宇良たまじさんのレビュー一覧

若い男に恋をするおっさん騎士の話 小説

伊川伊織  宇良たまじ 

受に振り回される攻っていいよね。

小説家なろう で、全部読んでいまして、今回書籍になるという事で購入しました。
まず、表紙がいい。宇良たまじ先生がいい仕事してます。
リシャール(受、フラグ建築士)に振り回されるウィリアム(攻)。
今回の書籍に収録された「青と白と猫の街」にリシャールがウィリアムに置き手紙を書くシーンがあり、
「いや、それあかんやつ!」と思わず叫んでしまいました。
受に振り回される攻っていいよね。
現場か…

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若い男に恋をするおっさん騎士の話 小説

伊川伊織  宇良たまじ 

No Title

題名とあらすじ、そして序盤を読んだ段階では、ここまで胸が苦しくなるような深いシーンが多々ある作品だとは予想していませんでした。
申し訳ない……。
BLによくある「年下イケメン×くたびれたおじさん」だと思ったら大間違いで、ストーリーも、攻と受が互いに向ける愛情も、とても深いです。

攻・ウィリアムは金髪碧眼の美青年で、公爵家の長男で国王の甥で、見習い騎士の中でもずば抜けて強く、一見非の打ち所…

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若い男に恋をするおっさん騎士の話 小説

伊川伊織  宇良たまじ 

こんな大作だったとは!リシャールが切なくて可愛くて

すごい大作でした。
表題作(1話目)はリシャール視点で独特な文体で。
一冊この調子だったらキツイなあと思ってたら、団長ザイル、騎士ウィリアム、ウィリアムパパ公爵視点もあり。読み進むにつれて本当のリシャールやウィリアムのことがわかっていって。

1話目は戦争を終わらせた男リシャールが終戦後を生きるところからです。
何も欲しがらず、死んでいれば良かった。いや死ななくて良かった、と思いながら淡…

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若い男に恋をするおっさん騎士の話 小説

伊川伊織  宇良たまじ 

2人の愛は平和のシンボル

まず。
表紙を見たとき、どっちが若い男で、どっちがおっさん騎士?と思ったのが第一印象でした(笑)
金髪の方が「若い男」で、手前の黒髪の方が「おっさん騎士」。よくよく見ると、髪の毛の上の方が白みがかっていて、それは光に当たってる光沢感のせいではなく、実は白髪だったりします。
挿絵の方では年相応に描かれているので、ちゃんと"おっさん"です^ ^
のんびりと穏やかな性格のリシャールが魅力的に描か…

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若い男に恋をするおっさん騎士の話 小説

伊川伊織  宇良たまじ 

戦争で砕かれた心が再生する恋

今回は見習い騎士と騎士訓練所の教官のお話です。

終戦で騎士訓練所事の教官となった受様が
見習い騎士の攻様の伴侶になるまでの本編と
後日談5話を収録。

地方の男爵四男に生まれた受様は
躰の丈夫さが取り柄で騎士になります。

騎士にはなった当時は平和でしたが
隣国に攻め入られた戦争は徐々に厳しくなり
若い騎士も戦場へ行かされます。

ベテランとなった受様は最前線で戦い続け…

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若い男に恋をするおっさん騎士の話 小説

伊川伊織  宇良たまじ 

愛され変わっていくひとりの英雄のお話

なんの予備知識もなく読みましたが、国を救った自覚もなく何も求めず生きていたリシャールがウィリアムに出会い、生きる意味と自分が本当に欲しかったものを見つけるまでのお話に、どうかこれからもずっと幸せでいてと願いました。
愛されているという自覚のないリシャールと、彼のことが好きでたまらないウィリアムのやり取りは時にはちぐはぐで滑稽で、思わず笑ってしまいます。
特に好きなのが『青と白と猫の街』
あの…

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イヤって言ってもきかないで 上 コミック

宇良たまじ 

No Title

上下巻ともまとめて、ここにレビューを書かせてもらいます(星はそれぞれ付けてます)。

攻の南くんが最高でした。
正直年下攻が嫌いで普段ならまず読まないのですが、表紙を見て「え、この攻どストライクなんだけど」と読んでみることに。
顔も髪型もスタイルも最高。
飄々とした雰囲気でいつも余裕がある感じで大人っぽいのに、たまに子どもっぽい時もあり、でもやっぱり歳の割に大人っぽい子なので、年下攻でも…

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イヤって言ってもきかないで 下 コミック

宇良たまじ 

可愛かったんだけれども

ミステリアス攻めの謎が明かされてスッキリ。

でも受けが出会いのきっかけを覚えてなかったことが気になってしまった。そんなインパクトあること忘れる?部屋隣でずっと気づかず?流石にちょっと無理ない…?!
可愛いカップルなんだけどもそこがとても気になってしまった…というか攻めのことを考えると不憫で可哀想になってしまった。
ラブラブなところもたくさんあるので気にならない人の方が多いのかな。

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イヤって言ってもきかないで 上 コミック

宇良たまじ 

沼男攻め現る。

上巻のみの感想です。
ミステリアスな攻めに受けも読者もぶんぶん振り回されます。
上巻だけだとまだ全然謎が多くて、心から信用して好きになれない感じもまた沼…。
ミステリアスな部分が多いけど、たまに凄く若者っぽいウブな反応を示すところも魅力的で心を揺さぶられてしまいます。

果たしてこの幸せと不安の境目のような気持ちは下巻で全て幸せに変わるのでしょうか。

これが初コミックスとは信じられ…

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イヤって言ってもきかないで 下 コミック

宇良たまじ 

不器用な吉鷹くん、がんばったよね

 下巻では吉鷹くんの過去と真意が明かされていきます。上下まとめ買いしてよかった!
 吉鷹くんは、これまでラベリングされてきたような人生で、本当の自分で、素の自分のままで、人と関わることがなかったみたいです。だから、林さんと出会って御曹司というバックボーンを全く考慮しない扱いが新鮮で嬉しかったんですよね。そこから林さんの事を、もっと知りたい、愛おしい、手に入れたい、諦められない…。どんどん想いが強…

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