寿たらこさんのレビュー一覧

SEX PISTOLS 9 コミック

寿たらこ 

スピンオフってことで

多種多様なカップルが登場し、斑類という世界観を共有した連作という一面が元々あったシリーズではありますが、待望の第9巻はこれまで以上に物語の本筋…斑目家やその周辺の人々とほぼ絡まない単発のお話になっていて、最早「スピンオフ作品」と表現するほうが純粋に楽しめると思いました。第10巻に To be continued なので早計かもしれませんが…。

また、寿たらこ作品のファンなら画風の変化も楽しむ…

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SEX PISTOLS 9 コミック

寿たらこ 

身分違いの恋編2

新刊発売おめでとうございます!と先ず言いたくなるセクピス9巻です。
遂に完結篇か…!?と8巻からワクワク期待していた人魚編…っじゃねーじゃねーか!今さら新キャラ!?と新刊を手に取った時はズッコケたのですが、さすがは寿先生、本筋から大きくズレること無く、むしろ、本シリーズ3巻くらいまでのワチャワチャ感とハートフルさが久し振りに戻ってきた懐かしく楽しい一冊でした。主要キャラもコメディ路線で沢山出てく…

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SEX PISTOLS 9 コミック

寿たらこ 

絵が・・・

大好きな大好きな作品です。
もう何度繰り返し読んだか分かりません。
新刊が出ると聞いただけで心が躍ります。
今回も面白かった。
金森先生がタヌキというのが、なんともかわいいw
幼馴染カップルもかわいいw
が、しかし、前回8巻の話がまったく完結していないのに、新CPがどんどん出るのってどうなんだろう・・・
てっきり続きだと思ったのに・・・
いや、それよりも、8巻の時もそうだったけれど…

10

妊娠・同性婚マニュアル SEX PISTOLSファンブック コミック

寿たらこ 

ウメちゃんがんばれ

シリーズのファン向けに作られた、サービス満点のまさにファンブックという内容になっています。ネタバレ盛り沢山なので既刊(第8巻まで)を先に読むことをオススメします。

冒頭の「ARTWORK GALLERY」(カラーイラスト集)にまずうっとり。他に、斑類に関する考察や総勢19名のキャラクターのインタビュー記事に加えて、第3巻で振られっ子だった渡嘉敷ウメが主役の短編コミックが収録されています。ウメ…

6

SEX PISTOLS 8 コミック

寿たらこ 

ノリ夫のターン!

シリーズ第8巻は、第1巻の冒頭でノリ夫と国政が出会ったあの日を国政視点で振り返る描写から始まります。

お…?昔の楽しく明るいアニマル系学園ラブコメな雰囲気に戻ったかな!?と期待できたのも束の間、まだまだ斑類の深淵に触れる旅は続くようです。

同棲が始まり相変わらずラブラブで絶好調なヨシュア&照彦とは対照的に、ノリ夫に結婚を提案してはみたものの何かがしっくり来ない国政。ノリ夫を「可哀想な馬…

2

SEX PISTOLS 7 コミック

寿たらこ 

成り損ないの人魚

前巻に続いて五年前のフランス、アヴィニョン――ヴァルネラと志信のお話から始まる第7巻です。二人の話はこの巻で一応完結しています。

あー…志信さん、受ける方だったんスね。…てそんなことは脇に置くとして。

第7巻は、さらに小難しさに拍車がかかった一冊になっています。誰もその或るべき姿を知らない、成り損ないの「人魚」であるヴァルネラを人型に収めようとする志信と、志信より何枚も上手で不気味な存…

2

SEX PISTOLS 6 コミック

寿たらこ 

志信のキャラ変について行けない…

あれ。志信のキャラ変について行けないぞ…?な気持ちになった第6巻。ここから第二部かと思わせるほど雰囲気が変わるので要注意です。

第5巻までで読者は(私は)、言ってみればノリ夫視点で斑類を外から見ていたわけです。隠された情報や設定が少しずつ明かされて「なんだか不思議だけど楽しい(そして萌える)」と思っていました。そして…第6巻では斑類を内側からも見ていくターンが始まります。

千年に一度行…

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SEX PISTOLS 5 コミック

寿たらこ 

ここで一区切り?

続刊を読んでから振り返ると、ここで一区切り…いわば第一部終了なのかなぁと思う第5巻です。この巻までは斑類の世界感×BL的萌えをシンプルな気持ちで楽しめると思います。

ほぼ丸ごと一冊、斑目家と血縁ではない新登場のカップルのお話です。「翼手」と呼ばれる、絶滅してしまった斑類――重種である鷹の魂元を持つセスと、軽種である蝙蝠の魂元を持つ若葉。出会ってしまった二人は惹かれ合い、やがて舞台はサウジアラ…

6

SEX PISTOLS 4 コミック

寿たらこ 

巻尾登場

シリーズの最重要人物・巻尾が登場する第4巻です。性別を凌駕する斑類という世界観とはいえ、BL作品で女性がキーパーソンって面白いなぁと思います。

国政と米国の母親であり「蛇の目の重種」である巻尾は、斑類の本能を具現化したような歪んだキャラクター。支配者オーラを垂れ流し、自己中心的で傲岸不遜、権力を振りかざして自分より弱い者を駒として利用し、性に奔放で、何よりも斑類の血統を重んじます。…と、こう…

5

SEX PISTOLS 3 コミック

寿たらこ 

弱い・小さいが「可愛い」の基本!

シリーズ第3巻には「蛇の目の半重種」大将×「猫又の軽種」シマのお話と、シリーズ本編にあたる、国政×ノリ夫を中心とした斑目家のお話が収録されています。

大将×シマ(実は国政たちのイトコ)のお話は一話だけなのに、妙に印象的でした。これまで「可能だ」と説明されてきた男性の妊娠に関する描写がついに登場したためか、個人的に苦手なヤンデレ属性のせいか…。このエピソードで斑類は基本的に貞操観念がユルいこと…

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