きたざわ尋子さんのレビュー一覧

くちづけと嘘と恋心 小説

きたざわ尋子  緒田涼歌 

続編です。

『瞬きとキスと鎖』の続編です。

旅先で事件に巻き込まれ助けられたことで、元レーサーの滝川(攻)と恋人同士になった佑也(受)。

前巻でほぼ放置だった佑也の家族問題に一応決着がつきました。確認したら、雑誌には最初に前後編(前巻表題作)が、その数ヶ月後に続編(こちらの1編目)が掲載されたようですね。

佑也にずっと関係を強要していた義兄(母が内縁関係にある男の息子)と、それを知っても…

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瞬きとキスと鎖 小説

きたざわ尋子  緒田涼歌 

お約束の年の差もの。

きたざわさんお得意の『年の差(年上攻)』ものです。

ひとり旅の途中に襲われて、元レーサー・滝川(攻)に助けられた佑也(受)。
滝川が、いつものきたざわさんの攻よりも大人で包容力のあるタイプでした。強引ではありますが、不快なほどの『傲慢』さはなかったですね。まあ『お金持ちでイイ男で受にメロメロ』というあたりはまさしくきたざわさんテンプレートです。

ストーリーとしては、この作品だけで…

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手に負えない激情 小説

きたざわ尋子  ジキル 

見え隠れする独占欲

大学2年の望巳のアルバイト先に、高校生の時好きだった後輩・遼也が、新しいバイトとして入ってきた。
高校時代に好きだと伝え、一度だけ関係を持ったが、それきり会っていなかった。
遼也は身体の相性が良いからセフレにならないかと持ちかけてくるが…。
ずっと好きだった相手にそんな事を言われて断れるはずもなく、頷いてしまう望巳。
それからどれだけ関係を持っても所詮セフレ扱いだと思い込んでいる望巳と実は…

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罪よりも甘い吐息(文庫) 小説

きたざわ尋子  佐々成美 

いよいよ智雪が羽ばたきます。

『甘い罪のカケラ』のシリーズ2作目、新装版(文庫化)の2冊目です。

このシリーズが大好きで、中身は全部知っているものの、書き下ろし目当てに購入しました。

以下、ネタバレですが、智雪はいよいよ環境を変えての高校デビュー?です。地元にいた頃は、自身が持つ特殊能力で、気味悪がられた幼少期を経験。少女めいた美貌も、智雪には邪魔なもので。。

そんな自分の存在が、両親にとって重荷と感じて家出…

1

はじまりの熱を憶えてる 小説

きたざわ尋子  夏珂 

特殊設定である必要あるのか?

きたざわさんのパラレルっぽいファンタジー。なんちゃってに近いかな?きたざわさん、最近この手の多いですね。

読み始めすぐから『鳥シリーズ』を思い出しました。根本的な設定は違うんですが『似非日本・ファンタジー・研究所』というあたりが似ていると感じましたね。いちばん違うのは、こちらは意外とコメディタッチだってことでしょうか。

特に『鳥シリーズ』の2組目のキャラクター・CPと重なって仕方なかっ…

3

秘匿の花 小説

きたざわ尋子  高宮東 

ファンタジーって難しいよね・・・

きたざわさん作家買いで、ファンタジーBLは大好きです。ただ、悪くはなかったんですが、面白いかというと・・・う~ん。正直微妙。

レビュータイトル通り『ファンタジーBLって難しい』と改めて感じました。きちんと設定を作り込んで(この作品がそこまで作り込めてるかはともかく)展開すればするほど、1冊に収めるにはなんとも尺足らずに感じます。だからと言って、大長編シリーズにできるだけの中身があるかはまた別…

1

はじまりの熱を憶えてる 小説

きたざわ尋子  夏珂 

能力者がいっぱいだぁ!

病気や怪我を治すヒーラーとチャージャーのお話で、この作品に出てくるヒーラーは
まさに神的です、病や怪我を自分が持つ能力で直す事が出来る、さらにその能力を
国が全面的に保護しバックアップしてヒーラーによる治療を目的とした国営の医療機関が
作られている設定、ホントにあったらなんて素晴らしいなんて思うと同時に医者が
いらない事態になるような展開ですが、当然ファンタジーですからね。
ありえない事…

5

猫は幸福で出来ている 小説

きたざわ尋子  紺野けい子 

続編っていうか

ラブラブ後日談。

まとまっちゃったカップルのその後のお話です。
受けの幸がまだ未成年なのもあって、同居の恋人の伊原は表向き保護者。
伊原やまわりの大人達としては、幸にもっと甘えて欲しいのに、幸の方は庇護されることにとまどいがあって、、。

いくら、まとまっちゃった後のお話にしても、取り立てて特に事件があるわけでもなく、
何かにつけて、すぐに伊原に濃厚エチに持ち込まれて、幸の方もエチ…

1

いとしさの結晶 小説

きたざわ尋子  青井秋 

大事な者は傍にいる

一種の記憶喪失モノと過去と今のはざまで受け様が真実の愛を見つける感じでしょうか。
内容的には淡々とした受け様の日常に日々を背景にしていて、読み始めは、
事故で過去の記憶を一時失っていた受け様が、新たに恋をするが、その後に断片的に
過去を思い出し、自分が記憶を無くす前に好きだった相手がいたことを思い出し、
攻め様の気持ちには応える事が出来ないと思いながらも攻め様がそれでもいいと、
身体の関…

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いとしさの結晶 小説

きたざわ尋子  青井秋 

読む前のイメージとことごとく違いました。

きたざわさんはわりと好きでかなりの数読んでますが、正直『パターン』が決まった作品が非常に多いんですね(『パターン』は複数あります)。
そういう意味では、これはちょっと異色でした。

まず、志信(受)のキャラクターが、あらすじや表紙イラストから想定したのとまったく違いました。読む前に持ってたイメージにかすりもしなかった感じです。
てっきり『健気で儚げで(和服だし)何かと流されちゃう美人…

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