周防佑未さんのレビュー一覧

略奪者の純情 小説

バーバラ片桐  周防佑未 

過去の日本人の代名詞みたいに働く受け

働く事が出来る働く場所がある、働かせてもらっている、そんなまるで時代錯誤な
会社命みたいな健気な受けの響生、こんな社員がいたら経営者もウハウハかもと
不届きな事を思いつつ、本当にこんな風な男がいたら、
ましてそれが欲情まで覚えた相手の幼なじみなら、
言って聞かせてダメなら、荒賀みたいな手を使ってもお前が信頼する社長は
腐った人間だと知らしめてやりたくもなるかもと思うような仕事に健気な響生…

4

略奪者の純情 小説

バーバラ片桐  周防佑未 

鬼畜と社畜とブラック企業

舞台背景として、近年取り沙汰されているブラック企業や産地偽装問題、企業に飼い殺しにされる社畜。
そんなものを持ってきて、大雑把に言ってしまうとVs.ヤクザな物語。
ただそのヤクザは洗脳によって無意識に自ら社畜となってしまっている恋心を抱いていた元同級生を自分のモノとするため、結果として彼を救う形になっているという、恋愛や結末としては、健気な純愛がそこにあり、方法はちょっぴりヤクザらしく鬼畜だと…

4

ランウェイで暴君とダンスを 小説

石原ひな子  周防佑未 

攻めのダメ加減がツボ

いわゆるマイフェアレディものだと思いますが、受けが自信がなく、うじうじしていて、ちょっと苦手なタイプでした。

ただ、天才肌なのか、ぶっとんだ芸術家肌なのか、攻めがおもしろかったです。
後半でダメダメになっているあたりが、ちょっとない展開で、あまりにも投げやりになってておかしかった。ふつうだったら受けが逃げ出して攻めが迎えに行くような展開がありがちで、よくあるパターンだと思うんですが、このお…

0

秘めやかな蜜事~紳士倶楽部の饗宴~ 小説

橘かおる  周防佑未 

ラブラブ?

最近の流行は複数ものだから、と友人に腐教されて読みましたが、やはり自分には複数もののツボがないようで、どうにもはまれませんでした。

おはなしそのものは、いわゆるシンデレラ・ストーリー、マイ・フェア・レディのテンプレだと思うんですけど、それが3Pというところが新鮮なんでしょうか?
でも、攻め二人のキャラが立っていなかったので、どっちがどっちか、セリフやイラストと名前が結びつかず。

イラ…

3

誓約の傷 小説

浅見茉莉  周防佑未 

一見ハードな物語のようだが、案外甘い。

ヤクザの息子だった漣は、敵対組織の襲撃によって両親を亡くした後、
同系列の藤堂組に引き取られる。
そこで藤堂組長の庶子である二歳年下の耿輔と出会い、互いに惹かれていく。
高校卒業後漣は、邸内の離れに住む彫り師の弟子となるが、
実質的に組みを率いる耿輔の腹違いの兄・隆吾が漣に感心を示し……。

前半の「知身雨」は、10代の二人が惹かれ合い別れざるを得なくなるまで。
後半のは、数年後隆吾…

1

新世界恋愛革命 小説

鳥谷しず  周防佑未 

ヘンタイっていいと思う。

突き抜けたヘンタイ攻めって好きです。

かと言ってスカトロとかはダメ、無理。小説で読むと特に描写を想像しまくってしまい気持ち悪い。
だからフェチ的なものとか、エグくない軽いSMものとかは大好きなんです。
体の一部分や行為に妙に執着しているキャラを見ると、それだけ相手にも執着しているように思えるんですよね。相手に出逢ってから目覚めてしまったとか、相手役だけにそうしているならば尚更。

鳥…

2

極道は蜜を暴く 小説

秋山みち花  周防佑未 

餌付け第3弾

ヤクザシリーズ3作目、密かに私はヤクザ餌付けシリーズと呼んでいたのですが
今回もやっぱり美味しいものを用意して休暇帰国したSAT隊員の草薙に
振る舞っているヤクザの喜多村でした。

アメリカ研修にも心配で様子を見に行った前作、今回はその研修先を巻き込む
喜多村と側近高倉との長年の復讐が始める内容です。
しかしながら、その自分たちのキャリアも全て投げ捨てての復讐がかなり合法的。
ヤクザ…

2

極道は蜜を暴く 小説

秋山みち花  周防佑未 

「ヤクザDEご飯!」メインでいいかも?w

「ヤクザDEご飯!」「ご馳走ヤクザ」などの別名をもつシリーズ第3巻。
プロ並に料理がうまいヤクザ・喜多村(攻)による日本料理にはじまり
焼鳥屋の白レバー(臭みがなくて食べやすいですよね☆)、
本場アメリカンステーキなどが登場して食欲をそそります。
もう復讐のことは忘れてグルメ小説やればいいのでは?と思ったほどw

というのも、喜多村の復讐譚やヤクザ×警察のスリリングな関係など、設定自体…

2

極道は蜜を暴く 小説

秋山みち花  周防佑未 

餌付けヤクザもの、再び

ヤクザ×警察のSATとという許されざる関係の・・・と言いつつ、
実はこのヤクザがまた料理が上手くて、ジャンルとして”餌付けヤクザ”などという言葉が定着するほどに、自分的お気に入りなヤクザと男前受けの組み合わせのこの物語が、再び登場♪
今度はどんな~と期待しておりましたが・・・

スラッシュノベルスでの発行ですがエロエロではないです。

前の巻では受けとなる郁也がロスへ留学に行く事になり…

4

傷痕に囚われて 小説

義月粧子  周防佑未 

健気な人魚姫が報われて良かった

あらすじに関しては前の方々が書いてくださっているので省きます。

とっても面白かった!
健気で一途な受けが好きなのでこのお話もドンピシャでした。健気な人魚姫はやっぱり報われなくては!
人魚姫は義月先生があとがきに書いてらっしゃった人魚姫が報われる話を書きてきたというニュアンスの事が書いてあったので。
けれど、物語が一貫して受けの司視点で描かれているせいか、ラストの繁晴の気持ちの変化があま…

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