緒田涼歌さんのレビュー一覧

やさしさは罪の香り 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

不幸受け

建設会社の社長とその愛人との間に生まれた遠流(受け)。本宅に引き取られたものの、父の愛情からではなく成績が良い優秀な息子が欲しかったからという理由で、生みの母から憎まれ、養母からは疎まれ、唯一優しくしてくれるのは腹違いのお兄さんだけという環境にいます。
そのお兄さんから、会社が受注している道路建設の件で政治家である菅江(攻め)の口利きが必要と言われ、お兄さんの力になりたい!と覚悟を決め攻めのもと…

3

ショコラは夜に甘くとける 小説

みとう鈴梨  緒田涼歌 

クールな美人先生と偏屈な生徒に見えてくる

NO1ホストと堅物生真面目な説教男とのチョコレートが縁のラブストーリー。
この作品のNO1ホスト、どうにも私がイメージするホストとは違う、
敬語キャラで、クールな対応をする、熱をあまり感じさせないタイプなのですが、
金銭的な問題で、売春の副業までしているからなのか、どうにかすると女性っぽい。

そんなホストの九条が朝輝と出会うのが自身が働くホストクラブで、
九条のヘルプ担当の新人の兄で…

1

花嫁の黒豹従者 小説

加納邑  緒田涼歌 

あまあまでした(⌒-⌒; )

加納先生の作品はほぼ、あまあまなイメージですが本作品も例外なくあまあまでした(笑)
特に事件が起こるわけでもなく、くっつくまでが一編とその後が一編、同じくらいの長さで入っています。なので、ストーリーを重視しないで軽く読むくらいがいいかと思います☆
雰囲気で言ったら、虎シリーズと変わりません。ただ、私はもふもふ度からいって虎の方が好きだったみたいで、萌え度も虎シリーズの方が大きかった気がします。…

0

ショコラは夜に甘くとける 小説

みとう鈴梨  緒田涼歌 

天然×男前女王様の掛け合いが楽しい

「今すぐブランデーが飲みたい!」という衝動に駆られるような、
嗅覚を刺激されるカフェロワイヤルの描写もさることながら、
本書の魅力はなんといってもキャラクターにあると思いました。

話術と洞察力にすぐれたナンバーワンホスト・九条と、
正論大好きの説教魔で、しかし人柄は良いリーマン・朝輝。
特に、九条は、誰に対しても常に敬語というスタンスがかっこよすぎるし、
朝輝も同僚ホストもおちょく…

2

絶対引力の愛 小説

橘かおる  緒田涼歌 

抗いがたい香り(^O^)

伴侶は香りでシリーズですか(^O^)。
前作の「絶対絶命の恋」は読んでないのですが…前作のCPの皇獅子と優哉と、その時に事件に巻き込まれ事件の発端となった白兎が絡んだお話です。

皇一族は、人物の香りで正邪善悪を暴くことができる能力をもち、「運命の伴侶」も香りで…「その者を魅了する香りを纏って現れる」という言い伝えがある。

皇蒼鷹(攻)は、皇一族の総帥である皇獅子が香りで、優哉を伴侶と…

0

熱砂の王 小説

小塚佳哉  緒田涼歌 

上の口は悪魔で下の口は天使って・・・

懐かしい作品の文庫化ですね、アラブものだけどアラブにありがちな傲岸不遜で
キチクな攻めが出てこない甘々な作品の1作目。
2作目も文庫化されるようなので、旧作を読んだことが無い方に甘々ぶりを
堪能してもらいたい1冊です。

一目ぼれと、ちょっとした誤解とトラブルで一夜の関係を持った相手がアラブの若き王。
それも受けである善也とは9歳違いになる17才の年下国王。
アラブらしく善也の意思は…

4

溺愛貴公子とうそつき花嫁 小説

真船るのあ  緒田涼歌 

なんで別レーベルでコレ!?

と思ってしまいました。コバルト文庫の花嫁シリーズとどう違うのかと。

たとえばネットで書影だけ見てて実際に手に取らなきゃ(文庫と新書で版型からして違うから実物を見ればすぐわかりますが)コバルトのシリーズだと言われても疑問に思いませんよ。イラストも同じ緒田さんだし、タイトルもシリーズの1作だとしてもまったく違和感ない。

基本設定は、事情があって幼いころ女の子として育てられた陽が、その時に…

4

花咲くシンデレラ 小説

真船るのあ  緒田涼歌 

やっぱり無理だ・・・

『花嫁シリーズ』11作目になります。現時点での最新作ですね。

ただ『初戀シンデレラ』と同じく(続編ではなくまったくの別物なんですが)『女装なし』の番外編第2弾だそうです。

真船さんの花嫁シリーズはなんだかんだ言っても結構好きなんですが、この『~シンデレラ』の方はどうにも苦しいです。イヤもう、なんだこの空々しさ!

先読みできるのも浅くて薄いのもそれ自体は別に構わないんですが(こ…

2

初戀シンデレラ 小説

真船るのあ  緒田涼歌 

これは無理です・・・

一応『花嫁シリーズ』9作目になります。
ただ、いつものシリーズとは違って『女装なし』で番外編の位置づけだとか。

『花嫁もの』というよりはタイトル通り『シンデレラストーリー』です(確かに『花嫁』でもあるんですよ、限りなくファンタジックに。むしろある意味では他の女装・花嫁もの以上に『花嫁』だった)。

相変わらず王道ド真ん中で薄くてご都合主義の極みです。その分甘くて可愛くて、でもそれは…

2

いつわりの花嫁 小説

真船るのあ  緒田涼歌 

今度は記憶喪失も・・・

真船さんの『花嫁』シリーズ7作目です。

このシリーズは、王道のお約束展開で浅くて薄くて・・・
でも最初からそういうものとして読めば意外と楽しめるんですが、残念ながらこちらはいまひとつでした。
設定やエピソードがあり得ないとかではなく(それ言い出したらこのシリーズ読めない)、たぶんキャラクターがあまり私の好みじゃなかったからでしょう。

こういう(悪い意味ではなく)お約束の『あま…

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