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2/10(合計:91件)
小笠原宇紀
雪りんご
音楽の世界、一度は挫折したピアニストとマネージャーが主人公ですが、これもまた非常に素晴らしい。毎度の事ながら、感情を前面には出さず、淡々とストーリーが展開する中で関係性を発展させていく、技ありのロマンスに脱帽です。それでいて、クスリと笑わせてくれるのが凄いですね! ロレンツォ(受)の優美な容姿と繊細な性格がとても素敵で、ピアニストとして挫折した鍵三への熱い想いに、心打たれます。 音楽の世…
主役の二人はなんだかんだでお互いの想いを確認し、強情を張りながらも結ばれて宜しゅう御座いました!素直になれないながらも、気になっちゃう二人って素敵ですね!2巻は主人公の刀、シヴァを鍛えた刀鍛冶のアーラマカと、兄弟弟子の月年のお話が半分です。上皇の権勢が優勢だった時代ですから、平安後期から鎌倉にかけての時代設定かと思います。時代の雰囲気と小笠原先生の硬質な絵がよく合っていて、とても魅力的でした。権…
16年も前の初期の作品とは思えない完成度の高さと画面の美しさです。当時はカラーをPC処理で描き始めた時代だったのかと思います。口絵や表紙など、小笠原先生の挑戦的姿勢が伝わっています。 小笠原先生の凄いところは、始めから絵が完成されているので、初期でも最近でも画が殆ど変わらないところです。相変わらず美しいですね。 この作品は実に人を選ぶと言いますか、読者にある程度の想像力と知識を要求してく…
『奴隷王』や『ナイトメア』とはまた違う、小笠原さんの世界観。淡々とした運びと美麗な絵柄、そして今回はサスペンスのような緊張感と静けさがありました。色で言うなら青と白の間のような、この雰囲気は他ではないような気がします。 お話自体は良くあるというか、普通なんですが、小笠原さんのBLは、キャラクターの魅力や萌というより、世界観なので、良いのではないかなと思います。 ラブラブシーンも、異世界設…
これぞ小笠原ワールドの神髄。はっきりと好みが分かれる作品ですが、スタイリッシュな耽美?とでも言えば良いのか、シュールなのかコミカルなのか、表現できない世界です。 イオニア海に浮かぶ都市国家ベルナー公国が舞台。王室警護隊の隊長・吉祥×部下のフリッツを基本のカップリングとして、元恋人ヴィクトル(浮気してフられた)×吉祥、最後の方で魔神のバエル×フリッツなど、入り乱れていますが、世界観が世界観だけ…
『奴隷王』以外に読んだことがなかったので、今作の世界観に脱帽! 小笠原さんの硬質で華やか、完成度の高い絵は、ファンタジーや時代物でこそ映えると思っていますが、なんだろう、不思議な世界感で、独特のテンポとズッコケ感と、そのズッコケが既にズレているんじゃあと、天然疑惑をもってしまう感じが、美麗なイラストと相俟って不思議な感じです。ギャグとは言えないけれど、それにかなり近かく、こんな笑いもあるのかと…
日生水貴 小笠原宇紀
こにしそる
ネタバレ
10年以上経って再会する義理の兄弟もので、弟攻めです。 兄が意地っ張り美人で、弟が強気な俺様系。割とスタンダードな組み合わせ弾なあと思ったのですが、ストーリーが面白かったです。 主人公雪成は調香師として香水のお店を経営していますが、調香というお仕事についてしっかり調べられているし「へー」と思う部分が多くてお仕事ものとしても楽しめました。 弟の響也はアメリカに行っていて10年以上たって、探…
マキヲ
初めて読んだ時はなんだかごちゃごちゃしたお話だなぁと思い、2回目でやっとお話の全体の流れが理解でき、3回目で面白さと素晴らしい萌えを感じることができました。初読でレビューしなくて良かった…。 これ擬人化…人外?ケモミミ?ジャンルのBLになるんですね。まずそれを飲み込むのに時間がかかりました(アホ)。ファンタジーですが、小笠原宇紀さんの美麗な絵は画としての説得力があるので何度も読んで隅々まで堪…
クリスマスというか、サンタクロースの世界(?)のお話です。 人間のパイロットとトナカイ(擬人化)という見たこと無い組み合わせなのですが、設定もかなりぶっ飛んだ感じがしました。 トナカイのアクセルに一目ぼれされて、次期サンタクロース候補としてサンタの国に連れて来られる長池。 このトナカイやサンタの学校の設定はちょっとふわふわっとしているというか、脇キャラも個性的で、他にもサンタ候補として連…
はるぽん
トナカイ養成学校の教師であるトナカイ、アクセル(受け)は、生徒のピーターとトーマスとともにプチ遭難したところをパイロットである長池(攻め)に助けられる。発情期だということもあり、長池を好きになってしまったアクセルは、助けてもらったお礼に身体を差し出そうとするが、鈍い長池は粉をかけられていることすら気づかない。 想いは伝わらないまま、それでも仲良く過ごしていたが、やがてアクセルは、代替わりするサン…