周防佑未さんのレビュー一覧

B.B. baddie buddy 小説

水壬楓子  周防佑未 

男前が揃ってます♪

水壬さんのヤクザものってひょっとして珍しい?
しかも、男前同士の同い年同士、体格もそんなに違わなくて、一応受け攻めはあるけれど、男前度からしたら攻め×攻めにしてもいいくらいの、男たち。
そして、よくある名前だけヤクザとか設定だけヤクザとか、ヤクザ色の薄い経済ヤクザでなくて、なんとなくヤクザといえばこんな感じ♪をたやすくイメージした、任侠に近いだけどアットホームではないヤクザらしいヤクザ(長いな…

5

初恋ドレッサージュ 小説

いつき朔夜  周防佑未 

おお今回は馬術か

この作家さんの舞台設定のうまさ、着眼点のよさにいつも感心します。
エピソードを積み重ねてリアリティのあるお話に仕立ててくれる作風も
健在で安心して読める作家さんの一人です。
今回の舞台は大学の馬術部。
実家が酪農をやっているという純朴でまっすぐな一年生と、
病院の跡取り息子というある意味サラブレッドに生まれついて
少しばかり偽悪的な仮面をつけている医学部三年生のお話です。
特別な血統…

1

初恋ドレッサージュ 小説

いつき朔夜  周防佑未 

偽悪?ツンデレ攻め様が見初めた相手は田舎者

大学生同士のラブで、農学部の純朴田舎育ちで、馬術部に入っている受け様と
医学部で外部の馬術クラブに入っている攻め様との馬が取り持つラブストーリー。

受け様は大学1年生で、家が酪農をやっているのもあり、動物と触れ合うのが好きな
田舎臭さの抜けない青年、そしてそんなイケてない自分に少々自身がない。
それは人との関わりでのそうで、周りの雰囲気を読めない、逆に言えば裏表のない
素直な受け様な…

1

初恋ドレッサージュ 小説

いつき朔夜  周防佑未 

厩9分の純朴青年

題名を「ドレナージュ」と勘違いしてなんでマッサージなんだよと、よく見たら「ドレッサージュ」でした(大汗、、)
今年はオリンピックイヤーですが、あのホケツ選手の出る乗馬の競技種目ですね!
ものすごくノーブルで、シルクハット(?)にジャケットにタイに白のスパッツに長靴で、背筋の伸びた美しい姿勢、まさに人馬一体の演技にTV観戦していてため息がでたものです。
さて、個人的興奮は置いておいて、このお話…

3

地下室のワルツ ─蜜と罰─ 小説

華藤えれな  周防佑未 

不器用なまでの一途な愛の形

仇と復讐者なんて設定になっていましたが、そんな簡単なものじゃなかった。
初めて出会った子供の時から陰と陽みたいな二人で、周りの柵や思惑など関係なく
子供同士だから素直に惹かれるままに近づいた二人。

そして育まれるいつしか友情を越えた狂おしいまでの愛情、しかしそんな二人の関係は
民族の争いの中で切り離されることになるのです。
さらに、一目があるところで逢う事も話す事も出来ない二人が唯一…

8

地下室のワルツ ─蜜と罰─ 小説

華藤えれな  周防佑未 

幸せの在り処

民族紛争のある東欧、旧ユーゴを舞台にしてかなり読み手のある作品は、やっぱり華藤さんでないと!と思わせるほどにいい作品でした。
ルナの前作『あなたは僕を愛していない』のスピンオフになり、冒頭窮地に陥った主人公・夏生の面倒をみてあげるのは、あの亡くなったマリオンの恋人オスカー。
そして、マリオン財団の立ち上げがあったり、同じ日本人ということで海棠先生が夏生の先輩としてちょっと登場してみたりしていま…

8

オオカミを食らう赤ずきん 小説

バーバラ片桐  周防佑未 

再会モノ

タイトルが「オオカミを食らう赤ずきん」と
ファンシーなものでなかったら、もっと早く読んでいたのにな~
と思いつつ読み始めました。

天使のようにかわいかった幼馴染の工藤が、
でっかくなって、再会。そして、迫られるというものなのですが、
特別な展開も無く、終わってしまったように思い、
個人的には、不完全燃焼でした。
どっちが攻めをやるのかという、攻の攻防って、
好きなはずなのですが…

2

誓約の傷 小説

浅見茉莉  周防佑未 

愛する人を守る為捨て身で尽くす健気受け

兄弟のように育ち、いつの間にか恋になり10代の若さと情熱で
愛し合う二人が、ヤクザの企みに落とされ引き離されてからの再会ラブ。

受け様は対立する組織に両親を殺され、同じ系列の藤堂組に引き取られ
藤堂組の妾腹の攻め様と親しくなり、次第に互いに恋心を抱き恋人に。
いつか親の仇を打つと決めていた受け様ですが攻め様といる事で互いに
ヤクザにはならないと話ていて、受け様も次第に復讐する事を忘れ…

1

神迎え 小説

水原とほる  周防佑未 

やくざ設定は必要?

再会&(義)兄弟という涎シチュなのに、見所はどこかしらん?という感じであっさり読了。
惹かれる過程や両思いになる過程がおざなりなので二人がくっつくカタルシスも皆無の上、義兄をなぜにやくざ設定にしたのかが全くわかんなかったので、点が辛くなっちゃいました。

頭もよくて誠実だった義兄がヤクザになって再び現れるんですが、そんな義兄に対して「乗り越えてきた苦難を思えば責めることはできないと」か言って…

3

オオカミを食らう赤ずきん 小説

バーバラ片桐  周防佑未 

幼い時の立場が逆転?!

幼なじみ同士で、でも、10年前に離ればなれになった二人の再会ラブです。
1歳年下の攻め様が突然受け様の大学に入って来て、しかも寮の部屋も同室に
まわりに友人がいても、子供の頃に約束した婚約者だと自己紹介。
かなり強引に受け様にアプローチを仕掛けてくるんです。
受け様は、美少女のようだった、自分が守ってあげなければと思っていた攻め様の
成長具合にびっくり&動揺してしまいます。
そして子供…

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