周防佑未さんのレビュー一覧

ルーデンドルフ公と森の獣 小説

かわい有美子  周防佑未 

自分へのお年玉、その1

しばらく読んだところで、思わず表紙作者様を確認。…かわい有美子先生よね!?そして半ばまで読んで、(ぇっ、…かわい先生の初、人外モノ?!モフモフ系?!!ファタジー?!!!)
…いや~ほっこりいたしましました。人狼系は大概、血しぶく対決、うごめく陰謀作術、消えゆくモノの悲哀…そういう物が多いんですけど、(そういうお話しもドラマチックで好きです!)なんか今作はちょっと毛色が違う、ほっこりファタジー?!…

7

ルーデンドルフ公と森の獣 小説

かわい有美子  周防佑未 

狼の孤独を癒したのは猫又親子?

時代的な価値がある中世ゴシック風のお屋敷を舞台にしたファンタジー、
でも、いかにもファンタジーだと言えるような内容はかなり後半になってから。
人狼や猫又が出てくるのですが、もしかしたらクマさんもいましたか?なんて
最後にふっと思うこともありましたが、流石にそこまでは出てきませんでした。

建築史学専攻のオーバードクターである藤森は前に教授のお共&通訳であったことがある
ドイツ人で、旧伯…

10

ルーデンドルフ公と森の獣 小説

かわい有美子  周防佑未 

心温まるお伽話

BL版『美女と野獣』のような素敵な作品でした。

森に囲まれた古い洋館、森にひそむ謎の動物…。
まるでお伽話のような舞台設定にうっとり。
受が男らしくさっぱりした性格なせいか、
設定のわりに少女趣味な感じがしないのも読みやすくて良いです。


院生の藤森は、研究調査の一環で、Y県の旧伯爵邸を訪れる。
館の主のユリアンはドイツ人で、熊のような風貌の大男。

ある「秘密」のため人…

16

お熱い夜は、あなただけ 小説

  周防佑未 

ビッチ受です!

この作家さんの作品を読むのは、2回目くらいだったような?
カバーイラストの、大人の恋愛ものっぽい雰囲気にひかれて購入です。

楽しめたものの想像とは違ったお話でした(笑)
小さな事件が次々と起こっていく割には、盛り上がることなく淡々とお話が展開していき、全体的にあっさりと終わった感が残念でした。
イラスト効果もあるとは思うんですけど、この作家さんの文章を読んでいると、洋画ものを映像を通し…

2

略奪者の純情 小説

バーバラ片桐  周防佑未 

過去の日本人の代名詞みたいに働く受け

働く事が出来る働く場所がある、働かせてもらっている、そんなまるで時代錯誤な
会社命みたいな健気な受けの響生、こんな社員がいたら経営者もウハウハかもと
不届きな事を思いつつ、本当にこんな風な男がいたら、
ましてそれが欲情まで覚えた相手の幼なじみなら、
言って聞かせてダメなら、荒賀みたいな手を使ってもお前が信頼する社長は
腐った人間だと知らしめてやりたくもなるかもと思うような仕事に健気な響生…

4

略奪者の純情 小説

バーバラ片桐  周防佑未 

鬼畜と社畜とブラック企業

舞台背景として、近年取り沙汰されているブラック企業や産地偽装問題、企業に飼い殺しにされる社畜。
そんなものを持ってきて、大雑把に言ってしまうとVs.ヤクザな物語。
ただそのヤクザは洗脳によって無意識に自ら社畜となってしまっている恋心を抱いていた元同級生を自分のモノとするため、結果として彼を救う形になっているという、恋愛や結末としては、健気な純愛がそこにあり、方法はちょっぴりヤクザらしく鬼畜だと…

4

ランウェイで暴君とダンスを 小説

石原ひな子  周防佑未 

攻めのダメ加減がツボ

いわゆるマイフェアレディものだと思いますが、受けが自信がなく、うじうじしていて、ちょっと苦手なタイプでした。

ただ、天才肌なのか、ぶっとんだ芸術家肌なのか、攻めがおもしろかったです。
後半でダメダメになっているあたりが、ちょっとない展開で、あまりにも投げやりになってておかしかった。ふつうだったら受けが逃げ出して攻めが迎えに行くような展開がありがちで、よくあるパターンだと思うんですが、このお…

0

秘めやかな蜜事~紳士倶楽部の饗宴~ 小説

橘かおる  周防佑未 

ラブラブ?

最近の流行は複数ものだから、と友人に腐教されて読みましたが、やはり自分には複数もののツボがないようで、どうにもはまれませんでした。

おはなしそのものは、いわゆるシンデレラ・ストーリー、マイ・フェア・レディのテンプレだと思うんですけど、それが3Pというところが新鮮なんでしょうか?
でも、攻め二人のキャラが立っていなかったので、どっちがどっちか、セリフやイラストと名前が結びつかず。

イラ…

3

誓約の傷 小説

浅見茉莉  周防佑未 

一見ハードな物語のようだが、案外甘い。

ヤクザの息子だった漣は、敵対組織の襲撃によって両親を亡くした後、
同系列の藤堂組に引き取られる。
そこで藤堂組長の庶子である二歳年下の耿輔と出会い、互いに惹かれていく。
高校卒業後漣は、邸内の離れに住む彫り師の弟子となるが、
実質的に組みを率いる耿輔の腹違いの兄・隆吾が漣に感心を示し……。

前半の「知身雨」は、10代の二人が惹かれ合い別れざるを得なくなるまで。
後半のは、数年後隆吾…

1

新世界恋愛革命 小説

鳥谷しず  周防佑未 

ヘンタイっていいと思う。

突き抜けたヘンタイ攻めって好きです。

かと言ってスカトロとかはダメ、無理。小説で読むと特に描写を想像しまくってしまい気持ち悪い。
だからフェチ的なものとか、エグくない軽いSMものとかは大好きなんです。
体の一部分や行為に妙に執着しているキャラを見ると、それだけ相手にも執着しているように思えるんですよね。相手に出逢ってから目覚めてしまったとか、相手役だけにそうしているならば尚更。

鳥…

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