小山田あみさんのレビュー一覧

優しい悪魔が同居人 小説

朝香りく  小山田あみ 

なんかかわいい。

普段あまりコメディっぽいものって読まないのですが、友人が貸してくれたので読んでみました。
普段読まないせいもあって、新鮮でした。

貧乏くじな人生を送って来た宇佐美は、そのせいものあってどこかうじうじしたところがあって。
しかし、お酒を飲むと一点。
ヤクザに絡まれていたところを駿河に助けられ、同居することになるのだが…。

とにかく宇佐美の性格がスゴイんですよね。
ただのうじうじじ…

4

カタギの分際 小説

櫛野ゆい  小山田あみ 

カタギな年下ワンコ

最初から最後まで楽しく読めました。
正直、ヤクザものはあまり積極的には読まない私ですが
コチラは読んでいて心がフッと温まるような読後感にさせてくれました。

ヤクザの桐生が、花屋の青年・上條と知り合い、「俺はヤクザだ!」なんてことを
上條にことあるごとに言いながらも、そんなことはお構いなしに、ドンドンと踏み込んでいくいく上條。
一見穏やかそうな中に、こうと決めたらひかない強さももってい…

0

探偵は止まり木で眠る 小説

伊郷ルウ  小山田あみ 

派手さはないけれど温かく優しい物語。続編を読みたいです。

30歳と35歳という年齢設定、攻めは同僚にして親友でもあった人を、受け(と言っていいのか)は叔父でありながら最愛の恋人でもあった人を亡くしたという共通の悲しみを知る者同士とあってか、終始落ち着いた雰囲気の物語でした。2人の視点が切り替わりつつお話が進みますが、境目が判りやすいので混乱することはありません。

亡き恋人の跡を継いでバーを経営する天海、そこをたびたび訪れる探偵・杉崎。天海に惹かれる…

2

空中遊泳 真夜中クロニクル初回特典ペーパー書き下ろし グッズ

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本編を終えて~なひとコマでしたね。
これといって何か突飛なことがあるわけでなく
8年も一緒にいる二人なので、初々しい感じでもなく。
けれど枯れた熟年カップルのそれでもなく。
二人の関係をよく表しているというか、ふわんとした
二人の柔らかい雰囲気が伝わるひとコマでした(*´∀`*)
それこそ、タイトルにあるとおり、そらをふわふわ浮いているような
くるくる空を旋回する鳥になったような。そ…

0

真夜中クロニクル 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

クロニクル

「泣ける」の前評判だったので、どんだけ胸をえぐられるのか・・と
いちど深呼吸してからの読み始めだったんですが
なんだよ、甘すぎるほどに甘い話じゃないか(*・∀・*)ウヘヘ

ようやく読みましたよ!な今回

生まれつきの病気、トラウマ。
そこは基本にあるものの、重くなりすぎないお話が良かったですね。
重く苦しい話だとばかり思っていたので余計に。
なによりも、出会ったときに攻が小学生…

4

追憶 コミック

小山田あみ 

絵がきれいなのでストーリーに引き込まれてしまう

「追憶」
最初は「なんだこの話?」と理解しきれなかったけど、最終話の描き下ろしまで読んでやっと綺麗にはまりました。
この話は親同士の禁じられた愛に怒り戸惑いながらその立場を逆にしながらも(受け攻めは変わってないか・・・)彼らが最後まで果たせなかった愛と夢を両方手に入れた二人の話だったんだね…。
年の差もあるし立場的にも作家の方がおそらく上のはずなんですが親たちがともに死に、それに伴い家族と別…

3

探偵は止まり木で眠る 小説

伊郷ルウ  小山田あみ 

抱くことも抱かれる事も考えられないけど、好き。

最愛の人を亡くして、恋愛に消極的なバーのオーナーと元刑事で探偵の攻め様との
大人のラブストーリー・・・って、年齢は大人だけど攻め様はちょっとやんちゃで
結構熱い人だったりしますね。
そして、1番は二人ともタチなんですよね。
バーのマスターは最愛の恋人の年上の叔父が亡くなってからもう、恋愛はしないと
思っていた人で、初恋で最初で最後の相手と思う程叔父が好きだったんです。
そして、出版社を…

1

愛の言葉を覚えているかい 小説

鳩村衣杏  小山田あみ 

よく考えたら攻めが怖いw

 下町の穴子屋「太子屋」の三代目である赤江以和には、同い年の幼なじみがいる。
 それは、東京中央テレビでアナウンサーを務める「地元の星」日高光至だ。
 以和の26歳の誕生日が近づいてきたある日、突然光至が以和に告げた。
「確かにお前は言った。『25になったら俺と結婚する』ってな……期限はとっくに過ぎてる」
 以和はまったく覚えていなくて、びっくりするけれど、今日まで結婚をずっと待っていたと…

5

好みじゃない恋人 小説

  小山田あみ 

不器用物同士

本当は、好きなのに、勘違いからライバル視され、
一緒にどっちが後輩を落とせるか?といった勝負をする
2人の恋模様。どっちも女々しくないのが面白い。

特に受の香月は、本当は八木のことが好きなのに、
八木とは正反対な、かわいい系男子が好きだと
勘違いされてしまい・・・という点が面白い!

また、香月は、継母からのトラウマがあり、
その心の葛藤が、胸に刺さります。

是非2人のラ…

3

愛の言葉を覚えているかい 小説

鳩村衣杏  小山田あみ 

すんなり受け入れられない…

職業などは特徴があるものの、ストーリーにインパクトをつけるために無理矢理設定付けをした…という感じがします。

刃物男の籠城などは本当にとってつけたようなエピソードでした。

後半、書き下ろし作品でしたが…キーパーソンであるはずの牧田は当て馬にも間男にもなりきれていないところが良かったのか悪かったのか。

悪い作品ではないのですが、全体を通して切なくシリアスにしたいのかコミカルにしたい…

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