周防佑未さんのレビュー一覧

極道は蜜を暴く 小説

秋山みち花  周防佑未 

餌付け第3弾

ヤクザシリーズ3作目、密かに私はヤクザ餌付けシリーズと呼んでいたのですが
今回もやっぱり美味しいものを用意して休暇帰国したSAT隊員の草薙に
振る舞っているヤクザの喜多村でした。

アメリカ研修にも心配で様子を見に行った前作、今回はその研修先を巻き込む
喜多村と側近高倉との長年の復讐が始める内容です。
しかしながら、その自分たちのキャリアも全て投げ捨てての復讐がかなり合法的。
ヤクザ…

2

極道は蜜を暴く 小説

秋山みち花  周防佑未 

「ヤクザDEご飯!」メインでいいかも?w

「ヤクザDEご飯!」「ご馳走ヤクザ」などの別名をもつシリーズ第3巻。
プロ並に料理がうまいヤクザ・喜多村(攻)による日本料理にはじまり
焼鳥屋の白レバー(臭みがなくて食べやすいですよね☆)、
本場アメリカンステーキなどが登場して食欲をそそります。
もう復讐のことは忘れてグルメ小説やればいいのでは?と思ったほどw

というのも、喜多村の復讐譚やヤクザ×警察のスリリングな関係など、設定自体…

2

極道は蜜を暴く 小説

秋山みち花  周防佑未 

餌付けヤクザもの、再び

ヤクザ×警察のSATとという許されざる関係の・・・と言いつつ、
実はこのヤクザがまた料理が上手くて、ジャンルとして”餌付けヤクザ”などという言葉が定着するほどに、自分的お気に入りなヤクザと男前受けの組み合わせのこの物語が、再び登場♪
今度はどんな~と期待しておりましたが・・・

スラッシュノベルスでの発行ですがエロエロではないです。

前の巻では受けとなる郁也がロスへ留学に行く事になり…

4

傷痕に囚われて 小説

義月粧子  周防佑未 

健気な人魚姫が報われて良かった

あらすじに関しては前の方々が書いてくださっているので省きます。

とっても面白かった!
健気で一途な受けが好きなのでこのお話もドンピシャでした。健気な人魚姫はやっぱり報われなくては!
人魚姫は義月先生があとがきに書いてらっしゃった人魚姫が報われる話を書きてきたというニュアンスの事が書いてあったので。
けれど、物語が一貫して受けの司視点で描かれているせいか、ラストの繁晴の気持ちの変化があま…

3

ラブシッター 小説

夜光花  周防佑未 

無関心受けを振り向かせよう!と攻めが頑張るお話

夜光さんお得意のファンタジーとかサスペンスとかの世界観の中の濃いラブ話ではなく、こぢんまりとしたご近所内で繰り広げられる再会ラブでした。なんか新鮮ですね。
あ、もちろんラブは濃いっちゃ濃いんですが、それは攻めからの受けへの愛情が濃いのであって、受けの方はあまりに淡々としているので、ちょっと気が抜けちゃう仕様になってました。そこがちょっと楽しいw

ただし、レイプ(一方的。攻めに愛はある)が地…

4

平安異聞 君ありてこそ 小説

牧山とも  周防佑未 

時を渡る人

平安ものでありながら陰陽師とは違う能力『時渡り』の力を持つ受けが主人公。
それに碧眼の美貌の主で、その特殊な能力とその能力を発動する為にこの世は
映せぬ右目を己の意思で使う時に命がけの能力が発動するというもの。

左目が現世右目が時空を超えたものが視える、それは一族だけに伝わる秘儀であり、
受けである匡深の日野一族の直系男子だけに現れる能力なんです。
平安SFチックな内容ですが、万能な…

1

千両箱で眠る君 小説

バーバラ片桐  周防佑未 

野生の獣とヘタレ猛獣使い

テーマは千両箱に眠る受け!さすがバーバラ先生、萌えどころが一味違う!
お金しか信じないで小銭小銭ハァハァって先生のあとがきに笑わしてもらいました。

作中で本当に千両箱がそれも吸血鬼の棺桶ですかと言いたくなるほど大きなものが
受けである嵯峨のベット設定、でもそんなところに眠る嵯峨にはトラウマあり。
嵯峨はかなりの美貌の持ち主ですが、受けにしては凶暴乱暴強気の襲い受け。
そんな嵯峨に脅迫…

3

千両箱で眠る君 小説

バーバラ片桐  周防佑未 

オラオラ俺様受け!?

題名からして、銭ゲバとか守銭奴とか、ものすごくお金に執着した人物を想像していました。
関東財務局に勤める長尾は、ベイサイドの国有地の跡地利用の競売入札会場で、高校の時半年だけ一緒だった同級生の嵯峨を見つける。
話しかけ損ない彼の後を付けたところ、登録の社会福祉法人ではなくヤクザとは違う一匹オオカミの違法な金貸しを営んでいたのでした。
こうした再会を通して、審査委員とディベロッパーの癒着と談合…

5

平安異聞 君ありてこそ 小説

牧山とも  周防佑未 

これは…文体萌え?

牧山先生でアズ・ノベルズで平安とくれば、平安時空奇譚シリーズのスピンオフかな?と思ったのですが違いました。イラストレーターさんが違うのでどうかな~とは思ってたんですが。

左目は現実を、右目は過去や未来を視ることができる目を持った匡深(受)と、
帝の弟で好奇心旺盛なプレイボーイ陽仁(攻)のお話です。

あらすじ自体はそんなに難しくはありません。
斎王が自害した謎を解明しつつ匡深と陽仁が…

1

平安異聞 君ありてこそ 小説

牧山とも  周防佑未 

魂をつなぐ存在

「玉の緒よ絶えなば絶えねながらえば・・・」

前書きに引用された、式子内親王が藤原定家に読んだこの歌。
本書とどんな関係が・・・?とワクワクしながら読みました。

あらすじ。
過去・未来を見ることのできる『時渡り人』の家系に生まれた日野匡深。
見えない右目を眼帯で隠し、いつもは書物管理と皇子の教育係。
しかし、帝からの任務を受けて能力を使い、時空を渡るときだけ、右目が見えるようにな…

1
PAGE TOP