愁堂れなさんのレビュー一覧

極道の手なずけ方 小説

愁堂れな  和鐵屋匠 

陳腐な三文芝居

帯『優しいフリには騙されない!ヤクザに手なずけられてたまるかよ』

なんつーか色々イマイチでした。
全体的に陳腐な三文芝居っぽいんですよね~。
いっそ樹朗〔受〕を我侭なだけじゃなくアホの子にしたらまた違ってたかもしれない……様な気がしないでもない事はないです。
ヤクザの愛人の息子である樹朗はヤクザである父親を嫌っていて、億ションに住み毎月の小遣いは百万円、それでも足りない時には電話をかけ…

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俺の胸で泣け 小説

愁堂れな  山田ユギ 

大学時代からの友人3人

帯『片想い中の男に抱かれた。身代わり…それとも愛!?』

大学生時代の親友3人、四宮〔攻〕、丸山、佐久間〔受〕。
四宮は家柄良し彫の深い男前ハンサムで、丸山は口を開けば関西弁でやかましいけど顔は美形、佐久間はというと3人の中では一番平凡な男。
そして佐久間は、四宮が密かに丸山の事を恋愛感情で好きだというのを知っているのですが、そんな四宮の事を佐久間は好きになってしまうのですなー。
でも佐…

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俺に胸を貸しやがれ 小説

愁堂れな  山田ユギ 

関西弁受

「俺の胸で泣け」の丸山が主人公、前作のカップル四宮と佐久間も登場してあと彼ら2人の話「memories 」の短編が収録されてます。佐久間を巡っての四宮と橘が張り合うシーンとかもあるので、前作カップル四宮×佐久間派が読んでも結構楽しめるかと。
単作でもまあ読めない事はないですが、前作を読んでおいた方が分かりやすいでしょうな。

リーマンモノですが、今回は仕事シーンはあんまありません、メインはか…

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やさしく支配して 小説

愁堂れな  香雨 

部下×上司

リーマンモノです。
課長の安部〔受〕は同僚の神崎課長と恋人同士で、深夜にオフィスでセックスしている所を部下の栖原〔攻〕に目撃され、その事を黙っていてやる代わりに阿部を抱かせろと取引を持ちかけます。
神崎に頼まれた事もあって、嫌々ながら栖原に抱かれる安部。
しかしそれは一度ではすまなくて、何度も抱かれる事になります。
職場では相変わらず出来る部下なのですが、その裏で阿部を抱く栖原。
次第に…

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プラトニック 淫靡な関係 小説

愁堂れな  緒田涼歌 

あっさり

昨日、古本屋で購入
1日経たずあっさり読了
あまり盛り上がる所もなく終わってしまいました

過去に強姦されたトラウマを持つ主人公、北原は母校に教師として赴任する
在学中に自分を気遣い支えてくれた教師の大河内に密かな恋心抱く北原
こっそりと大河内の白衣に顔をうずめている所を生徒の成川に見つかってしまいます
成川は行為中の写真を撮って北原を脅し、北原は尊敬している大河内に知られないよう体を明け渡す毎日…

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行儀のいい同居人 小説

愁堂れな  小山田あみ 

○○攻!

甥×叔父の年下童貞攻です。
あとがきにもあるんですが、確かに愁堂れなさんの作品で童貞攻って読んだ事無いかも……。
35歳独身 大学准教授の瑛二〔受〕は突然に、長年合っていない兄の、それも居ると知らなかった息子を行きがかり上引き取る事になります。
高校生の甥である薫〔攻〕は、年齢に似合わない落ち着きと何を考えているのか分からない寡黙さで、けれど家事能力は抜群で、家賃代わりにと家事能力ゼロの瑛二…

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哀しくて、愛しい 小説

愁堂れな  小山田あみ 

お葬式

愁堂さんは平均点を超えてたまに心にグッとくる作品があるんだけど、これはその内の一つ。
この話は、身近な人を亡くした経験がある人が読むと凄く分かる部分があると思う。
自分的は祖父母も親も亡くしてるので、そういったシーンにやられました。
あとがきでも書かれてるけど、ホントに生きてる内に親孝行はしておいた方がいいですよ、しみじみそう感じてしまった。

セックスシーンも数回あってエロもあるけど、…

3

捜査一課のから騒ぎ 小説

愁堂れな  相葉キョウコ 

まさに、お茶の間2時間ドラマ

作者本人もあとがきで書いているように
2時間サスペンスのようなストーリー仕立てですね。
だた・・・サスペンスと言うよりは、お茶の間劇場ぽいかと・・・
全てが両極端に違う同僚の刑事同士のちょっとした
ハプニングで同居まがいをした事により、なんとなく避けていた
刑事同士が互いを認識しあい、更に交流していく中で
次第に心が触れ合っていくような展開に
誘拐事件と家族愛を絡めて進んで行く内容で…

1

下克上にはわけがある 小説

愁堂れな  木下けい子 

現代の水戸黄門系ラブストーリー?

最初タイトルが変わっていたので気づかなかったのですが
タイトルを変更しての新装版でした。
お話は2年も付き合っていた恋人に一方的に別れを告げられ
思いを断ち切れずにいた受け様が、酔った勢いで会社の
同じ課内の新人社員と一夜を共にし、いつの間にか、
受け様の心には新人君が・・・と言うようなお話です。
設定はありきたりなのですが、読み終わると心地良い
余韻に浸れる秀作です。
受け様が突…

7

下克上にはわけがある 小説

愁堂れな  木下けい子 

切なさの涙の後に、スカっと爽快!

04年リーフからの出版作品の新装版なんですが題名が変わってます。
最初切なくて悲しい主人公の失恋から始まって、一体下克上とは何ぞや?
誰がその下克上をどうやってするんだろう?
なんて読み進めるうちに、あ、そっかー能力の下克上?なんて思ったら!?
やられましたwwwそっちの下克上かwww印篭出しちゃったよwww
でもね、主人公の一人称で進む物語だったので、すごく胸が苦しくて痛くて、辛くて悲…

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