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1/1(合計:7件)
秋月こお 小田時哉
渋茶
ネタバレ
1999年刊、電子書籍にて購入。 挿絵も見たかったが無かったのは残念。 ルビー文庫でも2000年以前ともなってくると電子書籍化されていない作品もある状況からすれば、読めるだけでも御の字なのかな。 『カラダ貸します』『妄根』『怨念の彼方』短編3本が収録されている。 タイトルに"霊感探偵"とある通り、霊感が強すぎる主人公・道与(みちのぶ)が助手兼恋人の健(*注・きちんと…
小田時哉
こにしそる
表題作は大学生×翻訳家の歳の差年下攻めです。 そのほか、3作品入った短編集。 かなり昔の作品で、絵も今からすると時代を感じますが、私はこの方の絵が大好きです。 「しみるね」 人嫌いでひっそりと暮らす翻訳家の真樹の家に、真樹のファンだと言う大学生、壮司が居着いてしまうお話。 真樹は次第に壮司に心を開いて行きますが、真樹が人嫌いなのは過去の辛いトラウマがあって・・・というお話でした。壮司…
吸血鬼×何になりたいかわからない若者という組み合わせ。 凄くよかったです。ラストは泣けました。読みきりなのに2人の人生がぎゅっと詰まっています。 仲間がいなくて死ぬことも無い了と、その仲間になってもいいかと考える人間の訓彦。2人は何度も逢瀬を重ね、訓彦は歳をとっていきますが、その年月が訓彦の考え方を変えていきます。そして最後に2人が迎えた結末。 これは人間じゃない者との恋だから、成り立つ…
カップリングの組み合わせがとてもツボにはまり、最後まで楽しく読めました。しかし、とてもソフトな表現が多く、恋人らしい甘いシーンが少なくて残念でした。もっと甘めのサービスシーンが見たかったです。 主人公2人の所属する劇団は美男美女ばかりを集めたミーハー向けの劇団。内容より見た目…みたいな印象を受けるんですけど、そこのトップの白嶺は外見も中身も人を引き付ける魅力的な人物です。 強引俺様でもなく…
むつこ
短編が三つ入ってます。 三つとも、除霊のできる探偵と、霊媒体質な助手のカップルが、霊がらみの事件を解決するというもの。 起きる事件がいまいち面白くなかったです。 霊がちっとも怖くもないし、かといってユーモアとして笑うにはベタベタな浪花節的事件で。 一話目が一番面白かったかなァ。キャラの個性も出てるし。 二話目はかなり不謹慎。つーか書かれた時代を考えると仕方ないとはいえ、従軍慰安婦ってアナタ…と思い…
人間と悪魔の恋のお話です。 脇役に死神と吸血鬼。 スケールがでかいw あとがきで「悪魔がどんな考え方をするものかなんて、わからないんですもの!」と書いてらっしゃる通り、悪魔の考え方について、かなり練って苦心されてるのが伝わってくる作品でした。 悪魔というだけあって極悪なんですが、ギリギリの人間らしさを性格づけとして用いてて、なかなか魅力的な悪魔受けとなっておりました。 最後の最後まで分からないこ…
鷹藤緋美子 小田時哉
ホモ子・アンドリュー
合衆国はグランフォード財閥の御曹司であるジェフリーは、セレブが集まるシークレット・オークションの会場で、財閥の主要な取引相手であるアリブ公国の第一王子・シャハールが出品されているのを目にします。ジェフリーは気高くも扱いづらいシャハールを苦手としていながらも、政治的な判断からすぐさま彼を落札し、自宅へと運びます。オークションの『商品』としてジェフリーの自宅に運ばれてきたシャハールは、媚薬を使われてお…