鹿乃しうこさんのレビュー一覧

P.B.B. プレイボーイブルース 6 コミック

鹿乃しうこ 

温かく見守ってくれたハルトや脇役達に感謝して

 中盤までは能成とアラタがそれぞれけじめをつけ、ハルトがついに能成を抱くという展開でしたが、最後はやはり純佑と忍の話に持っていかれましたね。個人的にはここまでせっかくシリアスな展開に耐えてきたので、ハルトと能成がくっついてからの話がもう少し多ければ嬉しかったなぁと思いました。もちろん、P.B.B.シリーズのメインは純佑と忍であることに異論はありませんし、最後に忍の方から純佑に思い切り気持ちをぶつけ…

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P.B.B. プレイボーイブルース 5 コミック

鹿乃しうこ 

気持ちは十分分かるが、いつかは成長しなければならない

 やっぱり純佑やハルト達に比べると、能成もアラタも幼いなぁと感じることが多いのだけど。でも、実際まだまだ未熟で多感な年頃に、純佑やハルトとは異なる経験をしてきていることを考えると、誰しも2人のような行動に出る可能性はあるのかなとも思います。2人とも姉や兄に対して情があるからこそ、どんどん考えが拗れていったわけですもんね。家族に対する情が深いのは、けっして悪いことじゃないし、当然のこと。ただ、自ら飛…

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P.B.B. プレイボーイブルース 4 コミック

鹿乃しうこ 

擦れたくて擦れていくわけでないだろうから

 純佑の弟の能成がまた登場すると思っていませんでしたが、彼のことも結構気になっていたので、メインで登場してくれたのは嬉しかったです。この巻ではまだ全然BL展開にはならないけれど。かつて純佑を完全に敵対視していたハルトがかなり可愛げのあるキャラになっていて、純佑にそっくりの能成を引き取り面倒見もいい兄貴分になってあげているのには萌えました。悪になりきれない、溢れ出るいい人感。こんなお兄ちゃんだったら…

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Punch↑ 4 コミック

鹿乃しうこ 

フレンチトーストはすべてを丸ごと愛している証

 牧も浩太も何が正解なのかたくさん悩んでいて、本当に辛い時期だったけれど。でも、15歳に戻ってしまった浩太が過ごした日々は、きっといろいろなことを確かめられた有意義な日々でもあったと思います。事故が起きて良かったとは言わない。ただ、既に起きてしまったことを、どう2人の関係の糧に変えていくか、それを考えるのは大切なことだと思います。牧が好きなのは深津に初恋も初体験も捧げた浩太、でも記憶を失って気持ち…

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Punch↑ 3 コミック

鹿乃しうこ 

いっぱい悩んで辿り着けばいい

 牧があまりにも浩太を信用していなかったので浩太が気の毒にも思えましたが、確かに浩太が深津にまったく未練を感じていないのかと問われると、何かしらの感情はあるように見えてしまう。信用したくてもできない理由があるのだと言われたら、納得できてしまうなぁと思いました。まだ19歳の未熟な子供ですものね。大人だってそう簡単に過去の恋愛を割り切れない人間が山ほどいるのに、あんな形で唐突に終わってしまった初恋の相…

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Punch↑ 2 コミック

鹿乃しうこ 

綿棒というワードが頭から離れない

 予想通り萌え度がぐっと増した2巻でした。エロとストーリーのバランスが本当にちょうど良く、どちらを求めても満足できる作品なのではないかなと思います。ハレンチな下着や尿道に綿棒を突っ込むか突っ込まないかという攻防で笑わせてくれたかと思いきや、浩太が以前好きだった男性・深津が登場して一気にシリアスな雰囲気にもなったり。牧のナンパさに一人前に余裕を見せる浩太も芯がしっかりしてるし、牧もそうやって自分が簡…

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P.B.B. プレイボーイブルース 3 コミック

鹿乃しうこ 

2人の関係性の説得力が格段に増した

 とても読み応えのある展開ばかりが詰め込まれていて、今までよりもさらに濃さが増していた気がしました。純佑の異母弟や忍の母親が絡んで来て、それぞれ恋人の家族に対して接し方を考える話が続きます。信頼のおけるカップルであるからこそ、そこまでできるわけですよね。純佑の弟はなかなか取っ付きにくい鋭さがあるし、忍の母親はかつて忍を蔑ろにしていた人。けっして穏やかなだけではない赤の他人(恋人の家族とはいえ)に対…

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Punch↑ コミック

鹿乃しうこ 

ビジュアルも性格もアレがないのも最高な受け

 浩太が可愛い。とにかくそれに尽きました。ツンデレともちょっとニュアンスが違っていて、強気健気とでもいうべきでしょうか。相手が自分よりずっと年上でもまったく臆することなく自分の意見を言える堂々とした態度がすごく好み。しかも、そういう受けにありがちな子供っぽい突っかかり方でもなく、発言の内容は至極まともなことばかりだし、年上の牧と並んでいても落ち着きすら感じさせます。この絶妙なバランスが素晴らしかっ…

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P.B.B. 2 コミック

鹿乃しうこ 

本当は自分に不安を感じているのでは

 純佑の言動には安定感がありますね。忍への気持ちが一切ブレない。忍が勝手に不安の種を見つけ出すことはあるけれど、彼も心から純佑を疑っているわけではなく、むしろ自分に真っ直ぐぶつけられる気持ちにプレッシャーを感じてしまい、それが気付かない内に純佑に対する不安に変わっているのではないかという気がしました。自分も常に同じくらいの熱量を返したいけど、今までの生き方、考え方をそう簡単には変えられないから、ど…

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P.B.B. 1 コミック

鹿乃しうこ 

受けのギャップが激しい

 お互いホストでNo.1という経歴があるくらいですから、もっとライバル意識が強くて殺伐とした雰囲気でもおかしくなさそうなのに、結構ピュアな恋愛を繰り広げているところが面白いですよね。純佑は年下なのに落ち着きも相手を甘やかす余裕もあって、職場でもイキることなく硬派で真面目なイイ男。一方、忍もちゃらちゃらしているかと思いきや、浮気性に見えて実は誰よりも純粋で恋愛下手。見た目と真逆なこのギャップがたまら…

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