実相寺紫子さんのレビュー一覧

恋がはじまる 小説

妃川螢  実相寺紫子 

やっぱり良いです!

2005年に発売になったこの作品の旧シリーズを
全て持っているのに文庫化にて再発売って聞いたら
即買いするしかありませんでした。
ほんとに6年前の作品とは思えないクオリティーの高い作品。
まして大好きな、実相寺紫子先生のイラストも健在とあれば
尚更買うっきゃないっしょ!!
この攻め様、寡黙で不器用で怖い系の男前なんですけど、
受け様の機嫌をとる為にアレンジフラワーなんか買っちゃう

2

楽園は何処にもない 小説

華藤えれな  実相寺紫子 

複雑です。

最後までこの2人どうなるの!?とハラハラさせられるというか、もう早く落ち着いてくれー!とずっと思っていた一冊になりました。

読後、疲れた・・・。
何せ、最後のほうまで攻めのディオの気持ちが見えないのですよ。
愛があるのかないのか。
いや、ないのだろうと思っていると最後の最後で、受けの航一の両親の遺体をきちんと埋葬してくれていたことが発覚、おまけにお墓に彼らしいお供えがあったり、ちゃんと…

4

境涯の枷 小説

妃川螢  実相寺紫子 

属する世界は違っても

本シリーズは全国に名をはせる極道黒龍会三代目総長と
怜悧な美貌と優秀な頭脳と腕っ節を誇る大学生のお話です。

黒龍会のフロント企業社長の殺人事件の顛末と
事件解決後の後日談2本を収録。

物語は黒龍会のフロント企業の社長が
行方不明になった事から始まります。

その社長は新しい事業の為に
かなりの投資をしていてそのうち合わせ後の
足取りが全く掴めなかったのです。

何も知…

2

砂漠は罪に濡れて 小説

早瀬響子  実相寺紫子 

天使のような受け

両親を殺されたという誤解で攻めに恨まれている受け。
罪悪感から本当のことを話せず、攻めの言うなりになります。

復讐だから性奴にっていう考え方も凄いけど、されることもこれまた凄い。手枷足枷、いきなり挿入、鞭打ち等々。
無理矢理こんなことされて感じるかなぁと思うことばかり。後に灼熱の砂漠を一人彷徨ったりするし、なんというか萌えとかよりも受けの体が心配になってしまった。
精神的にも肉体的にも…

1

夜を統べるジョーカー 小説

高岡ミズミ  実相寺紫子 

続きはないのかな?

ドラッグを追っている駆け出しフリージャーナリストと、「夜の街を統べている」ヤクザの幹部のお話。

帯のアオリ文句だと、初めて会ったその場で、無理矢理犯して・・・みたいな雰囲気だけど、それとはちょっと違う。
ドラッグの情報を追って、街の様子を探っていた祐一を、義永の子分が自分たちのシマの中で、勝手にドラッグを売ろうとしていると勘違いして事務所の義永の前に連れて行きます。
身体検査のため服を脱…

2

獣の月隠り 小説

沙野風結子  実相寺紫子 

獣の妻乞いのスピンアウト

前作が大好きだったのでうきうきしながら手に取ったスピンアウト。
月貴×睦月編と朋×甲斐編。

月貴編。
王子様×ツン少年だと思っていた彼らにこんな辛い過去があったとは。
重い運命の中での純愛が本当に切ない。
前半の月貴の色気が半端なくて、そりゃ睦月もメロメロになるわと思っていたらあの後半。
余裕がなくなっていく月貴にはやられました。
扉絵のシーンのちっちゃい睦月(オオカミ姿)から月…

2

野良猫とカサブランカ 小説

中原一也  実相寺紫子 

ツンデレ野良猫

謎めいた美青年のバーテン・律は、かつての恩から老刑事松本の情報屋をやってます。
その松本に連れて来られ紹介されたのが同じく刑事の須田[攻]
最初の内は律は、松本にしか心を許さず須田に対しては全くのツンツン状態。
松本以外の誰にも懐かない野良猫って感じでツンデレの予感が激しくします!!

そしてタイトルのカサブランカ、これは律の生い立ちにあります。
律はヤク中で淫乱、しょっちゅう禄でもな…

4

獣の月隠り 小説

沙野風結子  実相寺紫子 

切なくも美しい

二段組でがっつり世界観を堪能しました。
人狼同士カップルと、研究者と人狼カップルの2作収録されてます。
自分は人狼同士の月貴と睦月との話の方が好み。

人狼といっても、この作品の彼等は人工的に作り出されたキメラでその存在はあまりにも過酷で厳しくて悲しい生き物。
研究所の中で人狼達は時に闘わされ、レベルを付けられて規格外の人狼は処分されてしまう。
睦月[受]は小柄で気も弱く、本来ならレベ…

3

熱き砂塵の花嫁 小説

甲山恋子  実相寺紫子 

アラブ花嫁物

まあ何というかアラブ+花嫁物でしたとしか……話はアラブ物としても花嫁物としてもフツーで目新しさも捻りも殆ど無いです。
文章は読みにくくはないんですが内容が退屈でしたー。
はいアラブにやってきてー、はい襲われますー、抵抗するけどそんな激しくは抵抗しないー、はい王家の媚薬来たー、はい花嫁扱いー、はいはいはい、そんな感じ。
ぷ、ってなっちゃう様な歯が浮く甘い台詞も出てくるんですが、どうせならそちら…

1

渇情 小説

あさひ木葉  実相寺紫子 

執着愛

ん~・・なんというかねぇ(*-ω-)。。
お話は、異国の血をもつために、髪や瞳の色がちがう少年。
身寄りが無かった彼を拾ったのは同じ年頃の男のこ。
それが育ち18歳になった今、異国の血をもつ受に縁談話が。
それを聞いた攻は、こらえてきた感情に火がともり・・!?
ということで、かってに嫉妬にくるい犯し、自分に繋ぎとめようとする攻。
攻の狗であることをのぞみ、それが使命だと思っているために…

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