周防佑未さんのレビュー一覧

ルーデンドルフ公と森の獣 小説

かわい有美子  周防佑未 

攻めの魅力は繊細さに有り

かわいさんの小説は初読みな上に、あらすじの予備知識もない状態で読んでみた。

俗世から離れたような雰囲気の中で、何だか現代ものではないみたい。
読み終わるまでに物語の起承転結のヤマ場がほとんどなく、平坦なまま終わってしまうのかと焦った。
受けの藤森自身、なんとなく周りの事に驚く事なく淡々としているせいもあって、結構順応性が高いのかも知れない。

唐突な告白後のラブシーンに性急さは感じた…

0

新世界恋愛革命 小説

鳥谷しず  周防佑未 

花嫁もの

ストッキングをはいた受、というかなりマニアックな部類に入る作品ということを知り
気になって手に入れ読んでみました。
いわゆる受けうけしい男の子タイプではなくそれとは真逆な硬い職業の男、ということですが、けっこう思考は乙女が入った感じでした。
個人的には好きなタイプの受けではなかったのですが、ストッキングが似合うほどの美脚に惚れ込んでしまった攻め様の一途さが良かったように思います。
後半はウ…

1

傷痕に囚われて 小説

義月粧子  周防佑未 

けなげ受け

付き合っていたころの話と、別れた後の寄りを戻す話です。

なんかすごい受けがけなげで幸せになってと祈ってしまいました。

好きな男のために、自分が悪者になって別れる、そして憎まれてでも攻めの幸せを優先した司にこれぞ健気受けだと思いました。

別れるきっかけになった繁春のお母さんも精神的に病んで、息子のためだとの思いから司に精神的な苦痛を与えるのですが、繁春と家族の関係を優先して我慢して…

2

ラブシッター 小説

夜光花  周防佑未 

ふたりの温度差が不憫

夜光さんは作家買いしています。
他の作家さんにはない作品を書かれることもですが、単行本が書き下ろし作が多いというのが個人的にかなり魅力的です。
今回は珍しく、人外も殺人も不思議な世界もないお話。


受けの霧島陽斗は捨て猫、捨て犬を見つけてしまうという困惑する特技を持つ26歳。
良く言えば穏やか、悪く言えば動物以外には自分にも他人にも無関心な性格。

攻めの椚優治は、陽斗とは小〜中…

7

一途な独占欲 小説

吉田ナツ  周防佑未 

おもしろかったあ

イケメン攻に美人受、萌えました!
伊佐は夏目にベタぼれだし、夏目も最終的には伊佐の事が好きになって幸せそうなのでよかったです♪

ただ……!途中から出てきたリヤがあんまり好きじゃなかったな-
なんでそんな煽り方しか出来ないの?!ってくらいの、ことごとく「俺がもらっちゃうよ」発言!
伊佐の元彼ってだけでも邪魔なのに……
夏目の本心を出させるためだと分かっていても、後日談にまで出てこなく…

1

B.B. con game 小説

水壬楓子  周防佑未 

ラブストーリーを読んだ気がしないんですけど・・・

『B.B. baddie buddy 』の続編になります。

あとがきでも言われていましたが、水壬さんは基本的にメインキャラクター・CPが移り変わって行くスピンオフスタイルなので、同一キャラクター・CPでの続編は珍しいですね。


それはともかく、個人的に『ヤクザもの』も『バディもの』も『事件もの』も『キャラクターの年齢が高め(特に同年代同士)』も悉く苦手なので、読んでてまったく入り込め…

6

寵辱カリビアンハーレム 小説

華藤えれな  周防佑未 

綺麗な心を持つ殺し屋?

麻薬の売買を国家でしていると噂される国の皇子と麻薬の根絶を
願う元警察官の殺し屋との禁断のラブでしょうか。

大まかな舞台は世界の富豪たちが集まり豪遊する豪華客船、
その船の持ち主が攻めになる皇子のイアンでイアンの暗殺を請け負うのが
日本人の晄希で、晄希は過去に両親を麻薬中毒の青年に殺されたことから
麻薬を憎み麻薬で暴利を得ているような人物を影で暗殺しているのです。

元々は刑事で…

3

ラブシッター 小説

夜光花  周防佑未 

凶暴大型犬×ネコ型飼い主

いやいや、凶暴大型犬といっても人間だしね。
でも、そうとうひんまがった甘ったれ攻めなので受けの陽斗がかなり振り回されます。

動物がすきな陽斗は人間にはこれっぽっちも興味がないため子供の頃から友達もそんなにいない。
そんな陽斗に子供の頃から執着する椚は事あるごとに陽斗に近付いては全然自分に興味をしめしてくれずついつい手がでるというかなりDV気質な男(笑)
はたから見たらいじめなのに当の本…

4

寵辱カリビアンハーレム 小説

華藤えれな  周防佑未 

想像が追いつかないの…

豪華クルーズ船の描写がすごくて…最初は想像しながら楽しく読んでいたのですが、ついに想像が追いつかないように……
出てくる出てくる煌びやかな部屋、大きな庭、プール。
ちょっとしたクルーズ船なら乗ったこともあるんですが、規模が違いすぎて目がチカチカ★昔テレビで見た豪華客船を想像しながら読んだわけですが、それでも「すごいなぁ(ポカーン)」というような豪華さでした。

晄希(受)は信念を持ったス…

1

寵辱カリビアンハーレム 小説

華藤えれな  周防佑未 

アクションハーレクイン

そう言って後書きに作者さんが述べられていますが、まさにその通り。
今回この後書きを見て、華藤作品って基本ハーレクイン路線があるよねって改めて思ったこと。
多分そこへレーベル書き分けが入って題名にもなるように、滅茶豪華絢爛、一体どこの金持ちじゃ!?っていうくらいとんでもない豪華客船が登場しメインの舞台になってます。
ハーレムと銘うっても、登場する皇子が放蕩三昧してるっぽい感じでも、沢山の人間を…

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