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かわい有美子 いさき李果
marun
ネタバレ
どこかおっとりした雰囲気がある受けの柏葉がとても魅力的な作品です。 清廉でピュアなのに何故か時々小悪魔的な雰囲気が天然で見え隠れする。 そんな相手を本気で好きになるのが女に不自由したことがないチャラ男の丹羽。 営業先で偶然大学時代に丹羽にしては珍しく落とせなかった相手である柏葉が 自衛隊の音楽隊に所属していることを知り、まるでハンターの如く、 今度こそモノにしたいという下心いっぱいで…
かわい有美子 南田チュン
ココナッツ
前巻、かなり読み応えのあった『いとし、いとしという心』の二巻です。 といっても、前巻でなんとなくふたりは心を通い合わせておりますので、この巻の方が重さは少ないかな。 前半の『ユキウサギ』では、攻めの千秋も受けの侑央も高校生。 千秋が侑央への叶わぬ想いを封じ込めるために、東京へ出て行くまでのお話です。 相変わらず千秋が切ない。 いわゆるヤンデレのようなタイプは苦手なのです。 …
かわい有美子 雨澄ノカ
Krovopizza
04年ショコラノベルスから出ていた作品の新装版だそうです。 続きもので、2/17発売の続編で完結になります。 ■あらすじ 冷戦中のドイツ。 KGBの新人スパイ・アレクセイ(アリョーシャ、アーシャ)は ソビエトから派遣され西ドイツのベルリンへ。 彼の任務は、二重スパイの疑いがある上官のエーリク・サエキ(受)を 極秘調査することで…。 ■感想 本書最大の魅力は、年上ク…
コミカルなドタバタオペラを意識して書かれたという本作品。 「フィガロの結婚」の劇中歌を連想させるタイトルや、 遊び人な攻(受は彼をアルマヴィーヴァ伯爵と呼ぶ!)が 本気の恋をして右往左往する様など、 コメディ・オペラを見ているようで、クスリと笑えます。 商社マンでモテ男の丹羽(攻)が、大学時代の音楽サークル仲間で 自分が唯一落とせなかった男・柏葉(受・自衛隊の音楽団員)に再…
恋雫
一言で表せばとても美しいイラストにマッチした、落ち着いた物語です。 ストーリー的には続刊があることから、謎が未だ残された終わり方なのは仕方ないかもしれませんがそれを差し引いても次への続き方が少し中途半端な気がしました。 しかし、登場人物が魅力的で、少し冷たく謎めいた雰囲気のあるサエキが優しく誠実なアレクセイに心を開いていく様子は細かく描かれているので分かりやすいと思います。 (特に、サエ…
全編、京言葉で展開されています。 それがこの作中の人の内面の薄暗さや老舗の古い慣習にあっています。 かわいさんの作品では多いですが、受け攻めの両方からの視点で読むことができます。 この辺りもお気に入りな点です。 攻めの千秋は細面の整った容姿で、京都の高級旅館井筒屋当主・荘一の弟。 東京の大学へ進み、そのまま都内の大手銀行へ就職した29歳。 受けの侑央は紙専門の家業を手伝う、…
かわい有美子 小椋ムク
御影
この『空色スピカ』は、『流星シロップ』『星屑シトロン』などの清泉学院シリーズの一作目にあたるのですが、どのシリーズもきれいに作られたアルバムを見ているような気がしました。 清泉学院は私立の男子校で、その生徒会長は代々イケメンを起用するというルールが定着しています。それは、学園祭などの数少ないイベントの時に、他校の女子を呼び込むという、いかにも思春期男子が考えそうなことなのです。(笑) …
かわい有美子 周防佑未
マンボウ
しばらく読んだところで、思わず表紙作者様を確認。…かわい有美子先生よね!?そして半ばまで読んで、(ぇっ、…かわい先生の初、人外モノ?!モフモフ系?!!ファタジー?!!!) …いや~ほっこりいたしましました。人狼系は大概、血しぶく対決、うごめく陰謀作術、消えゆくモノの悲哀…そういう物が多いんですけど、(そういうお話しもドラマチックで好きです!)なんか今作はちょっと毛色が違う、ほっこりファタジー?!…
時代的な価値がある中世ゴシック風のお屋敷を舞台にしたファンタジー、 でも、いかにもファンタジーだと言えるような内容はかなり後半になってから。 人狼や猫又が出てくるのですが、もしかしたらクマさんもいましたか?なんて 最後にふっと思うこともありましたが、流石にそこまでは出てきませんでした。 建築史学専攻のオーバードクターである藤森は前に教授のお共&通訳であったことがある ドイツ人で、旧伯…
かわい有美子 花本安嗣
BLの受けって可愛いもんだと思っていたわたしです。 ツンデレでも「ま、可愛いから仕方ないか」と思わせるんだろうなあと…… しかーし! 北嶋はどうなの?これでOKなんでしょうか? わたしはこんな社会人はハッキリ言って嫌いですよ。 受けの北嶋は若手建築家。 ナルシスト体質で、外見も仕事も自信満々です。 攻めは、ホテルマンで企画部長の牧田。 一言で表すなら大人の男。 …