愁堂れなさんのレビュー一覧

七月七日 小説

愁堂れな  高星麻子 

常識から外れる怖さ

デビュー前にサイトでアップされていた作品、「七月七日」「九月九日」の二編に
大幅改稿&大量書下ろしを付けて1冊に仕上がった作品だそうです。
これがデビュー前の作品だとは思えない程、主役二人の心理描写や設定が良くて、
とても素敵な1冊になっていたと思いました。

ぞろ目月に沿って、二人が出会い共に歩き、このまま別れてしまうのか?なんて
出来事がありながらも、やっぱり離れる事など出来ない二…

10

新宿退屈男~愛隣の絆 (下) 小説

愁堂れな  奈良千春 

全員登場!

上巻のラストで早乙女に宛てられた「竜野真紀を引取りに来い」というメッセージ。
香港では、真紀はもう王の肉奴隷という役割を免除され、ホワイトタイガー清風の餌やりと、財務関係の仕事を与えられるだけでそれを寂しく、そして王への愛情を自覚するようになっていました。
そこへ、突然の帰国命令。
その直前に調べた財務状況で、前作の折王が殺したイタリアマフィアの三男に絡み、何かあると感づいた真紀は、王の元を…

2

新宿退屈男~愛隣の絆 (上) 小説

愁堂れな  奈良千春 

早乙女ファミリーの誕生(笑)

退屈男でもう5冊目ですか、スピンオフを入れると7冊。
本編のほうは最初の導入は「おっ!?」とおもったものの、早乙女に流されるユキちゃんが延々と続いて、もう引っ張らずにいい加減にしてよーと思いつつもシリーズで手をつけちゃった以上見届けるぞ、とここまできました。
タイトルに「ユキちゃんが喋ったー!!」ってつけようと思ったんですが(爆)
いつも早乙女に圧倒されて、それと文章がユキ視点で進むので、ユ…

4

はつ恋の義兄 小説

愁堂れな  小椋ムク 

結構、波乱万丈

タイトルや表紙では予想しなかった
波乱万丈さに、驚いてしまったのですが、
作者さんを確認をして、納得でした(笑)

親の再婚により、義兄となった信乃は、
虎太郎が高校時代に告白した憧れの先輩だったのです。
家族の前では、相変わらずやさしい素敵な先輩だったのですが、
2人きりになったら、どうも様子がおかしい。
しかも、何故か夜になると家を抜け出するなど、素行が怪しい。
そんな中、信…

0

可愛い顔して憎いやつ 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

表紙が好き

私の中でも、
愁堂さん作品では、苦手なものがあったりして
読む前にあらすじを確認するのですが、
今回は、ギリギリ大丈夫でしたっ!!という作品でした。
コメディーよりなので、大丈夫だったのかと。

学生時代強姦未遂をされた経験のある会社員の東野。
東野は後輩の坂本に片思いしていたところ、突然坂本に
押し倒されるという状況に!

というものです。
この強姦未遂の過去さえなければ、…

2

捜査一課のから騒ぎ 小説

愁堂れな  相葉キョウコ 

続き待ちです。

 警視庁捜査一課に所属する結城は、親友のハワイでの結婚式に出向いた帰り、これから新居となる友人が買い、売れずに残ってしまい結城が借りることになっていた家へ辿り着いた。

 するとそこには、信じられないことに同期で係りまで一緒という森田がいた。
 彼は親友の結婚相手である新婦からこの家を借りる約束をしたのだ、という。

 完璧主義で生真面目で、周囲からやや浮いている結城に対して、楽天的で大…

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不在証明~アリバイ~ 小説

愁堂れな  稲荷家房之介 

サスペンスモノ。

 刑事の秋吉満は、警視庁捜査一課から突然、西多摩署への異動を命じられた。
 まさにそれは左遷としかいえないもので、身に覚えのない秋吉は疑問に思うが、そもそも出世にはそんなに興味がないため、新しい職場でも周囲に合わせてやっていけばいいか、と思っていたのだが。
 どうにもこうにも壁がある。
 当初は、所轄にありがちな本庁嫌いに対するものかと考えたのだけれど、それにしては壁が厚すぎる。

 そ…

1

可愛い顔して憎いやつ 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

これは地雷の方もいらっしゃるかも

罪シリーズを最初から読まれている方には大丈夫だと思いますが
この作品の受様もちょっとご無体な目にあわされております…
愁堂先生の文が軽い感じなので尾を引かないのが救いですかね。
罪シリーズのごろちゃんの方が可哀相ですが。
お初が強姦魔にもってかれましたからね…
今回の作品はノリ的にはコミカルな感じです。
リーマンもの。ですがこれ、陸裕先生大変だっただろうな、と。
可愛い系(顔が)攻様…

4

可愛い顔して憎いやつ 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

可愛いアイドル顔の後輩はケダモノ?

作者の10周年の原点を振り返るような作品の文庫化です。
ファンの方には周知の事実でしょうが、今回の作品は作家の個人サイトで
デビュー前に「愛の軌跡」「続・愛の軌跡」でサイトアップされていた作品に
加執修正し、プラス書下ろしを加えて1冊の作品となって復活したストーリーとの事。
読んでいて10年前の作品だとは感じない面白さがありました。

内容的には、リーマン同士で、会社の先輩後輩のラブス…

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罪な復讐 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

罪シリーズ第5弾

愁堂先生×陸裕先生でおくるベストコラボ作品第5弾。
なんといっても罪シリーズの萌え所は、受様こと嫁のごろちゃんと、攻様・良平の夫婦生活ですかね~仲良くてほんと癒されます。良平の関西弁もいいんですよね~
こんなべたべた仲良し夫婦に毎回なにか事件が起こります。今回もまたもやごろちゃんに危機が!ゲイサイトに勝手に登録されたり無言電話や取ったはずも無い出前が大量に届き・・・
その犯人の正体は!?

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