小山田あみさんのレビュー一覧

恋ひめやも 小説

英田サキ  小山田あみ 

やきもきします

攻め視点の「いつか終わる恋のために」、受け視点の「恋ひめやも」の2編で構成されています。

「いつか終わる恋のために」
主人公は、そろそろ結婚も考えている25才のリーマン・棚橋。
高校の同窓会で7年ぶりに担任だった水原と再会し、彼女がいるのにどんどん水原に惹かれていく様が描かれます。
この棚橋がね〜。リアルっちゃあリアルなんだけど。
彼女がウザい、先生といる方が楽しい。
でも僕はゲイ…

1

不在の痕~ヘル オア ハイウォーター2~ 小説

S.E.ジェイクス  小山田あみ 

不器用な愛と歪んでるように見えて真っ直ぐな愛!

本屋さんに行く度に気になっていましたが海外のBLということで即買いできずにずっと気になっていましたが読むものがなくなりためにし一巻を買って1日でハマり2巻もその日のうちに買いました。
1巻を経ての2巻でのこの2人の再会シーンからトムの幽霊退治は読んでいてとても一言では表せない気持ちにさせられました。
プロフェット本人が自覚せざる終えない程にどれだけトムを思っているか伝わってくるトムへの行動と言…

6

買われた男 小説

野原滋  小山田あみ 

萌はある。でも細部が気になっちゃって……

電子書籍で読了。美麗な挿絵あり。

初っ端から、信頼していた先輩に騙されてオークションにかけられる主人公って、私が野原さんのお話に抱いていたイメージとちょっと違う……。おまけに先輩がやらかした不始末の損害賠償分としての人身売買なのに落札価格が『一週間で20万円』というのもちょっと微妙。筋が通っていない話だからと主人公が大暴れしたら(決死の覚悟だったのは見上げたものなのだけれども)制裁が緩くなっ…

4

はだれ恋 ~拾われ男の妄想~ 小説

中原一也  小山田あみ 

了くん、昭和の漢だねぇ……

電子書籍で読了。挿絵有り。いつも思うのですが、小山田画伯のイラストは電子でもとても美麗。

自動車整備工(それもこだわりのクラシックカーだっ!)で愛妻家の八尾、被虐待児(と言っても内にこもるタイプではなく『昭和の不良』の香り)で家出中に八尾に拾われる了、この二人に無償の愛を注ぐ、病弱な八尾の妻芙美。こんな登場人物で構成されるお話を中原さんが書いたら、面白くないわけがないじゃないですか!

3

くるりのこと「おやすみなさい、また明日」番外編 グッズ

「maison 荒野」の可愛いヤツ

本品はドラマCD
『おやすみなさい、また明日』の
コミコミスタジオオリジナル特典ペーパーです。

告美視点で「くるり」が
「maison 荒野」にやってくるお話です。

告美が朔太郎と暮らし始めて
何度目のかの春。

朔太郎は近所の奥さんから
のらの猫が軒下で生んだ仔猫の
貰い手を探す依頼を受けます。

4匹のうち3匹はすぐ決まりますが
片目がつぶれた1匹はなかな…

11

「おやすみなさい、また明日」番外編 彼の名前は愛の形をしている グッズ

名前まで素敵な恋人

本品はドラマCD『おやすみなさい、また明日』の
ブックレット掲載作のスペシャルSSです。

本編中、朔太郎視点で
呼称を切り替えようとするお話です。

朔太郎とつぐみが共に暮らし始めて
3年目を迎えたある日。

仕事先でであったころから変わらず
2人はお互いをつぐみさん、朔太郎さんと
呼び合っていましたが

佐太郎がなんでも屋で出向いた家の子供に
家族なのに変だと言…

5

君を殺した夜 小説

夜光花  小山田あみ 

どよーん、といった雰囲気

不穏なタイトルですが、バッドエンドではありません。
でも「良かったね!オメデトウ!」というノリでも無く、やっと観念したか、といった感じです。

とにかく受けの幸也がネガティヴで、もっと単純に物事を捉えれば良いのに…と思いながら読んでました。
まぁ、過去に聡を酷く傷つけたから贖罪するというのがあるからなんですがね(´ω`)
最終的に聡と付き合う事を決めた幸也ですが、それから彼の聡コンプレッ…

1

ふしだら者ですが 小説

中原一也  小山田あみ 

幼馴染がビッチだったら

エンタメ上手な中原一也先生。
本作も突拍子もない設定ながら、テンポよく笑いながら読み進める事ができます。
何しろ、冴えない・仕事に熱意無い・貞操観念無い、の38才・皆川が、子供の頃に「妖精に同性に言い寄られる魔法をかけられた」と信じきっており、チ○ポが付いてれば誰でも来るもの拒まず、名前も覚えずカラダだけの関係を持っている、という設定。
いつも男との別れ話の尻拭いをしてくれる幼馴染の高森とだ…

1

魅入られた虜囚 小説

矢城米花  小山田あみ 

トンデモBLの巨塔(とにかくスゴイ)

電子書籍で読了。挿絵有り。
2011年の小山田画伯のイラストは、今よりも可愛らしい。肉感的な所は「やはり小山田画伯」と感じますが、ちょっとライトな感じがします。

連日暑いせいか「トンデモBLが読みたい病」を再発させてしまいまして、以前から「どうも凄いらしい」と気になっていたこのお話をついに読みました。
うん、ホントに凄い。このジャンルでは傑作だと思います。

素晴らしいのは、ぶっ飛ん…

4

淫獣~媚薬を宿す人魚~ 小説

中原一也  小山田あみ 

一番面白かったのが・・・

赤尾の店に、ある晩ずぶ濡れの男・久白がやってきます。
無銭飲食をした久白を店で働かせることにした赤尾でしたが、時々いい匂いがする久白のことが気にかかるようになり・・・

生まれ持った特異な体質のせいで追われる久白と、そんな彼を理解して丸ごと全て受け止めて愛してくれる赤尾。
久白の”狩られる者”という運命から逃れるため、二人にどんな試練が?!困難が?!と設定に惹かれたのですが、そういう話では…

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