きたざわ尋子さんのレビュー一覧

恋さえも君との約束 小説

きたざわ尋子  ほり恵利織 

シリーズ3作目。

好きなシリーズではあるんですが、ここからはちょっとだけ下降気味なんですよね。ややこしい家族関係がちょっとうるさかったかな。

最初からわかっていた展開ではあったんですが、ラブストーリーに心霊関係・そこに家族の問題までは詰め込み過ぎの気がしてしまいました。

でもそれ以上に私は、ここから絡んでくる響がダメでした。この巻はまだ顔見せ程度ですけどね。

まあ、響以外は作品としては(前2…

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いつか君が降った夜 小説

きたざわ尋子  ほり恵利織 

シリーズ2作目。

『ありふれた恋よりも』に続く2作目です。

一応1冊完結のシリーズなんですが、特に最初の2作は纏めて読んだ方がいろいろスッキリするんじゃないかな。
ラブも、前巻(表題作)では特に身体はまだまだこれから~って感じで終わってましたが、こちらで霊関係のアレコレを乗り越えて、より2人の結びつきも強くなりようやく初Hに漕ぎ着けてます。

前巻レビューでも書きましたが、設定としては確かに霊能力者…

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ありふれた恋よりも 小説

きたざわ尋子  ほり恵利織 

霊能力ファンタジー?

とはいえスパイス程度です。イヤ、結構ストーリーには絡んでくるし『なくても支障のない設定』とは言えませんが。

ただ、決して本格的とは言い難いですね。それらしい雰囲気くらいに思っておけばOKでしょう。そういうのが苦手な方でも平気だと思いますし、逆に『霊能力』『オカルト・ファンタジー』を期待しすぎると肩透かしもいいところじゃないかと。

こちらはきたざわさんでもかなり好きなシリーズです。特…

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恋もよう、愛もよう。 小説

きたざわ尋子  角田緑 

メルヘンで可愛らしい作品

ほのぼの・まったりしたお話で、受けがカフェで働いてるシーンなんかは結構雰囲気あって好きですが…

すみません、受けが「妻」とか「お母さん」とか呼ばれる話苦手なんです…。
そう多く呼ばれてはないですが、扱いとか立ち位置はそんな感じ。
攻めの弟が受けの喘ぎを度々聞いてたり、ベッドでの受けについて攻めに聞かされたりしてるのも、遅い再婚をした夫婦+いい歳の息子 みたいな気恥しさがあってダメでした。…

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君だけに僕は乱される 小説

きたざわ尋子  鈴倉温 

ヤンデレ化・・・?

『君なんか欲しくない』の続編ですね。

千倉(受)に迫る2人の男(当て馬)登場で、追い詰められた年下ワンコ・真柴(攻)が狼に豹変。

終盤自分でも言ってましたが、千倉は確かに低温過ぎるタイプで、態度や言葉に表すことはなくてもちゃんと真柴を思ってるんですよね。まあそれが真柴にはきちんと伝わっていなくて、自信が持てなかった真柴が暴走してしまう結果になったわけですが。

しかし私はとにか…

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君なんか欲しくない 小説

きたざわ尋子  鈴倉温 

こういうキャラクターだったのね・・・

前作『また君を好きになる』でいい味出していた脇キャラクター・千倉(受)がメインのスピンオフです。結構好きですね。

個人的には、前作で千倉(受)は攻のイメージはなかったので、そこがいちばん安心しました。『攻受が思ってたのと違う』以上のダメージはすぐには思いつかないくらいのダメ要素なので。←読む前にわかってたら確実にそれだけで避けることも。

前作の攻・嘉威が千倉を指した『草食なんてもん…

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また君を好きになる 小説

きたざわ尋子  鈴倉温 

別れた男と再会したら・・・

設定はよかったです。とにかくロクデナシ攻が痛い目に合うのが好きなので(厳密には、最初から『ロクデナシ』が出て来ないに越したことはないんですが)。
でも、これじゃまだまだ足りないけどね!

とにかく嘉威(攻)がダメすぎで、真幸(受)の心情に共感し切れなかったんですよ。いくら改心したって、結局過去の所業は消えることはないのに、いいのかそれで!?と私の方がイライラしました。

いえ、それ以…

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いつかの告白 小説

きたざわ尋子  有馬かつみ 

これというものはないけど、すごく好き。

まあ『王道』でしょうね。すごくありがちだと思います。意外性を求めて読むような作品ではないのは確実でしょう。

でも、これはきたざわさんでもかなり好きな作品なんです。シリーズではない単発ものでは、いちばん好きなんじゃないかと思うほど。何が、と訊かれても答えられないんですが、もうわけもなく好きなんですよ。今までに何回読み返したかわからないくらい。

しかしこれ、10年以上前になるんですね。…

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コレクション・ブルー 小説

きたざわ尋子  高宮東 

疲れた時には甘いものが欲しくなる。

と書いておきながらなんですが、私はホントに疲れた時はきたざわさんは読まないんですけどね(好き作家さんには違いないですよ)。それはともかく。

きたざわさんのお得意設定のひとつで『箱入りで、長いこと俗世から隔離されて暮らしていた受』に、『社会的ステイタスのある俺様攻』が、いろいろあって結果的にはメロメロになっちゃうという。同じような作品がいくつも浮かびます。

ただ、それらと比べると明ら…

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くちづけと嘘と恋心 小説

きたざわ尋子  緒田涼歌 

続編です。

『瞬きとキスと鎖』の続編です。

旅先で事件に巻き込まれ助けられたことで、元レーサーの滝川(攻)と恋人同士になった佑也(受)。

前巻でほぼ放置だった佑也の家族問題に一応決着がつきました。確認したら、雑誌には最初に前後編(前巻表題作)が、その数ヶ月後に続編(こちらの1編目)が掲載されたようですね。

佑也にずっと関係を強要していた義兄(母が内縁関係にある男の息子)と、それを知っても…

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