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秋月こお 嘉壱
むつこ
『真夏のボヘミヤン』の続編です。 前作で離ればなれになってしまったボヘミヤンな城山を追いかけ、主人公の高校生は、はじめてと言ってもいいほどの冒険の旅をする。 滑稽なほどに一途で懸命でピュアで、なんだか胸が熱くなりました。 旅の途中で出会うひとたちも、魅力いっぱいでした。ただの「いいひと」は一人もいなくて、一癖も二癖もある人ばかりなんですが、そこが良かったですね。 ヤクザの竜門はかっこいいなァ。ヤク…
秋月こお 紋南晴
アッキーの世界征服(w)にはもう、いまいち興味が持てなくなっちゃったんですが、アッキーと忍くんの恋の行方(具体的に言うなら、えっちの行方)が気になって仕方なくて、その一念だけで読んでました。 BL的には非常に正しい(?)読み方ではないかと思いますw で、シリーズ最終巻となるこの巻ですが、政策的な話が少なくて、アッキーと忍のラブなお話が前面に押し出されたストーリーとなっていて、そのあたりは楽しく読…
政策がお花畑すぎて笑えない…という事態になってしまいました。 「これはフィクションこれはフィクションこれはフィクション」と言い聞かせながら読んだんですが、どうにもこうにも無理でした。 自衛隊解体までは「まあ、ありがちだわな…」と苦笑しながら読めたんですが、環境問題を解決するために取った手段があり得ない。 いやもうこんなことしたら日本だけの問題じゃ済まなくて、経済が大停滞した挙げ句かつてない世界大恐…
私、無知ながらもひそかな政治オタなんですよ。一時期、赤旗やら正論やら、左右取り揃えて定期講読してたほどに。 で、この話なんですが、政治的なコネタいっぱいで、「こんな政治好きな人にしか分かんないようなネタ、よくコバルト文庫で書いたなァ。当時、読者のほとんどに通じなかったっしょ」ってニヤニヤ笑いながら読んじゃいました。 ただ、ネタ自体はかなり古くて、当時の是と今の是もだいぶ違ってたりするので、注意も必…
政治に絡む話をがっつりストーリーに組み込んできてるもんで、ビミョーに不安だったんです。 青臭い稚拙な論理だったらどうしよう…と思って。そういうのも作者さん計算ずくでのネタならいいんですが。もし裏側に底の浅さ稚拙さが透けて見えたら耐えがたいな…と思ってたんですが、さすが秋月こおさん、心配無用でした。詳しい。さすがだなァと思いました。 もちろんこんなふうに上手くはいかないのが現実ですが、「誰にでも好か…
秋月こお 東里桐子
二回読み返しました。 スゴイ。 なんだこのラスト数ページの強烈なカタストロフィは。 頭に映像を浮かべないよう必死になりました。衝撃的でした。 なんかもう、スゴイとしか言い様のない世界観のお話でした。 読み終えたとき、喪失感と脱力感にうちひしがれました。 終わりかたは、好きなんだけど悲しい。なにも解決してないんだけど、なにかを暗示している結末。希望はたぶん、点ほどしかない。 これじゃ分かんないので…
秋月こお ヤマダサクラコ
葬儀会社を舞台にしたコメディタッチのお話。 霊が見えてしまうお人好しの社長、霊媒体質で得体の知れない美貌の尼さん(男)、エクソシスト志望の男、やたら小うるさいけど頭のいい会計係などなど、クセのあるイケメンばかりが登場人物でした。 一度はまとまりかけたかに見えたカップルも、最後にはひっくり返されるような展開で…シリーズとしてまだまだ先は長いぞって感じでしたね。 ラブ面より、葬儀会社でのお仕事のほうに…
中二病なお話だなァと思いました。主人公の抱える悩みも、主人公が、恋した男の生き方をかっこいいと思って彼について旅に出ちゃうところも。 でもね、作者の秋月さんが、ちゃんとそれを俯瞰できてるのが行間から伝わってくるので、あの頃の苦くて甘ずっぱい気持ちを素直によみがえらせながら読むことができました。 若いときにしか見えないものがあるし、それはとてもステキな感情なんだよなァと。いつまでたってもそのままじゃ…
秋月こお 九號
久江羽
九州平定が終わり、幸村一行は帰途に着きます。 幸村のフェロモンに周囲が振り回されるので、とうとう佐助が才三に房術の指南を請うことになります。 (この件に関しては結局まだ勉強中らしく、モヤモヤとしたまま次巻へ続くようですが。) 六郎は沖殿への幼い恋を乗り越えて、ずいぶんしっかりしてきた様子だし・・・ 海路上杉領に着いた後は久しぶりの景勝との再会。 奥方との危うい関係もあり、アマアマな時…
satoki
秋月さんの時代モノ。 いつものライトな文体じゃなくて、時代ものだけあって固く書こうとしてる感じです。 個人的にはこっちのほうが読みやすくて好きかも。 舞台は群雄割拠の戦国時代。 有能な上美貌と軍師の才を併せ持つ男真田幸村(無自覚の男殺し_笑)があっちこっちでいろいろな人とフラグをたてながら旅をするお話。 本命は一体どいつだ!!とはいえまだ一巻まだまだ見えません。 話の出発点から…