周防佑未さんのレビュー一覧

龍は宝珠を喰らう 小説

篠伊達玲  周防佑未 

宝石よりもいい人

三代目オーナーの透吾の、八嶋真珠店は、前代未聞の苦境にたたされていた。
仕入れの宝石が盗品で、警察が押収。お客はただでさえ少なかったのに・・・
倒産寸前の店に救いの手をだしたのは片倉右京だった。以前に宝石をたくさん買っていただいた人だった。融資とともに右京の嫁になる。

右京の嫁になって、自由がなくなるが、透吾のことを考えてだが、はじめはきけずにいた。
抵抗するが、やがて身を任せ荒々しく…

2

太陽の獅子と氷の花 小説

秋山みち花  周防佑未 

上司への報告は義務って”ほうれんそう”を社会人は学びましたよね?

「極道の犬」で結構好き作家の仲間入りをした作家さんでしたが、このもえぎ文庫では極道ものは初だとか、意外でした。
ということで、このお話は主従がテーマのお話、で、”太陽の獅子”が心優しい組長で、”氷の花”がキレイで冷徹な若頭、ということになります。

子供が好きで心優しくて、争いごとが嫌いで、凛とした真田組三代目組長・遥を守ろうと、汚い部分を見せまいと、裏の事は全て一人で取り仕切って組長には秘…

2

龍は宝珠を喰らう 小説

篠伊達玲  周防佑未 

この作品はお笑いなのか?キャラが際立ってます

表紙からヤクザモノなのは一目瞭然、帯には「約束を破った罰に仕置きだ、快楽の淵で一日中もだえろ」なんてエロな煽りが書いてあり、シリアスなんだと思い読み始めると・・・・
中原一也さんの「極道スーツ」のようなお話なんですが、アレが間抜けて、コメディになった(?)、、、そんなお話なんですよ。

何より大ボケなのが、主人公の透吾。
銀座の宝石店の3代目なんて、かなり色々な面しっかりしてなくちゃ、って…

1

身代わり王子の純愛 小説

剛しいら  周防佑未 

ムリな展開を無理なく読ませる

ガライ王国の駆け落ちをした王子の代役に、現地人の王子のそっくりさんダンサー・ヒカルと日本人の声帯模写芸人・広夢が立てられます。
王子を探し出すまでの代役のはずが、王宮内の陰謀に巻き込まれ・・・

先日、先にCDを聴いたのですが、やっぱり原作の方が数段出来がよかったですね。
何が良かったって、やっぱり背景の描写の詳しさが全然違いますから。
CDだけでは説得力に欠けた部分が全て納得のいくもの…

2

我が儘な皇太子は恋着する 小説

剛しいら  周防佑未 

いい襲い受け

初めての出逢いのときから、お互い気になり目が離せなくなるほど好きになっていたのに、その気持ちを言えないんですよ、どちらも。
チヤベスは身分違いから、イーシュダットはツンデレだから。笑
こんな身動きのならない関係を破るきっかけを作ったのは、王子であるイーシュダットでした。悪い友人と一緒に遊びに行くと脅したんですから。
誘い受けですねぇ。ツンデレ王女受けは、こうじゃないと!
どっちも初めて同士…

0

逃亡者×追跡者 小説

矢城米花  周防佑未 

異星人みたいだけどみんな地球人

変わった設定が好きな作家さんですよね。
全部読んだわけではありませんが、数冊読んでみるとSFチックというか触手ものファンタジー?系が多いような気もしますが、目先が変わるように設定に工夫をしているようには感じます。

そうはいってもおそらく触手系が好きな作家さんなので(後は陵辱系かな?)好みは別れると思います。
私はそこそこエッチで変わった設定が読みたいときにこの作家さんの本を読みます。

1

眠る獣 小説

榊花月  周防佑未 

おもしろかった

いや、これ、予想以上でしたw

元教え子に再開したらヤクザになってて、しかもその元教え子に抱かれるという設定に興味を持ちましたが、中身がちゃんと良かったですね。

攻めの堂場も、受けの先生も、先生の現在の生徒たちも、それぞれ人物像がよく伝わってきました。中でも先生のキャラが良かったです。

やる気満々の教師でもないし、思いっきり嫌な奴でもないところが、人間らしいです。

生徒に何か…

1

逃亡者×追跡者 小説

矢城米花  周防佑未 

グロさに関しては平気だったのですが…

人口増加や環境悪化により人類は地球以外の惑星に移り住むようになり、各惑星の環境に耐えられるよう様々な生物の特徴を取り入れた人間「亜人類」が存在している…という、キャラが人外というだけではなく背景などもかなりSF色が強い作品でした。

そのためBLとしてはかなり異色で好みがハッキリ別れそうな作品だと思いました。
その上グロいシーンもあるので苦手な人は要注意かもしれません。
(虫、ヌメヌメした…

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