樹要さんのレビュー一覧

いけにえは愛に身を捧ぐ 小説

あさひ木葉  樹要 

エロエロ

なんか冒頭の数ページで萎えました。
主人公が神殺しを決意するに至る動機があまりに稚拙で。
「百年に一人のいけにえ」で豊穣を約束してくれるって、世界の原始アニミズムを見回しても日本の例を見ても、ものすごく寛大な神様だなーと思ったんですよね。
現代なら別だけど、信仰心に溢れ神の存在を認識し、神をないがしろにすれば災いがあることを知っている時代と国の話なわけで。
そんな寛大な神様を殺すの?国の百年の安寧…

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ご奉仕はお望みのままに 小説

水島忍  樹要 

脇キャラに萌え

あらすじ読んで兄弟ものだと勘違いして購入(笑)
でも面白かったです。今まで読んだ水島先生の作品の中でも上位!

攻めがお仕置きと称して受けにエロいことをしたり。受けがクラスのいじめっこにキスマークをつけられ、それを見た攻めが激怒したり。恋人のように仲良くなった矢先に、攻めにお見合い話がきたり。
正直ベタな展開だらけなんです。でも萌えるんです。
キャラクターもそれぞれ魅力があります。天然だ…

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スウィート・セレナーデ 小説

雪代鞠絵  樹要 

静かな狂気。

睦月(受)が病んでて、よく考えるとかなりコワイ話なんですよね。全体的に狂気が漂うわりに、テンションはたいして高くならないので、かえって迫力がありました。

正直言うと、何とも評価に迷う作品ではあるんですよ。それなりに楽しめたけど、『好き』かって言うと微妙なんですね。いや、だからって決して嫌いではないんですが。

ただ、ストーリーが最初読みながら想像したように、『大好きな優貴』を失った睦月が…

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熱愛 小説

渡海奈穂  樹要 

執着・・・

ショタは基本的に苦手なんですが(というよりまず読めませんが)、これは好きなんです。とはいえ、通して読んだのは最初の1・2回くらいで、中学・高校編だけ何度も読み返してるんですけどね。やっぱり小学生はちょっと・・・

しかし、最近の作品からは想像もつきませんが、このころの渡海さんってショタアンソロジー専門雑誌(そんなのあったんだ・・・時代背景もあったんでしょうね)に継続的に載ってたようですし、シ…

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白き褥の淫らな純愛 小説

鈴木あみ  樹要 

メインよりの気になる2人が!

健気系じゅんじゅん(福山さん)でした。
兄弟が多くて売られてきたのに「みんなの役に立てるから」と喜んで色子になるような。
仕事も自分が必要とされている感じがするからどんなことがあっても受け入れられる。
偶然、出会った氷瑞に一目惚れして、どうせもう会えないと思っていたのに楼主に会えると唆されてゲームをすることに。
色子であることを隠さなくてはいけないけれど、それよりも氷瑞に会えることの方が嬉…

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恋煩う夜降ちの手遊び 小説

鈴木あみ  樹要 

議員×ツンデレさん


花降楼シリーズは本当にお話も面白いし、イラストも綺麗で煌びやかな世界を醸し出してくれますよね!大好きです。

今回は「手紙」から始まります。
見ず知らずの人から手紙を受け取り、その差出人は花降楼の藤野(受け)から。
どんな人物なのかと諏訪(攻め)は興味を持って出向くと…というお話。

大体興味を持って遊郭に行っちゃう辺り、「良いのか!政治家!」って感じなんですが、それも読んでるときには感じないく…

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熱愛 小説

渡海奈穂  樹要 

「熱愛」ってほどじゃないかな

少女小説家としても有名な渡海さんですが、これはショタアンソロジー掲載作品
手広いですね~
男性向けアンソロだったのかな?BLとは何だか違う感じがします

埼玉がモデルの作品
埼玉生まれの私は、他県の人が考えるよりずっと田舎で若干閉鎖的な埼玉県が良く書けてるなと思いました

リストカットシーンがあるので注意

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その腕で溺れたい 小説

黒崎あつし  樹要 

シリーズ第1作。

このシリーズ(あ、こちらの弟CP限定ですが)結構好きなんです。恵(受)が可愛いんですよね。

恵が、寂しがりやで甘えたがりではありますが、うっとうしい『甘ったれ』(あくまでもニュアンスの問題なんですが)じゃないのがよかったんです。それに、佐原(攻)も俺様すぎなくてちょうどよかったです。ただ、特にこの巻だけでは、佐原のキャラクターが掴みづらかったかな。

あとは、恵の友人の五十嵐がよかっ…

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その腕に縛られて 小説

黒崎あつし  樹要 

逆襲?

前作(『その腕に捕われて』)よりはずっとマシでした。

これは・・・望の逆襲編?いやあ、竜大が振り回される様子に(ちょっとだけ)スカッとしましたね。

でも個人的には、竜大(攻)のような奴にはもっと痛い目見せてくれないと、と思ってしまいました。前作は、竜大のキャラクターがとにかく嫌でたまらなかったので続編でまたアイツか~って躊躇していたのですが、、頑張ってこちらを読んで少しは気分が浮上しま…

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その腕に捕らわれて 小説

黒崎あつし  樹要 

竜大が!

これはダメでした。何がって、竜大(攻)が!

作品としては、それほど悪くないとは思うんですよ。でも途中、何度も本を投げたくなりました。とにかく、攻がものすごく嫌いなタイプでイライラし通しだったんですね。こういう傍若無人なキャラクターが何より嫌なんです、私。
もうとにかく、望(受)を追いつめるときのやり方が汚すぎるんですよ。脅し自体がダメと言えばそうですが、内容がもう考えられない!望はわりと…

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