春原いずみさんのレビュー一覧

緑陰 たったひとりのあなたへ 小説

春原いずみ  あさとえいり 

雰囲気が良かったです

落ちついた静かなお話で、登場人物もどこかリアルでない上品な感じがしました。落ち着いていながら、ストーリーは不思議系ミステリーです。
謎の結末が知りたくて、駆け足で読んでしまいました。

主人公の佐保は美術館で働く学芸員ですが、昔交通事故にあって過去の記憶の一部がありません。
とある画家が描いた幻の絵が偶然出てきて、それが連作であると知った佐保は、美術評論家の榊原の力を借りて全ての絵を集めよ…

1

麻酔科医の策略 小説

春原いずみ  明神翼 

受けが豹変

とある学会の夜、たまたま一緒になったバーでお酒を飲み一夜を共にしてしまった麻酔科医の浅香と天才心臓外科医の靑井。
その後、新しく設立された医療機関で偶然にも一緒に働く同僚として再会。

靑井に興味があり積極的にアプローチしていく浅香に対し、靑井は明らかに浅香を避けます。
それに全くへこたれない浅香がすごい。

そんな二人も仕事を通して少しづつ信頼関係ができ、靑井の抱えていたトラウマが解…

1

麻酔科医の策略 小説

春原いずみ  明神翼 

医療物が好きならオススメです。

春原いずみさんの医療物BL、好きです。
ラブの部分が少なくて、医療部分が多いのですが、春原さんの医療物は自分には普段関わりの無い世界で、だからこそ毎回興味深く読ませて頂いています。
やはりご本人が医療関係者という事もあって、リアリティーがあるのでしょうが、素人にも分かりやすく描かれていて、今回も本当にあっという間に読了してしまいました。

出張先の学会の後、バーで浅香(攻)と靑井(受)は出…

3

麻酔科医の策略 小説

春原いずみ  明神翼 

本格医療BL

医療ものに定評ある春原いずみさん。
今回の新作も、医療現場で働く人々がリアルに描かれており興味深く読めました。
勉強になるのに小難しい感じはなく、スッと頭に入ってくる書き方をされているのが上手いなぁと思います。

あらすじ:
麻酔科医の浅香(攻め)は、 北海道で学会を終えた夜、心臓外科医の靑井(受け)と一夜を共にする。
後日、彼と同じ病院で働くこととなり…‥

物語の舞台は、心臓外…

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ココだけCOMICフォーカス!! EXTRA 2006 グッズ

興味を引く場面をちょこっとだけ

「小説chara vol.13」応募者全員サービスの小冊子102ページです。

小説のイラスト(表紙や挿し絵)を描かれた方が、小説の一部を元に漫画を描かれています。11本中7本が描き下ろしだそうですが、どれが描き下ろしなのかは明記ありません。

原作小説の紹介に1ページ、それからマンガで7~11ページで収録されています。あらすじだけでなく、人物相関図やツボ度チェックまであるのが嬉しいです。…

2

恋愛免疫不全症候群 小説

春原いずみ  水名瀬雅良 

医療現場って感じでした

前から気になっていた医療もので有名な?春原さん作品!
お噂通り、医療に関してはとても興味深く読ませていただきました。
整形外科と形成外科の違いとか、処置の場面とか告知や完治と治療終了は同一ではない…とか。

でもちょっと色々馴染めない点がありました…。
1つ目は櫻井先生による御原先生を“彼氏”呼び。
他のレビューサイトでチラッとお見かけした時、“恋人”っていう意味合いで“彼氏”なのかと…

1

赤と黒の衝動 小説

春原いずみ  夏乃あゆみ 

もうちょっと登場人物の感情に入り込めたら…

読んでみて話の感触は悪くはない気はするのだが、不思議な事に登場人物には感情移入できなかったというなんとも複雑な一冊。

新進気鋭の華道家×自身の理想とする牡丹の新品種作出に打ち込む大学院生で接点は有りながらも違う畑の、ある意味天才同士の二人。

まず攻め・凌の考え方、行動が独りよがりに思えて仕方がなかった。
それに受け・智史と取り巻く脇役の面々もこれまた駄目だったなぁ…。
父親の上下関…

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ココだけCOMICフォーカス!! EXTRA 2006 グッズ

贅沢な予告編集

雪舟さんの描く『FLESH&BLOOD』のコミカライズが載っているということで入手。
お目当ての作品は、まるで予告編のようにちょこっと(笑)

というより、この本のコンセプトがそうなのだ。
「キャラ文庫のココの部分を漫画で読みた〜い」というリクエストを
その小説の絵師さんが漫画化してみました……
というのがこの冊子。


全部で11作品、ちょっと古い冊子ということもあって…

2

病理検査室の暴君 小説

春原いずみ  六芦かえで 

天才×天才の恋愛

春原さんの著書は今まで気にはなっていたけれど読んだことがなかったんですよ(^_^;)
設定が気になり一読!

評価は3.5くらいかな?
作家業以外に医療機関で仕事をされている先生ということもあり、仕事面や先生たちのやりとりが細かくわかりやすく書いてあります。攻めが病理医っていうのもめずらしく、しかも、大型肉食獣のギャップもある♪
受けも手術だけは凛としているけど普段はビクビクの小動物のギ…

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病理検査室の暴君 小説

春原いずみ  六芦かえで 

自分へのお年玉、2

春原いずみ先生の新作~♪どの作品も読み応えあって外れなし!!作者買いの御方の中に入ってます!
今作もよろしゅうございました。嗣巳と冴木、引かれ合い、自らを解放し委ねられる相方。
…いや…知らないだけで、一方的に嗣巳が溺愛されてる様な気がします。兄の順唯、佐々木先生、きっと他にも多々あったのを人見知りですべてスルー。感と逃げ足の速さでしのいで来たのに、とうとう捕まえられてしまった希小動物、嗣巳?…

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