周防佑未さんのレビュー一覧

ジャガーの王と聖なる婚姻 小説

華藤えれな  周防佑未 

ラテン系モフモフファンタジー

メキシコで警官として働く日系メキシコ人・英智(受け・23歳)は、空港で密輸寸前のアルビノジャガーを保護。
逃げる際撃たれ命を落とすが、人豹王国の帝王・レオポルト(攻め)により再び生を得る。
英智はレオポルトの花嫁として儀式に出ることとなり…。

花嫁といっても実質は「闇の世界を統治するためのパートナー」という意味合いが強く、英智はレオポルトが道を誤らぬよう見張る役割で、彼を殺し別のジャガー…

12

いつも隣に俺がいた 小説

綺月陣  周防佑未 

ネタバレしてます

好きなシリーズで良く読み返していたのですがこの刊は痛かったですね
この話の何に一番しこりを感じているか,それは真崎のキャラのぶれです
最終巻の最後でいきなりの子作りエピソードがあまりに過去の言動から乖離しすぎているように思えてなりません
しかもその時の真崎の気持ちは一切語られずイメージは地に落ちたままさらっと完結(これじゃシリーズの全てが嘘くさくなってしまいます)
こういう自分本位な一面も…

11

いつも隣に俺がいた 小説

綺月陣  周防佑未 

えっ?どういうこと?

いやはや、もうがっかりの結末でした。
「いつもそこには愛がある」までが面白かっただけに
最後の最後で「えっ!?」という感じでした。
のっけから変な当て馬が出てくるし、話の展開もいきなりだし
あれはいらないでしょう。
むしろ倫章がゲイのうわさで仕事を干された辺りを
もっと描いて欲しかったです…、真崎が帰国してあっという間に
解決しちゃうしすっごい軽くてご都合主義だな、って思っちゃいまし…

12

傷痕に囚われて 小説

義月粧子  周防佑未 

再会もの

タイトルの傷痕が象徴するように、一時分かれて心に傷を負った恋人同士が再会し、近づいていくお話し。
舞台は大学病院で、CPは攻めの傲岸医者と受けの医療関係編集者。人名に京都の地名がふんだんに使われています。で、受けが堀河で攻めは三條。
お仕事ものまではいかないけど、堀河が扱う医師のエッセーに三條の上司が寄稿した縁で再会、医療ミスをテーマに、遺族から責められた三條の窮地を堀河が救う、というストーリ…

2

いつも隣に俺がいた 小説

綺月陣  周防佑未 

なんだろうこの後味の悪さ

とうとうこのシリーズも終了になってしまいました。 4冊目は学生時代なので興味が無く流し読みで終了しましたが、こちらは2人の結末なのでしっかりと読ませていただきました。 「倫章、お前さえいれば、俺は他に、なにもいらない」 本当に上辺だけのチープなセリフになってしまいましたね。 しょっぱなから真崎の失敗(他の男を抱いた)に腹を立てムカつき、倫章の方もそれで許すのかと納得はしないまま読み進めていきました…

18

町工場にヒツジがいっぴき 小説

今城けい  周防佑未 

攻めキャラが怖いのに可愛い

今まで読んだ本の中で1、2を争うくらい攻めの顔が怖い!て思ったのですが、これが無愛想なのにめちゃくちゃ優しくてめちゃくちゃ可愛いキャラでした。

主人公の遥季は大きな事故に遭いかけたのを機に、自分を見つめ直そうと東京の下町にやってきます。
そこで幼い従兄弟の世話をしながら、下町で生活する人々と触れ合い、目標や期待のなかった自分の人生からやりたいことを選び出していく、というお話。

工場で…

3

いつもそこには愛がある 小説

綺月陣  周防佑未 

鈍感受けに惚れた不憫な攻めの始まりの物語?

シリーズの別の本は読んでいないのですが、高校生同士の執着攻めの馴れ初めが読みたいと思って、購入してしまいました。
シリーズ未読のため、あまり参考にならないかもしれませんが。。
受けの鈍感さと魔性っぷりに攻めが振り回されて、強引にもなりきれないヘタレっぷりが面白かったです。
ここから始まって社会人に至るまでセフレ関係が続いていくんですね。。
無自覚受けは好きですが、あまりにも鈍感過ぎるのも攻…

1

町工場にヒツジがいっぴき 小説

今城けい  周防佑未 

クスッとジワリ

ほっこり、ほのぼのした気持ちになれた作品でした。
主人公は家がお金持ちの八重垣遥季、ヒツジがいっぴきのヒツジさんで受けです。
冒頭で駅のホームに転落し、九死に一生を得た遥季は今は空っぽな自分が何をしたいかを考え、落ちぶれた従兄弟の幼い娘、美羽ちゃんと遊ぶ約束を果たそうと、これまで縁のなかった下町へ向かいます。
そこで、影のある攻め皆瀬と出会い、職人さんたちが誇りを持って働いている町工場の世界…

2

十年目のプロポーズ 小説

真先ゆみ  周防佑未 

受けがただうじうじしてるだけ……

初読み作家さんです。
大学から10年間合っていて、現在事務所兼自宅に同棲中とのことで熟年カップルが好きで、つい飛び付いたのですが、キャラに魅力を感じることができず、あまり萌えませんでした……。

仕事で転機、というか、本人たちの仕事に対する取り組み方に変化があったのは確かですが、特に大きな事件もおこることもなく進んでいきます。
長年付き合ってきた二人ならではの悩みというよりは、受けがぐじぐ…

4

闇のつがい~金狼とヴァンピール~ 小説

遠野春日  周防佑未 

これって

なんとなく、既に持っている本の続編のつもりで買ったんだけど、、、
あれ?
この前段の話って読んだことない?
買ったまま埋もれさせている?
???
と思いながら読み終えて、後書きで「はじめまして…」
あれ?

既に、あれやこれやがあって、出来上がっているカップルに、波風が立つ系のストーリー。
この二人の、出会いのお話って、絶対あってもいいと思うんだけど、、、。
っていうか、出会い…

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