。男は悩んだ末、呪縛は解かれると言って露出するんです。コート一枚羽織って勃ったものをガバーッとさらす。どうして…
セックス・暴力・刹那的でひりひり感満載。 恋愛なんて生易しい言葉で片付けてはいけないものが描かれていました。それは執着なのか、愛なのか、狂気なのか…。 バッドエンドでもないけど、ハッピーエンドともいえない話が多い。 身を切り刻みながら、心から血を流しながら生きているような痛さに満ちているゆえに心に突き刺さります。重いしハード。 印象に残った作品は以下。 【かみのけ】妻子いる男性との不…
絢
原作は、稀代のSM官能小説家である団鬼六先生が描かれた私小説。 BLではないが、昭和20年代後半の美しくて物悲しい官能的な世界感に浸ることが出来ます。 小野塚カホリ先生の作画着眼点がよく、古式ゆかしい世界観をしっかりと漫画で表現されています。 そして受けの菊雄が日本舞踊の御曹司なので、彼の性的嗜好に説得力がある。 本編の後に描かれていますが、菊雄が舞った演目について調べてみるとより作品…
腐男子じぇいど
小野塚先生の中で一番好きかもしれない。。。 実家にあるので いま読み返せないのが悔しいのですが なんか、じわじわ来るんですよ。 小野塚先生読んでたら 学校の保険の先生に これは読まない方がいいんじゃないかなって位 俺は影響を受けてたのではないかと思います。 時代背景も、なんとも言えないエロティックさを出していて 上下関係のリアリティーも感じますし あの時代だから…
雀影
既刊コミックス未収録作品をまとめた作品集なので、古い作品と電子配信されていた最近作が半分づつ。 どの作品も、密度というか質量が半端じゃない。 読み終えて、しばし呆然。 これだけの内容が、何故この1冊に入りきったのか? っていうか、何故これだけしか収録されていないのか? 特に冒頭の「対象ロマン」 これの前には? これの続きは? この作品だけでコミックス1冊できるよね? ここだけポン…
Krovopizza
表紙とタイトルからセンセーショナルな問題作を期待していましたが、中身はエロ薄で、小野塚さんらしいセンシティブな作品集でした。 ◆「対象ロマン」(2006年掲載) 主人公の零二(受け)は、親友に片想いする高校生。 何かと零二を口説いてくる仲村(攻め)は、その親友の父親。彼は、零二の自殺した父親の親友でもあり…。 零二は、そして零二の親友は誰の子どもなのか。 零二の父親の日記には何が…
ape0503
小野塚カホリ先生の最新作、異なる時期に書かれたものを一冊に纏められたそうです。 確かに絵柄が『LOGOS』の頃に似てるかな、というものも有りますが、古参ファンも新規ファンも楽しめる、端麗ワールドです。 さて、タイトルの意味ですが、これはネタバレ的な意味として書いて良いのか判断出来かねるので、現時点では書くのをやめます。 長年のファンとしては、辛すぎて、レビューを書きつつ滂沱の涙です。 …