きたざわ尋子さんのレビュー一覧

愛できつく縛りたい(下)(表題作 眠れない夜の終わり) 小説

きたざわ尋子  高永ひなこ 

スピンオフCPメインの下巻です。

え~、(1年以上前に)上巻のレビューでも書きましたが、私はとにかくメインCP(数馬×夏鹿)が好きなんですよね。特に数馬が。

こちらは新装版ですが、旧版時は新書4冊でそれが文庫2冊分になっています。
旧版では、メインCPは最初の1冊(『恋より激しく』)だけで、あとの3冊はスピンオフCP(一成×潮)です。まさに『スピンオフの方が長くなる』というきたざわさんのパターンそのままです。

そし…

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不実なくちびる 小説

きたざわ尋子  桜城やや 

『年の差』はいいんですが・・・

きたざわさんのこの系統の攻がものすごく苦手なんです。

きたざわさんは『年の差(年上攻)』が多いですし、それ自体は好みなんですよ。攻のキャラクターさえ好みに合えば。

ただ、きたざわさんには攻キャラクターのパターンが個人的にどうしてもダメな『俺様・傲慢・鬼畜』『大人げない』系統も多くて、こちらはその典型ですね。

『年の差』があるからこそ、黒坂(攻)の意地の悪さ・大人としての余裕のな…

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感じやすい傷 小説

きたざわ尋子  赤坂RAM 

年上ってだけじゃなくて叔父なんだから・・・

叔父×甥(一応『ガチ』です。攻は受の母の異母弟なので)の年の差・同居もの。

まず、叔父×甥の禁忌がほとんど感じられませんでした。イヤ、私は近親ものは苦手な方なので、あまりそこにこだわられても困るんですが。

それに、叔父・恭祐(攻)が過去の心の傷を抱えているんですが、それもどうにも・・・

なんというか、すべてにおいて中途半端な感じです。決して悪くはないんですよ。きたざわさんらしい…

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きっと欲張りな瞳 小説

きたざわ尋子  赤坂RAM 

義兄弟の再会もの。

もう15年も前の作品なんですね。

でも、そういう意味では(そこまで)古さは感じません。やっぱり『きたざわさん』でした。

年の差(年上攻)・義兄弟ものです。

5年前に家を出て、カメラマンとして世界を放浪する養子である兄・航(攻)と、そんな兄を慕う弟・亮輔(受)が再会。

実は、航が家を出たのも亮輔への『弟へ』ではない気持ちからで・・・

イヤもう、年の差のある(義)兄…

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恋愛のセオリー グッズ

同名漫画の原作小説。

隆巳ジロさん作画の漫画『恋愛のセオリー(上・下)』の原作小説です。

商業では未発表だった(同人誌で出されたものらしい)作品が漫画化されて、その原作小説が小冊子になったんですね。

私はこの漫画がすごく好きなんです。ストーリーとしてはまあよくある王道ですが、キャラクターが魅力的。
特に、千洋が隆巳さんの絵もあってホントに可愛いんです。


こちらは、漫画のあとで読むとホントに忠実に…

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恋愛のセオリー 下 コミック

きたざわ尋子  隆巳ジロ 

波乱含みの下巻。

きたざわさん原作漫画の下巻(完結編)です。

前巻は、あらすじ通り『ピュアラブストーリー』の範疇だったと思いますが、こちらは結構Hシーンに力入ってます(作画の隆巳さんが頑張ってるわけです)。
雑誌連載だったようですが、その1回分がまるまるHシーンですから。スゴイ。

だからってエロエロかというとそうでもない。
イヤ、決して『H薄め』じゃないですよ。長いだけじゃなく結構描写も濃厚なん…

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恋愛のセオリー 上 コミック

きたざわ尋子  隆巳ジロ 

可愛い王道ストーリー。

きたざわ尋子さん原作です。

とはいえ、原作は商業では未発表(同人誌で出されたもの)で、のちに原作小説が全員サービスの非売品小冊子になっています。

きたざわさん作家買いの一環で、申し訳ありませんが(漫画はほぼ読まないので)作画の隆巳さんはまったく未知の作家さんでした。

絵について言うなら、とにかく可愛らしくて結構安定しています。←え~、すごくデッサン力があるとか上手いという絵じゃ…

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ささやかな甘傷 小説

きたざわ尋子  毬田ユズ 

スピンオフ。

『憂惑をひとかけら』のスピンオフです。

『憂惑~』の攻・竜司の上司・澤村(攻)がメインの年の差(年上攻)もの。

まあ、正直なところ前作よりはまだマシなんですが、だからと言ってこちら単体でいいところもないんですよね。単に比較の問題でしかない。

キャラクターがどちらも好みじゃないし、特に1編目では2人のラブの過程が淡々としすぎてて、いつ・どこでお互いが惹かれたのかもよくわからなかっ…

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憂惑をひとかけら 小説

きたざわ尋子  毬田ユズ 

義兄弟の再会。

親の再婚で兄弟になった同い年同士の、7年ぶりの再会。

私は、もともと兄弟(近親)物は特に好みじゃないんですが、まあガチよりは義理の方がマシです。

ただ、これ『義兄弟』の意味あるんだろうか。『兄弟ならでは』の葛藤とか禁忌とか一切感じないんだけど。
まったく無意味とまでは言いませんが(まあ、父親の存在くらいか?)、別に単なる幼馴染みや同級生でもよかったんじゃないの?と感じてしまったん…

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瞳と声を塞いで 小説

きたざわ尋子  金ひかる 

シリーズ完結編。

う~ん、結局は鳴海(攻)に何の魅力も感じないままに終わってしまいました。

作品としては、パレット文庫というレーベル的なものもあるのか、あっさり薄目です(注・H度ではない)。
それでも、決して悪くはないんですよ。個人的には、鳴海のキャラクター以外は結構好きなんです。

3作目で、メインCPのラブはもう出来上がってるので、こちらは『ラブストーリー』としてよりも尚の父親を巡るあれこれの方…

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