愁堂れなさんのレビュー一覧

新宿退屈男~愛隣の絆 (上) 小説

愁堂れな  奈良千春 

期待してた上下巻の意味が違った…。

あ…あれ??
上下にする意味とは…??
2冊通じて描かれる壮大な事件が起こるのかと期待してたので
友紀サイド(上)・真紀サイド(下)で完全に別軸のお話にガッカリ。
(と言いつつ、下巻は萌え転がるほど大好きです)

サブタイトル「愛隣の絆」のテーマが繋がってるという意味の上下巻でした。

テーマに沿っていえば、
ユキちゃんが想いを言葉にする山場となる1冊。
今まであやふやに流され…

0

花の破片 小説

愁堂れな  奈良千春 

スピンオフ作品

新宿退屈男スピンオフ作品。
でも単体でも読めるかな…?

中盤までは新宿退屈男シリーズのこれまでを
本編では出番の少ない脇役・田崎目線で振り返り、
裏事実がわかる内容です。

本編では敵か・味方か、グレーな立ち位置にいた田崎。
裏切り者のレッテルを貼られても淡々としてて。
不憫になるほど不器用な男で可哀想だなと感じるものの
想像してたほどキレ者ではなくて拍子抜けな部分もありw

0

七月七日 小説

愁堂れな  高星麻子 

攻めが健気やなあ としみじみ思ったお話

高星先生の挿絵狙いでget。
短編7つで1冊になっている本でした。
うち「七月七日」「九月九日」は2003年に
デビュー前に個人サイトに載せておられた作品(大幅改稿・加筆)、
その他は全て書きおろしだそうです。
ノンケの葛藤が大好きで、それを静かにあぶりだしているように感じられて
じんわり染み入る作品でした。何年か前に読んでるはずなのに、
今改めて読んで、あらやっぱり好きだわ、これ …

2

新宿退屈男 色欲の楽園 小説

愁堂れな  奈良千春 

純粋な主従関係が良き

スピンも含めシリーズ6作目。
"新宿退屈男"としては4作目になります。

アレコレひと段落した早乙女御一行の
マフィアや闇社会とは全く関係ない日常(?)な内容となってました。

今更なツッコミではあるのですが、
頼りになるお仲間の肩書きが「超人気キャスター」と「日本一のヤクザの組長」なのに
そんなに身軽に動けるもんなのか…?という疑問が沸々と湧く( ;´Д`)

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新宿退屈男~愛欲の交叉~ 小説

愁堂れな  奈良千春 

兄サイドの変化に萌え(∩´///`∩)

シリーズ4作目にして、一番萌えました!

「新宿退屈男」としては3冊目になります。が。
(先のレビュアーさまと被ってしまいますが)スピンの「隷属の国」を読んでからだと尚良しです◎

このシリーズはベースがコメディなのでツッコミどころは多々ありますが、
今作は兄弟愛と兄カプの変化に涙腺が緩みました(;ω;)

弟サイドのメインカプは出会った頃から2人の関係に変化はなく、
なし崩しの…

1

隷属の闇 小説

愁堂れな  奈良千春 

対照的な男たちの交わらない心

新宿退屈男スピンオフ作品。
シリーズ順で言えば3作目です。

シリーズを読んでいなくても単体で読めます。
ただし、シリーズの一角ゆえに"兄サイドでは何が起きてたか"を淡々とつづらた内容。
起承転結の「起」のみで、攻めと受けの関係に進展や盛り上がりはありません。
シリーズを盛り上げるための1冊という立ち位置の1冊です。


【香港マフィアのボス×ペットにされた元…

2

新宿退屈男~快楽の祭典~ 小説

愁堂れな  奈良千春 

ラブの芽生え?

新宿退屈男シリーズ2作目。

野球ユニフォーム(上半身裸だけどw)を着てる表紙が新鮮です(﹡´◡`﹡ )
(でも野球は直接な内容に関係ないけどw)

1人はバットを片手に、もう1人は銃を片手に。
なんとなくコミカル風な表紙のイメージ通り、
マフィアが絡むお話だけど2作目もゆるっと楽しめました。

今巻の内容は1作目で匂わせてた通り
大筋はユキちゃん(受け)の兄の行方を追う形なの…

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新宿退屈男―欲望の法則 小説

愁堂れな  奈良千春 

攻め受けの組み合わせが良かった

新宿退屈男シリーズ1作目。

大きな花模様が入った緋襦袢が似合ってしまう男が攻めという設定で
襦袢をまとった絡みの挿絵がすっごく色っぽくて眼福でした(∩´///`∩)
女物を難なく着こなしてしまう(でも女には見えない)男の色気って良いですねぇ。


【超マイペースで常にニコニコしながら人を食ったような態度の攻め×頭に血が上りやすく考えるより反射で動く刑事受け】

刑事である受けは…

2

執事の学校 小説

愁堂れな  麻々原絵里依 

執事モノは好きですが…

あらすじ:
失踪した兄を探すため、兄のいた執事養成学校に潜入した眞人(受け)。
寮で同室になった龍之介(攻め)もまた、行方不明になった親友を探していて…

目的を同じくする眞人と龍之介が、二人で執事養成学校の秘密を探るという展開。
推理サスペンス的な流れですが、眞人にいまいちやる気が感じられず、緊迫感に欠けるのが残念。
授業中居眠りする等けっこうノンキしており、本気で兄を探す気があるの…

3

孤独な犬たち 小説

愁堂れな  葛西リカコ 

にいちゃーん、もうちょっと何とかならんかったんかい。

私も葛西先生の挿絵狙いで購入。
表紙も素敵ですが、カラー口絵が素晴らしい!!!
葛西先生ってなんで、こういう せつない、はかなげな、
泣きたくなるような絵を描くのが驚異的に上手いんだろう・・
(受け兄と攻めが描いてあります)

お話は、お気軽はぴはぴ読み物ではないです。お兄ちゃん健気話。

受け:兄の事件に巻き込まれ、大けが。2年ほどリハビリ。
   中2時に両親相次いで病死し兄…

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