鹿能リコさんのレビュー一覧

万華鏡の花嫁 小説

鹿能リコ  つぐら束 

トラウマで愛に臆病な攻めさま

ラノベ風味の効いた作品でしたね。
能力者の一族だけが住む治外法権の独立国家みたいな
閉鎖された島でのお話です。
受け様は能力者の一族の生まれなのですが、何も知らずに
19歳まで普通の大学生として生活しているのですが
二十歳の誕生日にその生活も環境も一変してしまうのです。
母の同僚医師として付き合いの会った凪、大学の後輩で
いつも寡黙で何故か時に自分を憐れんでいるのではないかと
思わ…

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愛犬生活 小説

鹿能リコ  ユキムラ 

出だしは良かったんだけど

帯『あの……キス、してくれないんですか?』

年下ワンコ攻設定は大好物なので読んでみたんですが、う~ん、ちょっと微妙でした。
文章は読みやすくてサクサク読めます、ペースも悪くないんだけどどうもそれに乗れない。

導入部分はいいんですよ、一弥〔受〕と千里〔攻〕が出会って、千里が一弥の祖母の知り合いだったというのを思い出す所や、何故千里が金髪だった理由とか、その辺りは彼のお人好しさがよく出て…

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大黒様の華麗なる事件簿 小説

鹿能リコ  北沢きょう 

消化不良だが面白い

一人称の小説が苦手な私でも楽しめた。読みづらいところもありますが、話は面白いです。ただ、残念なのは、収録されているのは前半部分らしいんですよね。未回収の伏線とかあるので続きも出して欲しいなあと。

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傲慢な龍の楯 小説

鹿能リコ  樹要 

主役の二人、影薄くなってません?

このシーリーズも長くなってきましたよね。
今回もやっぱり三枝は厄介ごとと隣り合わせでしたね~
まして、自分からだし王もご苦労が絶えないでしょうね。
それでもクールに見せながらも三枝にメロメロだから
なんだかんだとお願いを聞いちゃうあたり甘々です♪
気になるのは、王の義弟、小野ですよ!
楊を愛するあまりの激怒でしょうが、大丈夫なの??
ってハラハラしちゃいました。
楊って感情の起伏が…

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大黒様の華麗なる事件簿 小説

鹿能リコ  北沢きょう 

ミイラ採りがミイラになる

新幹線開通と東京オリンピックの前の年、昭和38年を舞台にした作品ということで、おっ、なかなかに面白い時代設定だな~なんてww
丁度戦後復興から高度成長期に差し掛かる真っただなかで、古いものと新しいものが混在する、この時代設定は果たしていかされていたか?
物質的なものというよりは、主人公達のその境遇(特に主人公の)に反映されていたようですね。
それが主人公の性格をとても一本芯の通ったものにして…

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殿には絶対敵わない 小説

鹿能リコ  街子マドカ 

恐るべし忠誠心DNA!

現代版時代劇お家騒動風なお話、面白かったです!
あとがきにて、現代に殿がいる設定がありえなさすぎるということで、書籍化になかなかつながらなかった~というようなことが書かれていたのですが、勿体ないです。
諸外国の氾濫する『王子様』洪水がまかり通って『殿』がまかり通らないわけがない!

世が世なら一国一城、辺り一帯を治めるお殿様の血筋の水野紘一郎と就職する為に地元に帰ってきた水野家に代々使える…

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殿には絶対敵わない 小説

鹿能リコ  街子マドカ 

痛快時代劇風作品は大当たり?

街子マドカさんの絵だと普段は9割方手にとらないし、この題名、はずしそうな予感が満載だったのですが、ひょっとしたら何かあるのでは?鹿能リコさんは嫌いじゃないし、、、と手にしたら・・・・これが見事当たりだったんですね~♪
お、何かガリガリくんとかホームランバーとかチョコボールで当たりが出た感じ?ww
今どきありえない、現代版時代劇設定に、水戸黄門とか遠山の金さんとか桃太郎侍とかが入った感じv
こ…

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愛犬生活 小説

鹿能リコ  ユキムラ 

読んでいる最中は、なかなか笑える

むしろ、電車の中では不審なくらいニマニマ笑ってしまった。
一人暮らししていた祖母が亡くなり、遺品整理のために祖母宅に暫時すむことになった一弥。
そこに現れた千里は、随分前から、おばあちゃんの知り合いだったらしくて、いつの間にやら同居することに。
「おばあちゃんの味」で、あれよあれよという間に絆されてしまう主人公・一弥。
六つも年下の高校生なのに、家事全般、とくに料理をそつなくこなし、ワンコ…

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フェチなふたり 小説

鹿能リコ  山田シロ 

香りにムラムラしますwな発情物語

本当は類似業種だけにライバル関係になりえて、しかもその社長同士であるので恋人なんてとんでもない!
な、2人なんですが実に軽くコメディタッチでエロくて愉快に読める一冊。
攻め受けのキャラも絶妙で楽しかった♪

創業400年の老舗香木店の社長・京介に一目ぼれしたのは、日本人ながらアメリカ国籍を持つアメリカ人の英二。
わざとらしく京介に倒れ掛かってキスしてみたり、ウインクしたり、リアクションオ…

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傲慢な龍の帝王 小説

鹿能リコ  樹要 

好奇心はなんとやら

おもしろかったような気もするけど展開が単純だったような気もする。

日本にいる華僑のボス的存在×好奇心旺盛な大学生の話。
三枝は、歌舞伎町の喫茶店で働き「平和が一番」というのにはまだ若くちょっとした刺激を求めていました。そんなある日、店の客が事件に巻き込まれたところを目撃。そのお客が落としたコインロッカーの鍵を拾った彼は、好奇心のままコインロッカーを探します。

危険を顧みず自ら首をつっ…

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