愁堂れなさんのレビュー一覧

金曜日に僕は行かない 小説

愁堂れな  麻生海 

攻めを怖いと思うか一途と思うか

題名とあらすじから想像したのは、毎週金曜日に待ち合わせとかしていたのかと思ったのですが、そうではなかったです。

連れ子同士の両親の再婚で、義理の兄弟になった二人。
互いが傍にいる心地よさを知り、いつしか心も身体も重ねるようになったけれど、親にバレて反対されてしまう。金曜日に駆け落ちの約束をしたけれど、聖也は行くことができず、奏は離婚した母親と渡米してしまう。
それから月日は流れ、営業とし…

2

孤独な犬たち 小説

愁堂れな  葛西リカコ 

気になる黒光り

初読み作家さんです。
葛西さんが大好きなので、挿絵目当てで購入。

絵と兄弟物という情報だけで購入したのですがしまった!!
何より不得手な893物だった!(がぼーん)
それでも読み続けましたが、兄弟物だと思っていたら、…………いきなり兄が亡くなりました。ええー!?※これはあらすじ読まない、私が悪い。
もしかして加納が兄なんじゃないの?と思いましたが、死体がありましたやね(汗)
更によ…

1

法医学者と刑事の相性 小説

愁堂れな  高階佑 

関係があっさりしすぎ

高階先生のイラストが大好きなので、購入しました。
内容はもうあらすじ通りです。
法医学者の冬城と刑事の江夏が事件を解決するお話。火サスか○棒みたいな感じでした。

表紙から勝手に「美人受けと俺様刑事の大人ラブだな!しめしめ(悪い顔)」と思いこんで読み進めて行きましたが、そんなことは全くなく、冬城はがさつでべらんめえ口調だし江夏は若干ヘタレでした。(笑)
ただ途中2人の口調がえらい似てて今…

4

小鳥の巣には謎がある 小説

愁堂れな  高星麻子 

年下攻め好きなら

年齢差8歳。18歳と26歳です!年下攻め好きにオススメしてみます。

表題作232ページ、「後日談」17ページです。
どちらの作品も、刑事・悠李(受け)の目線で進みます。

「小鳥の巣には謎がある」
26歳童顔刑事・悠李(受け)は、自殺した少年の捜査のため、セレブな子弟が集う学園に潜入します。転入早々、生徒会長の才門に気に入られて「お茶会」に誘われる悠李。学園の特殊な環境に戸惑いながら…

3

身代わりの愛のとりこ 小説

愁堂れな  タカツキノボル 

するりと読めます

1冊丸ごと表題作です。松田(受け)目線で話は進みます。

演奏会でお互い一目惚れ。清嗣の身代わりとして行く二泊三日の京都旅行で、松田はリチャード(攻め)に抱かれてメロメロになります。リチャードの帰国を前に、最後に抱き合いたいとホテルへの移動中、人違いで誘拐されて…という話です。

元凶の清嗣も含めて良い人ばかりです。神龍社長や向山秘書が強引にことを進めるものも、松田にとっては良い方向にしか…

2

愛こそすべて 小説

愁堂れな  みずかねりょう 

悲惨な過去持ちの受け

私が読んだのは2005年1月1日出版のリーフノベルズ(イラスト・有馬かつみ)です。なので「隅田川より愛をこめて」は未読状態でレビューします。なお、「リベンジ」は特典で既読、ノベルスには収録されていません。

「愛こそすべて」が本の大部分を占めています。
一郎目線で話は進みます。
一郎(受け)は帰国子女。外国暮らしが長かったので、英語は得意ですが日本語は不得手です。過去のトラウマから、外国人…

0

オジさんパラダイス~愛される理由~ 小説

愁堂れな  奈良千春 

で、結局…

愛される理由が最後までよく分らなかったです。 昔、多少なりとも人気があったビジュアル系バンドのベーシストが、大人の事情で解散し就職活動ののちに自分のファンだったという社長の会社に入れたのですが…。 そこでその社長の娘ととあるバーに行く事でこの話が始まってます。 そこには過去、いや今現在も自分のファンだというオジサンたちに告白されまくりで何が何だかわからないなぁ。 あれよあれよと流されて気が付けばみ…

1

切なさごと抱きしめて 小説

愁堂れな  青海信濃 

「下克上にはわけがある」の旧作

2011年二見書房から木下けい子さんのイラストで発売された「下克上にはわけがある」の旧作です。書き下ろしがあるので、購入にはそちらの方がオススメです。

良いです。
島田(受け)が香川に未練を残して泣くのですが、それを鬱陶しく感じません。失恋したからって、瀬谷(攻め)を襲うのはどうなんだと思わない気もしないのですが、後悔もしていますし、島田の切なさも伝わるので、引くこともありません。

1

境界 ボーダー 小説

愁堂れな  奈良千春 

色々と惜しい

一途で優秀な攻の渡辺と、美人だけどズボラで単細胞な受の松本。
攻の渡辺はずっと想いを隠していたのに、松本が他の男を気にし始め
嫉妬から思い余って押し倒し~な設定と展開はものすごく好みで、
前半はかなり萌えながら読んでいたのですが。

最後まで読むとなんというか、ちょっと物足らなかった感じでした。
攻の渡辺は優秀という設定なんだけど、それを裏付ける描写が少なくて
どうにも単なるヘタレに…

2

たくらみの嘘 小説

愁堂れな  角田緑 

銃撃とライバルと遠恋と。。。

たくらみシリーズ6作目 第2部の2作目です。

今回もお約束通りエッチシーンからの幕開けです。
しかし これまでと違うのはそれが夢だったこと。
別居状態の二人ですから。

櫻内&風間のイチャイチャ継続中です。

風間のえげつない行為がひっかかる。
確かに風間はドSだと思う、きっと。
他人の命も心も弄んだり平気で傷つけられる人だろうし。
前巻がto be continuedで終…

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