小山田あみさんのレビュー一覧

優しい芥子の花 小説

小川十子  小山田あみ 

あくまでも「ヤンチャ」

不良でも、それは「ヤンチャ」の範疇で、暴力はOKでもクスリはNG。
そんなBL商業作品のお約束が伏線としてしっかりいかされているお話。

小料理屋のカウンターを挟んだ、腕に刺青が覗く強面のバイト君・富田政文と、いつも地味スーツの優しげな眼鏡公務員・戸井田。
富田はカウンター越しに戸井田と交わす他愛ない一言二言の会話を楽しみにして、まあ、既にぞっこんな訳で。
対して戸井田はというと、、、

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極道はスーツに二度愛される 小説

中原一也  小山田あみ 

記憶喪失

帯『いやらしい躰に、してください』

既にラブラブカップルで出来上がっている芦澤〔攻〕と榎田〔受〕
しかしもうすっかり榎田は淫乱でマゾっけ有り有りですね。
芦澤にされる事ならもうどんなプレイでも受け入れるし、羞恥に襲われながらも快感におぼれてしまう。

そんな折に、榎田が交通事故にあって軽症ではあったのですが何故か、芦澤やヤクザ関係の事のみすっぽり記憶から抜けてしまいます。
ベタな記…

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極道はスーツを愛玩する 小説

中原一也  小山田あみ 

木崎×諏訪多め

帯『芦澤さんは、虎より危険です』

今回はメインカップルと共に、木崎×諏訪の脇カップルが作品ページの約半分あるのですよー。
メインはもうかなりラブラブで出来上がっているカップルなので、むしろまだじれったい展開中の木崎×諏訪の方が気になりますなー!!
今回の芦澤の尿道責めは綿棒と初心に戻ったのか?意外とソフトな気がしてくるから慣れって怖いーー!!

榎田が取材を受けたカメラマンから、芦澤…

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極道はスーツに契る 小説

中原一也  小山田あみ 

尿道ーー!!

帯『いやらしく俺を喰ってみろ』

極道はスーツにシリーズときたらやはり外せないのが尿道責め!!
ヤクザ×テーラーカップリングなんですが、もうすっかりこの2人は出来上がっちゃってますね。

毎回手を変え品を変え、芦澤〔攻〕が弘哉〔受〕に尿道プレイをやっちゃいます。
今回の登場責道具はなんと細長いバルーンとグミ!!
どちらも弘哉の尿道に入れて責まくります。
しかし芦澤がバルーンとかグミ…

2

池上准教授の恋愛学異論 小説

野坂花流  小山田あみ 

完璧な外面が崩れる時に

頭脳明晰で誰にでも優しく見た目も綺麗なイケメンの
受け様は、実はかなりの曲者で、二重人格のように
外面がいいだけのホントは性格が悪い人物。
両親にさえ本当の姿を見せない受け様が唯一、素で
向き合えるのは幼なじみだけだった。
その幼なじみに片思いをし続ける受け様を唯一知って
いたのは、後輩である攻め様。
攻め様も受け様に片思いしていたから・・・
受け様の素の顔も知っているのです。

2

探偵は危険を運ぶ 小説

中原一也  小山田あみ 

中年オヤジは手癖が悪い?

一見クールホントは熱い検事とダメオヤジな見かけ、
でも一本筋が入った探偵とのスリリングな
恋愛模様のお話でした。
几帳面を絵に書いたような堅物検事の受け様は
ある殺人事件の現場で浮浪者みたいにだらしない
見かけの探偵と係ることに・・・
完璧すぎる証拠があり起訴するには問題の無い事件
でも受け様は何故か起訴に踏み切れない。
そして、加害者の婚約者に依頼され調査をしてる
攻め様に事件…

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探偵は危険を運ぶ 小説

中原一也  小山田あみ 

注目は・・・足粉(爆笑)

無精髭によれよれの服装、傲慢な態度なのに何故か目が離せない。
そんな魅力あふれるオヤジ(多分40前後ではある)と、ちょっと四角四面だけど正義感の強い実直な男の組み合わせは、中原作品の定番な流れながら、飽きさせずにサスペンスを織り込み一気に読ませるみせどころたっぷりの一冊でした。

今回のオヤジの特筆点は・・・足粉!?
いきなり初めて上がった男の部屋へ入るなり靴下を脱いで足の爪を切りだす(爆…

2

はつ恋 小説

榎田尤利  小山田あみ 

リターン

先ず表紙が凄い好き!小山田さんの淡い色使いがまさに胸きゅんで甘酸っぱくてはつ恋って感じがしますですぞ!

31歳敏腕弁護士・久我山〔攻〕が、あまり印象の無い教師・曽根〔受〕の通夜に参加してその帰りに事故にあって、17歳の高校生時代に魂だけ戻ってしまうのですね。
SFだとよくあるパターンの話ですが、人生にやや冷めていた久我山が17歳の身体の中で、31歳の視点で大人達を見つめ、そして顔さえもよく…

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ふしだら者ですが 小説

中原一也  小山田あみ 

ゲイにばかりモテる男

決して飛びぬけた美形でも中世的という訳でもないのに若老男かまわずともかく男にばかりモテまくる修平〔受〕
年齢も38歳と中年の域に達してるんですがそのモテパワーはとどまるところを知りません。
幼稚園児から老人まで男にモテモテです。
しかも好意を寄せられると身体を開いてしまうタイプなので、しょっ中男をとっかえるんですが、そのせいでやっかいな事になる時もありそんな時に役立ってくれるのが幼馴染の高森…

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檻の中で愛が降る ~命がけの恋~ 小説

あすま理彩  小山田あみ 

攻めがイイ男

まず最初に、表紙が素晴らしいですね~
挿絵も綺麗!

下男×お坊ちゃまの下剋上モノです。

攻めの下男中原がすごくいい。自分、不器用ですから、的な硬派な男です。
エロとなれば敬語で冷たい言葉責め。これは萌えます。
受けも表面的にはツンツンながら、優しい心を持った青年で好印象。

ただこの受けが・・温室育ち故の世間知らずさプライド高さというのはわかるんですが、自分で自分のピンチを招…

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