樹生かなめさんのレビュー一覧

龍の懺悔、Dr.の狂熱 小説

樹生かなめ  奈良千春 

箸休め的な

氷川がやっと清和のもとに戻ってきたと思ったら、そこに待ち受けていたのは2代目組長清和の妻の座を狙う魔女のような女たちでした。 それをけしかけたのはもちろんあの佑。 まぁ氷川が家出して大変な思いをしてきたのは解る。 嫌味も込めて氷川の事も姐さんではなく氷川先生と呼び始めるし…。 ですが氷川、その佑の嫌味も受け流すもんだから周りの組員は音無き悲鳴。 そんな魔女軍団から逃れるために2人そろってお伊勢参り…

1

龍の右腕、Dr.の哀憐 小説

樹生かなめ  奈良千春 

龍の右腕

リキさんて凄く素敵です。清和くんほどじゃないが、モテモテのモテモテなのがわかります。

大輝くんも捨てがたいが正道くんも捨てがたい。
リキさんとくっついて欲しいという意味で。

奈良千春先生の描く大輝くんが可愛いし、正道くんは美人だし。
やっぱり、正道くんですね。リキさんはどうしてそんなに頑ななんでしょうか。

信司くんは不思議っ子だけど、リキさんてミステリアスで一番の謎な人物な気…

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小悪魔がキューピッド!? 小説

樹生かなめ  加賀美炬 

今回も可愛いよ

超可愛い~っ!
表紙のチビタはなんて小悪魔!(当たり前なんだけど…^^;)

初っ端から親子対決で始まります。
勿論ママの取り合いでの戦いですが、相手はあのアスタロト
いくらチビタの魔力が凄いといっても敵う相手ではありません。
お仕置きとして魔力を奪われ人間界に送りこまれます。


ですがチビタ、弟のチビベルに力を借りて抜け出します。
そうしてママのもとへ帰ってきたかと思えば……

3

悪魔との新婚生活 小説

樹生かなめ  加賀美炬 

新婚あまあま

相変わらずのかなめ節でした。とことんすまし顔で死ぬほどばかばかしい展開が語られる、コミカルな悪魔との新婚生活物語。今作ではあまーいカップルが楽しめます。

天界と魔界の戦いなど、ストーリーはあるのですが、たぶんそれを追ってはいけない話なのだと思います。整合性とか、起承転結とか、そういう設定を度外視した、ゴシックテイストなバカ甘カップルをごくごく単純に愛でる作品。

心が純粋で、人の幸せを願…

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悪魔との契約 小説

樹生かなめ  加賀美炬 

すました喜劇

樹生かなめさん初読みでした。色々なレビューでかなめさんヤバいと書かれているのでドキドキしながら読み始めましたが、飄々とした文章で綴られる軽いタッチのコメディで、むしろ安心して楽しめました。
すました文章でおかしなことが語られるので思わず吹き出すことも多かった。全体に面白かったです。

タイトルでは契約になっていますが、実は悪魔との結婚がテーマ。”悪い”悪魔ベリアルと、”良い?”悪魔アスタロト…

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酔っぱらってもお前だけ 小説

樹生かなめ  ジキル 

凶暴な酒乱の受け

「酔っぱらったらものにしろ」の続編です。私は前作は未読だったのですが、読んでいるうちに何となく分かるので、支障はなかったです。

ただ、野々村の余りに酷い酒乱ぶりにも関わらず愛が揺らがない伍代の様子に、前作どんな経緯で結ばれる暁になったのか非常に気になったので、前作も購入しようとは思っています。

丸ごと1冊表題作です。野々村の目線で進みます。
野々村は相変わらず己の酒乱に振り回されてい…

2

色男はお金がお好き 小説

樹生かなめ 

十五業者×借金男

十日で五割の利子をとる闇金融業(十五業者)の社長と、借金男の甘くコミカルな作品です。

表題作と続編の中編2本立てです。どちらも泰正の目線で進みます。

「色男はお金がお好き」
泰正(受け)は恋人に望まれるままカードで出費を続け、遂に借金地獄に陥ります。恋人にはフラれ、親には自己破産しろとつきはなされ、最後にたどり着いた「村上銀行」は、元同級生・瑞穂(攻め)が社長の闇金。高校生時代は太っ…

3

ありのままの君が好き 小説

樹生かなめ  雪舟薫 

乙女ブタゴリラを可愛いと思えるかがカギ

あらすじ読んだものの、表紙のイラストを見て、どこがブタゴリラ?と疑問に思いつつページをめくったところ、表紙のイケメン二人は攻めと、受けの父親というオチにビックリしました。ブタゴリラと称された受けは、イラストには後頭部がちょっとしか登場しません。運転手の米倉も含め、受けの周囲はイケメンぞろいで眼福でした♪

丸ごと1冊表題作です。寿杏の目線で進みます。
容姿がブタゴリラな寿杏(受け)は、乙女の…

4

色男は王子様がペット 小説

樹生かなめ  麻生海 

前作未読でもOK

前作「色男はお金がお好き」の続編になります。私は未読だったので、二人が恋人同士になっている状態からのスタートでしたが、中学・高校の同級生だったとの簡単な説明もありましたので、問題ありませんでした。

前半部分は、瑞穂の仕事ぶりと、泰正の騙され具合とその対処法が出ます。名簿屋とか勉強になります。
強引なエッチを挟んで、中盤ちょっと後あたりで、瑞穂に「飽きた」といわれて泰正は茂木という男に売られ…

2

限りなく不幸に近い幸福 小説

樹生かなめ  麻生海 

深く考えなければ面白い作品

「限りなくゲームに近い本気」「あ義理なく身勝手な愛情」に続き、シリーズ3作品目です。にも関わらず、私は前作2作品は未読です。当然の如く、二人が恋人同士のところからスタートですが、それ以外は問題ありませんでした。

全編コミカルテイストで面白い作品です。
ただ、深く考えてはいけません。

堀(受け)の弟・彗二は自分の子供をダンボールにつめて施設に送ろうとする男ですし、高須賀(攻め)も実は妊…

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