小山田あみさんのレビュー一覧

極道はスーツを愛で貫く 小説

中原一也  小山田あみ 

とうとう破滅への嵐が!

本編カプのほうは、これまでの話で榎田の芦澤と共にある覚悟ができ、榎田の芦澤を積極的に求める姿がエロさを増す、絆の深い恋人となりました。
芦澤の右腕だった木崎と悪徳弁護士諏訪の恋愛は、前作スピンオフでやっとよかったね~という結果を迎えましたが、諏訪と組長の娘・優花のことで、組員の木村を殺してしまったことが、彼らを破滅の道に導いているという、その始まりでもあったのです。
そして、今作でとうとうその…

9

友人と寝てはいけない 小説

鳩村衣杏  小山田あみ 

受け攻め以前の二人の関係の変化に注目

有りがちな高校からの同級生で、友人が恋人同士になると言うような単純明快な
ストーリーとは少し違う二人、結果から言えば恋人同士になって行くのですが
その過程がすんなり恋になってと言う感じではなくて、ちょっとした意地の張り合いで
身体の関係を持った事から、二人の間に微妙な変化が現れる。
それは突然恋に落ちるのではなくて、きっかけは身体の相性、それも素直な人間の
反応からで、似て非なる二人の変…

1

僕に愛を語るな 小説

結城瑛朱  小山田あみ 

2012年漸く神憑りな痛さと現実。

綺麗事もファンタジーも全くありません。なのでこんなものBLに求めてないという方もいると思います。しかも敬(攻)×西野(受)のグサグサ胸に突き刺さる会話でほぼ織り成されているので息苦しいくらいでした。好きな人の全てを受け入れるなんて実は傲慢な事で、所詮は無理があります。どんなに好き同士でも考えも境遇も違う二人は受け入れ難いし、噛み合わないんですよ、けども離れる事も出来ず。人を好きになるとどうしても自…

7

友人と寝てはいけない 小説

鳩村衣杏  小山田あみ 

大人な2人

大人でどちらも男前でした。
こういったどちらも攻っぽいお話って、とても好きです。
う~ん。面白かったのですが、
なんとなく勿体ない感があったような。
結構2人が似ているように感じて、読んでいて、
2人がごっちゃになってしまいました。
(私の読解力の問題かもしれませんが)

鮫島のことを学生時代から、良き友人として認め、
ドライに生きる様をしてきた美馬だったが、
実家のことで助け…

0

カタギの分際 小説

櫛野ゆい  小山田あみ 

カタギというかなんというかなw

わかりやすいツンデレ。おもくそツンデレ。
というか、デレの部分がダダ漏れてて可愛い受をおもくそ堪能させて頂きました。
加えて、マイペースでそのツンデレを思うがままに翻弄し、
あまつさえ読み手をホクホクさせてくれる(〃ノ∀`〃)まさにドツボな作品でした。
文章も読みやすく、テーマがヤクザではあるものの
別段なにかしら危なげもなく。サラっと読むのにちょうどいい。
何より、キャラクターがツボ…

0

真夜中クロニクル 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

ともに歩んでいく

王道のBLとは少しテイストの違うお話でした。

キャラやストーリーについては、他の方が書かれている通りなのでラストのみ・・

この作品で一番印象に残ったのはラストでした。

受け様も攻め様も仕事がよい状態のところで物語は終わっていますが
どちらも人気商売なので、いつ転落するか分かりません。
作品の中でも、攻め様は一度、子役の時に人気を博しながら、今は仕事が回ってこないという状態が長…

2

優しい悪魔が同居人 小説

朝香りく  小山田あみ 

不運な小悪魔

「居候」ってキーワードに釣られて購入。
私の大好きな展開でした♪

受けの恩人×重すぎないネガティブ
王道のはずなのにワクワクして読めました♪

この作品は不運で酒癖が悪いウサ耳君と
そしてそんな酒癖の悪いウサ耳君の面倒を
見てくれる強面のイケメンさんが繰り広げるラブコメディです!
酒癖の悪さがストーリーを1.5倍は面白くしてくれました!
そして、まさかの観音像の手w
「居候…

3

ふかい森のなかで 小説

水原とほる  小山田あみ 

深い森に君臨する闇の王子様

深い森は孤独な受け様が住む部屋なのです、ひきこもりで対人恐怖症、
母親に捨てられてから、心無い同級生に苛められ、誰にも愛されていない、
まわりは敵ばかりで外の世界へ出る事が出来ない受け様。
そんな受け様の住む深い森に招かざる客が入り込んだことから受け様の森に
変化が表れ始める。

内容は自虐的でシリアス、そして暗い内容、この作家さんの特異パターンでした。
過去の出来事が受け様の内向的…

2

宿命の婚姻 小説

剛しいら  小山田あみ 

因習、奇祭は萌心をくすぐります。

因習、奇祭と聞いて重苦しく淫靡なイメージを連想してワクワク~。

う~ん、こういった題材は面白いと思うのですがスポットの当て方が中途半端かなと。
男児出生率が異様に高い村でして、その根本的な原因が解明されおらず中途半端に顔を出す原因を媒体するものによって、あれこれ想像しなきゃならない。(もしや神がかりだとか、おや●ろ様の祟りとか言わないよねw)想像を巡らすのは楽しいのですがモヤモヤします。

1

ふかい森のなかで 小説

水原とほる  小山田あみ 

裸の王様

元々内向的な性格の上、外に女を作る父、外に男を作り子供を捨てて家を出た母、しかも父親の企業はブラック企業に上がるほどのあまり評判が宜しくない会社。
そんな事が重なって、苛めにあい、より内向的性格に卑屈と諦めが加わり、ほとんどひきこもりのようになってしまった対人スキルのない主人公。
そんな彼の元に、父親が寄越した話相手という年下の大学生の男。
単純に、彼によって主人公が目を開いて外へ出るという…

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