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1/5(合計:43件)
初田しうこ
ふばば
ネタバレ
1998年発表、「初田しうこ」名義での短編集。 「懺悔」 幼い頃に遭った性被害。反動なのか性に奔放になった昇。 学校で昇を指導する初老の教師は、あの時の男…⁉︎ やっぱり性犯罪ってのは人の人生を壊しますね。 なぜ昇はこういう境地になれたのか。加害者は死んで詫びても許されないと思うけど、この物語は最後に甘さが出ている。 「RISKY」 家に帰ったら急に「兄の友人」を名乗る橋詰が…
1997年発表、「初田しうこ」名義での短編集。 「$10〈テンダラーズ〉」 明るくてモテるけど女性関係にだらしない一平。尻ぬぐいはいつも幼馴染の英司。 今回もカノジョが妊娠したどうしよう…と泣きついてきた。本当は一平が好きな英司は、今度こそツラくなって… 一平は自分でも無自覚で英司を振り回して試していたわけだけど、2人が分かりあうまでのヒリツキがハッピーを描くだけでは終わらない時代性を…
1996年発表、「初田しうこ」名義での短編集。 「ラストキスから始めよう」 再会ものであり近親ものでもある。 同い年のいとこジェイクは黒人のハーフで、1年間の留学でケイゴの家にホームステイしている。 2人は6年前、子供の残酷さで酷い別れ方をしていた… ケイゴは本当はジェイクが好き。だけどクロ◯ボとか言ってしまって、謝ることもできずジェイクに犯されている。 でもジェイクの方だって本当…
みくにちゃん
①懺悔 子どもの頃悪戯されたオトナに、学校で再会する(教師!)DKの話。闇が深い。受ちゃんが可哀想で辛い。 ハッピーエンド・・・?なんですけど、うーん、、なんとも後味悪い感じです。 ②RISKY キンシンソーカン(描写ほぼ無し)してた弟と、その兄の友達の話。こちらも解決したのかしないのか・・・。 ③君さえいれば 亡くなった娘婿で部下でもあるイケメンと、オジさんの話。結構しっかり…
① $10 やんちゃヤリチン受♡可愛い♡ もっとこの二人の話が読みたかった! ②トカゲのしっぽ なんでも持ってるオトコのことが、好きなのに、一方で劣等感もあって・・・この感じって同性ならではなんじゃないかと思います。黒人さんとのシーンがちょっと痛い、というか、差●表現大丈夫かな?と心配になりました。時代かな〜? ③美しく〜 メリバっ_(:3 」∠)_ 光属性なのでメリバつらい…
ioや
鹿乃しうこ先生の作品という事で、、、 初田しうこ名義の昔のものを読んでみたくて購入しました。 とにかく色々、衝撃でした。 こちらの情報だと、1998年発売で〜24年前の作品なんですね。 短編集なんですが、1話1話の内容が濃くて〜本当に重く伸し掛る重さ。 いやぁ〜久しぶりに、ドキドキしながら読んだ。面白かったです。 これから読まれる方は、ネタバレ無しでおすすめしたい1冊です。…
西条公威 初田しうこ
1996年発表の短編集。 良くも悪くも、今の小説とは全く異なる味わい。 重く、救いがなく、恋もなく。 BL小説というよりも、傷だらけの心を乾いたタッチで描く純文学系に近い。そこに男を犯す男や男に犯される男が出てくる、という感覚。 「ザ・ホイール」 母が父を裏切り、母の男は隠れて姉を犯している。 だから友也は今日も家に入れない。犯されている姉の声がするから。 下の階の男が部屋に入れ…
fiona0109
1997~1998年に雑誌掲載された作品が4作品収録されています。 雰囲気はシリアスで重いものが多いですが、結末は割と甘々で安心出来る作品ばかりでした。 ただ、『君さえいれば』以外は途中経過で酷いと思った理不尽な行為が出てきたので、その辺りが地雷になる方もいらっしゃるかもしれません。 まだ初期の頃の初田さんの特徴がよく出ている作品集で、ずっしりと重いテーマが描かれています。 執着が高いキャ…
1996~1997年に雑誌掲載された3つの作品が収録されています。 どの作品もなかなか濃い作品でした。 何が濃いかと言うと…相手に対する思い入れというか執念というか、中にはダークと言える作品も含まれていると思います(初田さんのお姉様は「怨念?」とコメントされたとか 笑)。 ラストの作品はちょっと危ないところまでいっているのですが、ラブが薄めでHばかりの作品よりこの位強い想いが感じられた方が私…
『できのいいキス悪いキス』シリーズ最終巻になります。 他に『花組仁侠伝』の外伝が収録されていますが、このお話はやはり本編の方を先に読んでいた方が分かりやすいと思います(私は『花組~』は未読だったのでキャラの立場とか背景が余り良く分からず軽く読み飛ばしてしまいました…汗)。 『できのいいキス悪いキス』については、私はこのシリーズ1巻目からずっと中立評価だったのですが、それは最後まで変わりませ…