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バーバラ片桐 周防佑未
茶鬼
オオカミを食らう赤ずきんなんて題名なんで、きっととっても攻めに見えない様な可愛い子が肉食男子をあれよあれよと転がしていただいちゃう話かと思ったら!? 子供の頃、体が弱くてとっても可愛らしかった1こ下の幼馴染が、突然イイ男ではあるがそのかけらもなく成長して目の前に現れて、御嫁さんにしてくれるって約束だったでしょ、と子供の頃のたわいもない言葉をたてに迫ってくる。 嫌いいじゃないけど、当然自分が突っ…
義月粧子 周防佑未
夛椛
義月さんお得意の性格悪い攻×健気な受もの。そしてノンケ×ゲイものということで私好みの設定でした。 ゲイの司は高校時代から想いを寄せていた繁晴と偶然にも同じ大学に入学できて喜んでいた。そして、同じサークルに所属できて初めて話をしゲイであることをサークルメンバーにも告げ「ノンケには手を出さない」とも告げました。互いに性格や考え方の波長も合い友達の関係を築いていきます 司は線引きはしてるんで…
marun
ネタバレ
タイトルだけだとガッチリ暗くて重めかもなんて若干引き気味で読み始めたら なんだかとっても惹きこまれててラストまで思い切り読み進めましたね。 受け様のなんて一途で健気なんだろうって受け様応援団しちゃいました(笑) 高校時代から他校の攻め様に仄かに憧れを抱いていた受け様が 大学で一緒になり、同じサークルに入って少しでも傍にいたいなんて気持ちが 青春ぽくていいなぁ~って思うのです。 そし…
篁釉以子 周防佑未
サガン。
アラブですね。 結構王道アラブだったんじゃないでしょうか。 一瞬、最初、アレ?と思うくらいラブなのかと思ったんですが、それも戦略でした。 納得。 中東への旅行のためにビザ申請に訪れた薫はそこで漆黒のアラブ衣装を着た男に目を奪われる。 サイードという名を頼りに帰って調べてみると、彼はカリルザードの皇太子の第一王子で。 もう会うこともないと思いつつ想いを募らせていった薫はある場所で再会…
お仕事がっつり表現が魅力の一つでもある義月作品。 今回は、大学時代にある事情で相手を裏切ったという過去のある元恋人同士が、医者と出版社編集として再会して、そこに医療ミスに関わる裁判が・・・ という、一見してどんなシリアスが?こうなると中々に甘い展開はないのでは?と思うような題材を取り上げていたのですが、何と!? そこはレーベルでしょうか、さほどにシリアス過ぎず、かといっておざなりでもなく、甘…
綺月陣 周防佑未
スリーパーホールド
こういう作品ばかりになると、ちょっとブルーになりますが、 今の時代だったら、ピリッとスパイスになるような作品ですね。 98年の作品ですが、かえって新鮮に思われます。 耽美で湿度たっぷりな雰囲気だけど、小気味良く進んでいく展開 そしてふっと浮遊したような、余韻のあるラストは安定感がたっぷりで ぶれていません。 「殉教」の最後にストーリーテラー役で出てくる老刑事は、推理モノの最後に出てくる…
榊花月 周防佑未
クレタコ
帯『俺から離れないようにしてやる。』 教師と元生徒の話。 それなりには面白く読んだんですが、どうも気になったのが何故に藤生〔受〕は、堂場〔攻〕との10年前の事に対してそんなにも罪悪感を持たねばならず、また堂場は何故10年たった今もそんなにこだわっているのかという点。 藤生は堂場を警察に引き取りに行っただけだし、それに担任でも特に相談を受けたり話を聞いていたりという生徒では無かった。 そ…
仙道はるか 周防佑未
あらすじだけ読んだだけだとかなり暗い内容かと思えば まるっきりそんな事もなくて甘々な再会ラブでした。 攻め様が年下キャリア刑事で受け様が極道の息子 そんな二人の出会いは母子家庭で暮らす攻め様の所へ 母親の恋人(ヒモ)として攻め様が高1の時に出会う。 受け様は今までの恋人たちと同じように炊事洗濯をして くれるのだが一つ違っていたのは思いがけない高学歴で 攻め様は2年間生活の面倒と勉強を…
秋山みち花 周防佑未
「極道は愛を捧げる」の続編シリーズ2作目の登場です。 SAT隊員と暴力団会長との餌付けから始まったラブロマンス。 まぁ、ロマンスは・・・ないかな? 今回も受け様の突っ走り傾向な性格が災いして危険な目に 合いまくってます。ほんと懲りない受け様です。 そして、そんな受け様が可愛くて仕方がない攻め様。 今回はそんな二人に別れの危機が?! それには攻め様の受け様を愛するが故の深い事情がわるわ…
これはハッピーなのかアンハッピーなのか・・・ 愛に殉じた為に誰もが傷ついてしまった。 でも、理性などこの愛を前にしたらなんと 儚いことだろう。 運命のいたずらのようにダメだと知りながらも 惹かれあう魂をどうする事も出来なかった二人。 それが破滅へと繋がるとしても・・・ う~ん、奥深い作品でしたね。 かなりシリアスになってしまう内容なのですが 明るくお軽い作品好きの私でも惹きこまれ…